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2020年5月16日 (土)

八重須(8S)の心で金儲け

 

整理整頓とは、無精大陸を無着陸横断飛行

 整理整頓は仕事ではないが、仕事をする前の責務である。道徳みたいな存在である。仕事とは人生である。人生から仕事を取ったら、人は生ける屍である。整理整頓は、尊い仕事に対する神前奉仕である。

 散らかっているモノを見付けたら、持ち上げて、途中で近くの机に仮置きではなく、定位置まで運ぶか、そのままゴミ箱に入れる。一度、モノを持ち上げたら、着地せず、目的地まで無着陸横断の空中移動をさせよ、である。

 

「大西洋」無着陸横断飛行

 整理整頓とは、リンドバーグが成し遂げた「大西洋」無着陸横断飛行と同じである。強い決意で、己の心に巣くう「無精な大西洋」を無着陸で横断しなければ、怠惰な生活に墜落する。それがゴミ屋敷にしないための小さな心掛けである。持ち上げた品物を無着陸で、定位置に置くのが、整理整頓である。

 誰でも出来そうで、なかなかできない心がけである。それを「年間150万円、10年間で1500万円の儲け」だとニンジンをぶら下げて、取り組もう。

 

150万円の金儲け

 ビジネスマンは年間、150時間もモノを探すために浪費している。150時間はプレジデント社のデータである。コクヨは、その時間を年間80時間と社員の実測データから割り出した。だから実際に人は、年間150時間くらいは、探しものに時間をかけているようだ。ビジネスマンの時間レートは一分100円、1時間1万円である。それから計算すると、整理整頓をすれば、年間150時間、150万円のロスがなくなる。

 

5S、8S

 トヨタ生産方式の神髄は、5Sの徹底である。5Sとは、整理・整頓・清潔・清掃・躾である。オダ仏教では、8S(八重須の心)を推進している。

 8Sとは、整理・整頓・清潔・清掃・躾・スマート、セイフティ、スピーディ、である。それを総括した内容が「修身」である。智慧を使ってスマートに、安全第一に素早く稼ぐ、である。心の修行として8S(八重須の心)である。仕事に真心を、無駄を省いて贅沢を。贅沢とは素敵なのだ。

 

整理とは、不要なモノを処分する。

整頓とは、何時でも取り出せるようにする。

清潔とは、商品価値の維持である。

清掃とは、付加価値の向上である。

躾とは、性能向上である。

スマートとは、智慧の付加である。

セイフティとは、危機管理である。

スピーディとは、商品価値消滅の防止である。

 

賞味期限切れ

 賞味期限の来たものもゴミ箱へ。賞味期限が過ぎると、腐臭が漂う。期限が来たら、品物は機械的に捨てる。モノの値段よりもそれが占有する土地代が無駄である。小さなスペースにも税金がかかっている。そんなことで悩まない。悩めば、その悩んだ時間分だけ、己が大事なことを考えることが阻害されて、余分にお金がかかる。時間は有限で、命なのだ。

 

市長の賞味期限

 小川敏の5選目の市政で、賞味期限切れの症状があちこちに出ている。小川敏は、税収を増やすための施策の正道よりも、血迷って寄付を強制する邪道の政治に血道をあげる。そのため、行政行事にまともな会計報告さえなくなる。汚川からの腐臭のようである。

 昔の迷馬も老いれば、駄馬にさえ負ける。

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2020-05-16 久志能幾研究所通信 1591  小田泰仙

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