巣ごもりで コロナ如きの サギ飛来
詐欺にご注意
詐欺メール、400人に一人が騙される
最近、詐欺メールやウイルスメールが私のPCやスマホに頻繁に飛来する。それで詐欺の実態を報告する。
振り袖無料プレゼント詐欺
1999年に起きたのが「振り袖無料プレゼント詐欺」である。「京都染織振興会」というもっともらしい団体名を使い、振り袖の無料プレゼントに当選したという「当選通知」を、若い女性をターゲットに片っ端からダイレクトメールを送り付けた。つられて来た客に「お仕立て代だけ頂戴します」とやった。
ここで興味深いのは、ダイレクトメールの数が1100万通と膨大で、詐欺に引っかかる人の統計データとして有益であった点である。これを検証する。
ダイレクトメール数 1100万通(母数)
詐欺まがい業者の会場に出向いた人 38,000人(3.45%)
実際に高い買い物をした人 26,000人(2.36%)
この項、水澤潤著「数字を読む」(週刊文春1999.3.25号)のデータを参考。
結論
結論は怪しいダイレクトメールに対して、怪しさを見抜けないボケた人(認知症?)が300人に1人存在し、そのうち70%が言われるままに金を払う。これを日本全国に当てはめると、怪しさを見抜けない人が40万人も存在する。これは詐欺師にとって美味しい話である。だからオレオレ詐欺みたいな詐欺や怪しい商法が無くならない。
仮に400人に一人が、詐欺に引っかかるとして、ダイレクトメール費用を一通200円とすれば、一件8万円以上の利益が出る詐欺をすればペイする。(200円×400人=80,000円)
これが、費用の低いインターネットメールならもっと敷居が低い。詐欺師のやり題放題である。コロナ禍のため、巣ごもり需要が起き、詐欺も大繁盛である。
最近の詐欺メール
だから最近のパソコンやスマホで詐欺メールやウイルスメールが急増して氾濫している。わずか6ヶ月間で30通の詐欺メールが、私のPCに飛来した。発信メール数を多くすれば、確率的に400人に一人は騙されるのだろう。しかしこれで騙されたら認知症である。
下記は私のPCやスマホに来た実際の詐欺メールの代表的な題名リストである。私がブログで発信しているので、そのアドレスを攻撃してきたようだ。皆さんもこの種のメールにはご注意を。
詐欺の手口
その手口の典型は、「貴方のアドレスの不正使用が検出されたので、アドレスを封鎖した。添付のアドレスをクリックして、解除の確認をしてください」である。下記はその詐欺メールのタイトルである。
注意すべき点は、送り先のアドレスを見ることだ。アドレスが少し変形されて書かれている。正規のアドレスではなく、紛らわし表現でアドレスを変えた騙しのテクニックである。
JCB利用確認のお願い
(私はこのカードを持ってもいない)
住友カードの利用確認
(私はこのカードを持ってもいない)
Rakutenの支払いができません
(楽天の代理からのメールで、ミエミエの詐欺)
宅配不在通知(スマホのショートメールで)
(どこの宅配業者か明記無し。宅配の依頼をした記憶なし)
Amazonプライムのアドレス停止
(私はそのアドレスを持っていない)
Amazon.co.jp アカウント所有権の証明(名前、その他個人情報)の確認
(文面が異常であった)
メールヘルプデスクから封鎖通知
(使っていないディスクが一杯になった?)
Аmazon お客様アカウント緊急停止につきまして
(私はそのアドレスを持っていない)
2021-02-04 久志能幾研究所通信 1910 小田泰仙
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