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2020年11月 5日 (木)

大垣の大餓鬼妖怪、子供の夢と寄付金を喰う

 

 大垣には、40年前は小さな存在であった妖怪が、今は巨大な権力を持った大餓鬼妖怪に成長して、大垣にのさばっている。その妖怪は、大垣の未来を背負う子供たちの夢と、市民の寄付金を喰い散らかして、ますます大きくなっている。その女王妖怪が、小川敏である。その大妖怪が妖怪の子をどんどん産んで増殖させている。大餓鬼妖怪が、体に寄生しているので、大垣市は衰退の一途である。

 その結果が、大垣駅前商店街の消滅(80%が閉店)である。経済成長率がマイナス1%である。総合的な神のお告げは、公示地価の暴落である。小川敏が市長に就任した時から大垣の公示地価が19年間、連続で下落で、半値以下に暴落した。市場の評価は神の如くである(松下幸之助翁の言葉)。

 

子供の夢を喰う

 大垣市の小川敏は、「子育て日本一」と勝手に宣伝しているが(言うのは自由)、実質はその真逆である。大嘘である。

 大垣市の児童生徒一人当たりの教育費は県下最低である。大垣市の教職員の給与は、岐阜市のそれよりも年間で210万円も低い。それでいて大垣市職員の給与は県下一の高さである。

 子供の教育費の多寡は、そのまま子供の成績に影響する。東京大学に進学できるのは、裕福な家庭の子弟が大半である。親が子供の教育に金を投入したのだ。金持ちはますます金持ちになる仕組みである。それが現代の格差を生んでいる。

 それから推定すれば、大垣の子供は、大垣市が子供に教育に金をケチるので、劣悪な教育環境となり、教師の給与が安いため教師の目が子供に届かず、他市に勉強で比べて負けるのが必然である。大垣市の子供の未来は悲惨である。大垣の子供の多くがフリーターになる確率が増える。だから小川敏の「大垣は子育て日本一」は大嘘である。

 

寄付金を喰う  大垣市の異常さ

 大垣市は、市長の小川敏名で多くの寄付を要求してくる。大垣市が半強制的に募ってくる寄付先の事業は、本来市民税から賄うべき内容である。大垣市はその責務を放棄している。大垣市民は十分すぎる税金を払っている。しかし、それを役人が自分達の天下りの目的で運営しているので、金が足りない、たりないと寄付を募ってくる。善意の寄付なのに、金額と集金目標金額まで提示して寄付を要求してくる。まるで大餓鬼妖怪である。

 

あれあれ詐欺

 その寄付金の多くは、各自治会からまとめて支払われるので、大垣市民は寄付金を払っているということさえ知らずに、お金を支払わされている。各自治会は、各家庭を回って寄付金を集金する手間を省くため、自治会費にそれを含めて、自治会費としている。

 オレオレ詐欺より質が悪いのは、住民は知らない間に「あれあれ」という間に、年間数千円が、隠れた税金として徴収されている。金額は少ないが、大垣市の6万世帯も、その手口で金を集めれば、総額1億5千万円のカネが集まる。

 

不明朗な会計

 大垣市役所は、寄付金は人の金だと思って、その会計報告も不明朗である。寄付金総額の2割が寄付集めの人件費やご苦労さん会費用で消える。

 小川敏が大垣支部長をしている赤十字社に寄付を出しても、その8割分しか、被災地に行かない。赤十字社は、寄付金の2割を「手数料」として差っ引くのだ。本来この組織は公的組織にすべきである。その位置付けが曖昧だから、会計不明瞭で不正の温床になっているようだ。

 呆れたことに大垣市は、その集金額に応じて7%の金をキャッシュバックとして、集金した各組織にバラ撒いている。まるで口止め料だ。寄付として善意で出した金なのに、キャッシュバックなど狂気の沙汰である。正に餓鬼の妖怪である。

 

自衛の防災整備に金がない

 共同募金等の寄付は大事だが、その前に自分達用の自衛の防災整備が大前提だ。すくない自治会費の中から数千円の寄付金が募集されれば、自分達が非常食料の備蓄の金も使えない。市への寄付ばかりにお金を回して、自分達の防災準備が疎かでは本末転倒だ。それでは、肝心の時、他人に迷惑をかける。

 

役人妖怪はこの40年間で自己増殖、役人妖怪天国となる

 私の学生時代の40年前は、市役所の給与は安いとの定評であった。だから多くの学生は役人を志願しなかった。しかしこの40年間で、役人は利権確保と待遇改善のため、少しずつ利権や役得を「お手盛り」で拡大して、今では、市の職員の給与は、一般市民の2倍の年収となっている。

 お役所はリストラもなく、不景気でも、新型コロナウイルス騒動でも給与は変わらない。役人天国ある。それでいて、今回のコロナ対策の特別給付金も満額貰っている。

 市長も議員も誰もその特別給付金を辞退しない。海津市の市長、教育長、議員は給与カットを申し出て、実施している。

 

