« 巣ごもりで コロナ如きの サギ飛来 | メイン | 極楽運転 お肌のお手入れ »

2021年2月 5日 (金)

ご用心「工業ミシンを引き取ります」の電話セールス

 

 知人宅に「工業ミシンを引き取ります。不用品を引き取ります」と名古屋の業者から電話がかかってきた。それは詐欺まがいの業者であった。今時、電話での勧誘商売には、ご用心である。

 知人がこの電話に応じて、処分に困っていた工業ミシンを引き取ってもらおうと、来宅を承諾した。ところが来宅した業者は、その工業ミシンをちょっとだけ調べてから「この工業ミシンは型が古いから引き取れない。他に金の指輪などはないか」とほざいた。

 

不審点

 まず第一の不審点として、工業ミシンを引き取りに来たのに、その業者は、トラックでなく普通の乗用車でやってきた。工業ミシンの重量は普通のミシンの何倍もの重さがある。だから知人は処分に困っていた。

 第二に、工業ミシンを処分するのに、型が古いから引き取れないなど、電話セールスの謳い文句に嘘がある。

 そもそも、この時代に電話セールスをする業者は信用できない。電話セールスとは、相手の時間を盗んでいるのだ。

 

時間泥棒

 私が電話セールスを受けたら「どこで俺の電話番号を調べたのだ!」と電話口で怒鳴って、電話を切っている。

 今時、相手の都合を考えず、一方的に電話をしてくる業者など、信用が出来きるはずがない。時間は命なのだ。相手の時間を大事にしない業者は、商人失格である。

 

業者の本心

 結末として、その業者に家にあった古い金の指輪を見せたら1万円ならと言って、引き取っていった。後日、ネットで調べたら、お店の業者なら8万円くらいで引き取ってくれる物件であった。騙されたのだ。

 またその時、業者は家の中をじろじろ見て物色をしていたようだ。工業ミシンを所有している家なら、商売をやっていたはずで、カネ目のモノが沢山あるはずと物色したようだ。それで後で空き巣でもやられたら、大損害である。

 

処分にもお金がかかる

 今は処分するにもお金がかかる。それを念頭にモノを買おう。只ほど高いモノはない。簡単に処分できない大型品は、正規の手続きで処分するのが正しいやり方だ。此の世で只ほど高いモノはない。

 一番カネのかかる処分品は、腐れ縁である。悪縁の者に貢いだカネは、手切れ金として、人生の勉強代として考えるの最善である。私は、ここ1年間で、5件の腐れ縁を切った。早めに心の腐敗した相手と縁が切れて良かったと思う。そんな縁と付き合っていると不運が舞い込む。人間が経験を積むにもお金がかかるのだ。

 

2021-02-05   久志能幾研究所通信 1911  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

コメント

コメントを投稿