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2021年6月 7日 (月)

タバコが原因で認知症になる

 

 歯を失うと、脳への刺激が薄れて認知症になる確率が増える。タバコは歯を失う確率を上げる。

 喫煙者は、近い将来、認知症の予備軍となるので、心して付き合おう。いつ何時認知症を発症して、その人がその人でなくなるかも知れないのだ。

 私はつい最近もその実例を体験した。あんないい人だったのに、が悔いの想いである。その人のためにやったことに対して、その人から煮え湯を飲まされたれた。どう考えても、認知症になったとしか考えられない。

 

歯を失うと認知症のリスクが2倍に

 厚生労働省は、噛む能力が弱く、かかりつけの歯医者がない人ほど認知症になる確率が高くなる研究結果を発表した。

歯が20本以上残っている人に比べて、歯が数本で入れ歯を使わない人の認知症リスクは1.9倍に、かかりつけの医院のある人に比べてない人の認知症リスクは1.4倍になる。

 さかした歯科医院のHPより(2021年6月6日)

 http://www.418888.jp/index.html

 

歯への害

 海外では、喫煙は歯を失う元凶として、早くから注目されてきた。

 歯科分野の専門家が喫煙を問題にするのは、それが歯槽膿漏を招き、歯が抜ける原因になるたらだそうだ。煙に含まれる物質のせいで、歯肉の血のめぐりが悪くなったり、唾液の分泌が減ったり、細胞が変化したりするためである。

 米国の歯科医師会は、「会員は、患者に対し喫煙の悪影響について助言し、若者には禁煙習慣をもたないように警告するように」との宣言を1963年に採択した。20年後に調査したら、会員の7割が患者に禁煙を助言するようになっていた。

 歯科医自身も、60年代には5割だったのが、今では1割にまで減っている。

             〔この項:『朝日新聞夕刊 1995.12.12「窓」〕

 

50年間で喫煙率は激減

 厚生労働省の国民健康栄養調査によると、日本人の喫煙率は、平成19年が24.1%で、平成29年には17.7%になり20%を切っている。男女別では、男性が平成19年が39.4%、平成29年が29.4%。女性が平成19年が11.0%、平成29年が7.2%と確実に減少している。

歯科医の喫煙率は一般以上

 歯科医の喫煙率については、奈良女子大学の高橋裕子さんの2020年の報告によると、日本歯科医師会員の喫煙率は、男性25%、女性3%と出ている。特に男性については、国民の平均喫煙率よりも高い。確かに、某歯科医師会の旅行中は、皆が平然と煙草を吸っているとの話を聞きます。まんざら嘘ではない話の様です。

【岐阜県土岐市・土岐内科クリニック】のブログ

https://brain-gr.com/tokinaika_clinic/blog/health/5-reasons-you-should-never-quit-dentist-smoking/

 

2021-06-07   久志能幾研究所通信 2052 小田泰仙

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