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2020年8月16日 (日)

磨墨知663 フリーセックスを目指そう

 差別や障害がないから、物事を進めるスピードが上がる。こだわりを持つと回り道をしなければならない。それが時間を奪う。

 スウェーデンのフリーセックスでいう「Free」とは、性からの拘束、社会規則や昔の慣習からの自由・開放という意味で、日本で取り立たされている淫乱不埒なセックス風俗の推進ではない。スウェーデンでは援助交際もヘルスないし、ポルノショップも大都会で数軒しかない。

 このフリーとは、今の表現でいうとダイバーシティである。多様性こそ拘束からの解放(フリー)である。各所の規制、制約からの解放である。今の日本はこのダイバーシティがなく、社会が硬直化しているから、経済成長率が欧米の半分以下である。固い頭からは、稼げる商売は生まれない。

 ダイバーシティが進んだアメリカの経済成長率は3%、欧州は2%である。ダイバーシティが遅れている日本の経済成長率は1%である。

 小川敏に牛耳られて、ダイバーシティが、全く進んでいない大垣市の経済成長率はマイナス1%である。

 

 例えばsmoking freeとはタバコの煙からの自由という意味で「禁煙場所」である。スウェーデンでは、小学校から性教育がきちんとされている。この国では愛がないと何事も進まない。結婚も離婚も自由だから不倫もない。結果として、望まれないで生まれてくる子供はほとんどない。Freeだから愛に自己責任がある。一人の人間としての人生時間を両親から愛を持って育てられるから責任ある人生を送れる。

 現代の日本の親が、躾け教育を放棄した現実が、「切れる」子供の多発である。無責任な親が日本の社会の時間を奪っている。フリーには責任が伴う。親が子供の教育に責任をもたなくて子供の将来の時間はない。

 

Free: (to do smoothing) not under the control or in the power of somebody else

     (Oxford現代英英辞典)

00010004s  スウェーデン第二の都市 イエテボリの風景 1985年9月14日 著者撮影

 

2020-08-16 久志能幾研究所通信 1708  小田泰仙

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