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2021年2月 4日 (木)

巣ごもりで コロナ如きの サギ飛来

詐欺にご注意

    詐欺メール、400人に一人が騙される 

 最近、詐欺メールやウイルスメールが私のPCやスマホに頻繁に飛来する。それで詐欺の実態を報告する。

 

振り袖無料プレゼント詐欺

 1999年に起きたのが「振り袖無料プレゼント詐欺」である。「京都染織振興会」というもっともらしい団体名を使い、振り袖の無料プレゼントに当選したという「当選通知」を、若い女性をターゲットに片っ端からダイレクトメールを送り付けた。つられて来た客に「お仕立て代だけ頂戴します」とやった。

 ここで興味深いのは、ダイレクトメールの数が1100万通と膨大で、詐欺に引っかかる人の統計データとして有益であった点である。これを検証する。

 

 ダイレクトメール数          1100万通(母数)

 詐欺まがい業者の会場に出向いた人   38,000人(3.45%)

 実際に高い買い物をした人       26,000人(2.36%)

 

 この項、水澤潤著「数字を読む」(週刊文春1999.3.25号)のデータを参考。

 

結論

 結論は怪しいダイレクトメールに対して、怪しさを見抜けないボケた人(認知症?)が300人に1人存在し、そのうち70%が言われるままに金を払う。これを日本全国に当てはめると、怪しさを見抜けない人が40万人も存在する。これは詐欺師にとって美味しい話である。だからオレオレ詐欺みたいな詐欺や怪しい商法が無くならない。

 仮に400人に一人が、詐欺に引っかかるとして、ダイレクトメール費用を一通200円とすれば、一件8万円以上の利益が出る詐欺をすればペイする。(200円×400人=80,000円)

 これが、費用の低いインターネットメールならもっと敷居が低い。詐欺師のやり題放題である。コロナ禍のため、巣ごもり需要が起き、詐欺も大繁盛である。

 

最近の詐欺メール

 だから最近のパソコンやスマホで詐欺メールやウイルスメールが急増して氾濫している。わずか6ヶ月間で30通の詐欺メールが、私のPCに飛来した。発信メール数を多くすれば、確率的に400人に一人は騙されるのだろう。しかしこれで騙されたら認知症である。

 下記は私のPCやスマホに来た実際の詐欺メールの代表的な題名リストである。私がブログで発信しているので、そのアドレスを攻撃してきたようだ。皆さんもこの種のメールにはご注意を。

 

詐欺の手口 

 その手口の典型は、「貴方のアドレスの不正使用が検出されたので、アドレスを封鎖した。添付のアドレスをクリックして、解除の確認をしてください」である。下記はその詐欺メールのタイトルである。

 注意すべき点は、送り先のアドレスを見ることだ。アドレスが少し変形されて書かれている。正規のアドレスではなく、紛らわし表現でアドレスを変えた騙しのテクニックである。

 

 JCB利用確認のお願い

  (私はこのカードを持ってもいない)

 住友カードの利用確認

  (私はこのカードを持ってもいない)

 Rakutenの支払いができません

  (楽天の代理からのメールで、ミエミエの詐欺)

 宅配不在通知(スマホのショートメールで)

  (どこの宅配業者か明記無し。宅配の依頼をした記憶なし)

 Amazonプライムのアドレス停止

  (私はそのアドレスを持っていない)

 Amazon.co.jp アカウント所有権の証明(名前、その他個人情報)の確認

  (文面が異常であった)

 メールヘルプデスクから封鎖通知

  (使っていないディスクが一杯になった?)

 Аmazon お客様アカウント緊急停止につきまして

  (私はそのアドレスを持っていない)

  

2021-02-04   久志能幾研究所通信 1910  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

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