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2020年12月19日 (土)

無苦集滅道  修行の道を歩く  磨墨知119

 

 悩みに満ちたこの世で、人生の「苦」を見極めて、その原因を探り(集)、それを無くせば(滅)、安らぎの世界に入れる。その過程が修行の「道」である。どんな事にも原因がある。それを除かない限り問題は無くせない。その解決の過程で多くの学びがあり、人として成長ができる。それをお釈迦様は二千年前に説かれている。

 

対処療法の愚

 自分の不幸(苦)を嘆くだけでなく、なぜそうなったか(集)を明確にして、それを無くす対策(滅)をする。それが修行(道)である。それなくして幸福にはなれない。

 

 それを苦があるからと、原因(真因)も探らずに、ショートカットで、安易に解決を新興宗教に求めるからオウム真理教のような事件が起こる。人生の問題は、御祈祷やお布施やヘッドギヤで解決するものではない。自分がなぜ苦しんでいるかの真因を探し解決のための努力をしない限り、豊かな時間は創造できない。

 

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大垣経済没落症

 大垣経済が20年間も衰退の一途を辿っている。それを市長の小川敏は愚かな対処療法で済ますから、いつまでたっても大垣の衰退傾向が止まらない。なぜ小川敏はそんな人間になったかの真因を解明しないと、大垣は復活しない。

 

唯我独尊でなく唯我毒尊

 小川敏はふんぞり返って人を見下し、人の助言を聞かない。それは60年前の父親の振る舞いを、潜在意識に何百回と植え付けられたからだ。そうやって小川敏は父親から洗脳教育を受けた。母親からは厳しい吝嗇の躾を受けた。「政治は金がかかるから、政治家になるのは止めて欲しい」と母親から泣いて政治家になるのを反対されれば、少なからず心に影響がでる。それはオウムの洗脳教育と同じである。

 人は一番多く見たこと、聞いたことを、自分の心に植え付ける。小川敏の性格が原因で、大垣市は没落した。そういう傲慢で吝嗇な人間を市長に選んだ市民の責任だ。東大卒信仰が、大垣市を没落させた真因である。「東大卒だから、市長として優秀」は間違いを理解しよう。

 エリック・バーン博士の「交流分析」(末尾に注)を学べば、小川敏の性格形成の経過は容易に納得できる。

 人間の脳は、13歳までに97%が完成する。その間の親の躾がその性格形成を支配する。一日20回の決断をするとすると、10年間で73,000回の洗脳教育を受ける「親の因果が子に報い」、「三つ子の魂 百まで」は正しい諺である。

 

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日本経済停滞症

 日本経済が30年間も低迷していて、それを対処療法で済ますから、いつまでたっても回復しない。財務省の役人が利権で政策を決めるから、経済が回復しない。減税すれば、すぐ経済が復活するのに、日本の役人は減税せず、逆に増税である。日本は4度増税して、4度とも景気が腰折れした。それが財務省の役人には見えない。役人は増税に盲目になっている。

 アメリカは、トランプ大統領が減税政策をして、好景気に沸き、年率3%の経済成長を遂げている。日本は増税をして成長率1%である。因果応報で当然の帰着である。

 日本の役人が、欧米の拝金主義、グローバル経済主義政策、外人労働者を導入するから、ますます泥沼に入り込む。それが30年間も同じ過ちを繰り返している。高学歴の役人は、昔に得た知識でしか考えられないからだ。役人は知恵と勇気がない。役人の最大の恐怖は、前例を変えること、新しいことをやることである。 

 その根本原因は、政府高官が利己主義に走り、公僕として国の為、利他の精神で働かなくなったためである。その原因は、日本を二度と米国に歯向かわせないようにとGHQが施した日本衰退作戦にある。70年経って、それがじわじわと効いてきた。GHQは二宮尊徳の像も撤去し、家制度を破壊し、日本人の精神を破壊した。

コロナ対処療法

 新型コロナウイルス対策でも同じである。それを対処療法でやるから、コロナ禍が収束しない。どんなものにもワケがある。因果応報である。

 

人間関係のこじれ

 何故、己の人間関係はこじれるのか。その真因を見付けて対策を打たないから、何時までも組織の問題児であり続ける。50年前の幼児期の親の躾まで遡らないと真因は見つからない。

 

ギャンブルでの負け込み症

 株やギャンブルで負け続けるのは、目先の動向に左右され、対処療法でドタバタするからだ。それで益々泥沼に入り込む。なぜ自分がそんな対処しかできない人間になったかを明らかにしないと、何時まで経っても勝てない。親がアダルト(大人の性格、合理的思考)の環境を教えず、自らも合理的なの考えを習得しなかったためだ。(「交流分析」より)

 

スマホ中毒症

 なぜ己は、人と面談している時にも、スマホをいじりに我慢が出来ないのか。何故スマホ中毒から抜け出せないのか。

 スマホをいじるとは、相手に「あんたと話すよりスマホの方が面白い」と行動で侮辱しているのだ。それで運を良くして、人間関係を良くしようなど、おこがましい。そんな習癖になった真因を、己の50年前の幼児期の親の躾教育にまで遡らないと問題は解決しない。脳があちこちと興味のあることに振り回され、一つのことに集中できないのが真因である。

 

オダ佛教の解決策

 オダ佛教では、トヨタ式の「なぜ何故を5回繰り返す」という修行(?)をして、それを解決している(?) オダ佛教では、「苦」は自分を成長させるために、仏様が授けた課題だと認識して、修行に励んでいる。何事も一段階(一段界)上の立場で物事を俯瞰しないと、真理が見えない。さらに、問題は自分で見つけて、自分で解決しなければ、修行とは言わない。

 

 キリスト教は「求めよ、されば与えられん」と教える。

 トヨタ生産システム教(TPS)を本山に仰ぐオダ仏教では、「考えよ、何度も何度も、何故なぜと考えよ。真因を見付ければ、天国は与えられん」である。人と同じことをやっていて、儲かるわけがない。時間を有効活用しなければ、何事も成就しない。時間は命なのだ。

 この大事な言葉「無苦集滅道」は、般若心経のど真ん中に配置されている

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交流分析とは

 交流分析(Transactional Analysis,TA)とは、1950年代後半に、精神科医エリック・バーンによって提唱された一つの心理学パーソナリティ理論である。人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。応用範囲は広く、ソーシャルワーカー、警察官、保護観察官、宗教職者などのカウンセリングで用いられる。

  • 自我状態モデルとしては、恐らく、P(Parent、親)、A(Adult、成人)、C(Child、子供)というPACモデルが最も知られており[1]、このモデルは、どのように人々が行動し表現するかということについての理解を容易にしている。
  • コミュニケーションの理論としては、交流分析は、システムと組織の分析における方法にまで及んでいる。
  • 交流分析は、子供の発達理論も提供している。
  • 交流分析は、「何が問題なのか」「私はどのように人生を過ごせばよいか」といった問題に答えるための、人生脚本という概念を提唱している(ここで脚本とは、ある一人の人生である。)。
  • 交流分析は、幅広い精神病理学の理論をも提供している。脚本は、交流分析によれば、結果というより、むしろ苦悩、強制、自虐的行動、その他精神的障害を証明するのに有効である。

 Wikipedia より 

 2020-12-19 久志能幾研究所通信 1867  小田泰仙

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