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2021年12月 8日 (水)

2035±5年 南海トラフ巨大地震プロジェクト

 

 私は、「京都大学2020年度退職教員最終講義 鎌田浩毅(人間・環境学研究科)」の南海トラフ大地震に関する情報をYouTubeで見て、驚嘆して地震対策の準備を加速させた。

 私は、これを危機管理プロジェクトとして考えた。プロジェクトだから目的、対象品、納期、費用、担当者、を考える。

 私は一市民であるから、できる範囲を個人、町内に限定する。自分の城は自分で守る。それが危機管理の鉄則である。その情報はネットで共有して、皆さんに役立ててもらう。もっと社会に力と責任を持つ為政者は、その対策を強力に進めて頂きたいと願い、この記事を書いている。

 

 「知識は力なり」(フランシス・ベーコン)。地震に対する知識を深めることは、命を守る力となってくれる。その知識の有無で、災害時の生存率が変わってくる。

 鎌田浩毅教授も、南海トラフ大地震の怖ろしさを、皆さんが深く認識していないのに危機感を覚えて、最終講義をされ、これを広めて欲しいと熱望された。

 「知りたることを、人に教えざるは、借金をして返さざるが如し」(福沢諭吉翁)

 

目的: 予想される被害を最小にする。

 自然災害の地震を防ぐことはできないが、減災はできる。

 今から準備すれば被害の8割が減らせる。(鎌田浩毅京大教授)

 

予想される災害(カッコ内は東日本大震災)

  死者32万人 (2万人)

  被災者 6000万人 日本人の半分で、人ごとではない

  被害額 220兆円 (20兆円)

   土木専門家は1410兆円と試算する人もある

   ちなみに日本の年間税収は60兆円

  津波高さ 32m

   つまり東日本大震災の10倍の被害である。

 

 大垣市に限定すれば、震度6強が大垣市を襲う。

 大垣市の地盤は軟弱なので、対策が必要。

 幸い、大垣は津波の直接被害はない。

 電気・ガス・水道が1週間は止ると予想される。

 

守る対象:

  人の命、自宅の家屋の防御、生活空間、生存手段、町内の防御

  

納期: 2030年までに準備が必要

 次の南海トラフ大地震が発生する予想時期は2035±5年である。

 これは地球物理科学から導かれた計算値である。2035年頃(2030年~2040年)に南海トラフ大地震が来ることは、地球物理学的に100%の確率である(鎌田浩毅京大名誉教授の説)。発生日時迄は予想できないが、上記の時期に地震が来ると断言できる。

  

 

履歴 南海トラフ巨大地震

 過去を知れば、未来が分かる

 

 684年  白鳳大地震 M8.25

 887年  仁和地震  M8.25   (前回から203年後)

1096年  永長地震  M8~8.5   (209年後)

1099年    康和地震  M8~8.3    (3年後)

1361年  正平東海地震 M8.25~8.5(262年後)

1361年  正平南海地震 M8.25~8.5 同年

1498年  明応地震  M8.2~8.4 (137年後)

1605年  慶長地震        (107年後)

1707年  宝永地震  M8.6    (102年後)

1854年  安政東海地震 M8.4   (147年後)

1854年  安政南海地震 M8.4    (32時間後)

1944年  昭和東南海地震 M7.9 (90年後)

1946年  昭和東南海地震  M8.0 (2年後)

2035年±5年 次期推定         (89年後)

  2035年を算出した根拠は別ブログで解説します。

 

 

1

   気象庁 大阪管区気象台 | 南海トラフ地震特設ページ より

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準備品

 家の耐震補強、耐震診断

 非常食等の準備

  水、食料、簡易トイレ (3日分)

 非常連絡網の整備

 避難先、避難経路の準備

 非常時の行動を家族で共有

 防災倉庫

 消火器

 

当面の対策

 私は、今日(2021年12月8日)、自宅の耐震予定対策に対する診断を設計士に依頼をした。既に自宅の耐震工事は終わっているが、弱い部分の再対策である。再耐震診断の結果に基づき、数年以内に補強工事をする計画である。すぐやる必要はないが、1,2年以内にやろうと思う。

 

 明日が母の命日である。母が思いを込めて建てた家である。大事にしたいと思う。それが最大の供養である。

 

2021-12-08  久志能幾研究所通信 2232号  小田泰仙

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