 

大垣市の税金の高さ

 大垣市の住民税は全国792の市町村中で、14位という高さである。それでいて、市民の年間給与320万円、全国280位である。市の職員の年間給与は県下一で760万円、全国40位と高額である。何かおかしい。異常事態である。

 新市庁舎建設でも、その費用の市民一人当たりの負担金は、県下一の高さである。要は、大垣市は税金を使い放題で運営している。それは、大垣市役所が、寄付金の名目で、見えない税金を半強制で集めて「不労所得」が多いからだ。まるで乞食を3日やれば止められない、と同じである。

 

不公平

 大垣駅前マンションの住民は自治会に入っておらず、寄付金等の大垣市の協力金は一切出していない。大垣駅前マンションには、1億円の部屋を2つも所有している地元大手会社の元社長もいる。それで何の問題もなく、文句も言われず住んでいる。市民として不公平である。私はそれに不合理を感じる。

 

大垣市より強制的に割り当てられる寄付金(一人当たり)

この寄付金は隠れた税金

赤い羽根募金    100 円

共同募金      300 

社協費       300

カーネーション寄付  70

緑の募金      100

赤十字募金     500

地区社協費     100

消防後援会     500

婦人会助成金    450

合計        2,420 

 

大垣市の無駄遣いを防ぐ対策

 そういう「不労所得」が多いから、大垣市は岐阜県下一豪華な新市庁舎と建てる無駄遣いをしている。新市庁舎の建設費で比較すると、市民一人当たりの負担金は、大垣市は岐阜県下で一番高い。かつ大垣市役所の職員の給与は県下一高い。一般の大垣市民の年収の2倍である。岐阜市のそれよりも高い。その資源は市民税と寄付金である。

 我々は、小さな「強制的寄付金ノー」の声を大垣市役所に突き付けるべきだ。寄付をされたい方は、個人的に直接募金箱に入れればよい。何か行動を起こさないと、永遠に状況は変わらない。

 災害が起きても大垣市役人は、立派な御殿のような新市庁舎で守られるので安心だが、一般の大垣市民は防災整備もなく、悲惨な状況になる。

 

参考

一般会計に占める寄付金比率比較

 大垣市は寄付金依存が他市に比べて異常に多い。

 

     令和2年度

      一般会計収入    うち寄付金額 比率

大垣市    603億6000万円  7.24億円  1.20%

岐阜市   1790億1000万円  2.10億円  0.12%

多治見市   417億5368万円  0.64億円  0.15%

高山市    422億3779万円  0.06億円  0.014%

刈谷市    607億8000万円    0.02億円    0.003%

高崎市   1655億2000万円  1.30億円  0.078%

 

 刈谷市と高崎市は参考

 刈谷市は愛知県の中核工業都市、高崎市は群馬県の中核商工業都市

 

市庁舎費用比較

 新市庁舎の市民一人の建設費は一番高く、大垣市は県下一豪華な市庁舎を建てた。大垣市は一人当たりの年間歳入(税収・稼ぎ)が岐阜市、刈谷市より少ないのに、一番豪勢な市庁舎を建た。分不相応で狂気の沙汰である。

 刈谷市は市民一人当たりで計算すると大垣市より11%も財政が豊かだが、大垣市より25%も安い新市庁舎を建設している。

 岐阜市の新市庁舎は、大垣市より21%も安い。

 

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

 

大垣市・岐阜市の職員給与比較

大垣市職員の給与は県下最高レベル。岐阜市のそれより高い。

 

      一般職     教育職

大垣市   665.62万円  529.61万円  2016年

岐阜市   639.87万円  738.09万円  2014年

  給与.comより https://kyuuryou.com/city/212016/?nendo=2014

 

 大垣市議の年収   942万円 全国115位

 大垣市役所職員年収 685万円  全国67位( 全国792市中で上位)

           岐阜県下一位(岐阜市より多い)

 岐阜市役所職員年収 672万円 (全国117位)岐阜県下二位

 岐阜市民の年収   344万円 全国170位

 大垣市民の年収   320万円 全国280位

 

 大垣市の教育費は県下最低レベル(2019年)である。

 大垣市の教師の年間給与は、岐阜市のそれより210万円も低い。

 こんなことで、大垣市の未来を担う子供たちの教育が心配だ。

 どこに市民の税金が消えたのか? 大垣市役所職員の給与に、お手盛りで、振り向けられた。

 

大垣市の児童生徒一人当たりの教育費比較

      一人当り予算   児童生徒数 

         千円  大垣100で   人

 多治見市    735    158    8,862  

 岐阜市     529    114    32,074  

 可児市     517    111    8,352   

 大垣市     465    100    14,400  

 各務ヶ原市   445     96    12,525   

 刈谷市(愛知県)918    197    11,120 

2020-11-05   久志能幾研究所通信 1814  小田泰仙

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