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2020年3月17日 (火)

自分株式会社のR&D方針

 自分は自分株式会社の社長である。自分人生の主人公である。自分は研究開発(R&D)部門の取締役である。

 

目的・目標

 自分の人生で、研究・開発すべきことは何か?

 それは何のために開発するのか?

 それが明確なら、有意なパワーとなる。

 

 何の為に生まれてきたのか?

 何のためなら死ねるのか?

 自分の使命は何か? 

 その使命達成の為、何を研究して、何を開発すればよいのか?

 これらが明確でないと研究開発の意味がない。

 それがないと、単なる営業の人生で終わってしまう。

 それでは人として生きた価値が残せない。

 

戦略

 何をやらないか、何にならないかの作戦を立てるのが戦略である。全方位作戦で戦っていたのでは、資源が枯渇する。命とは、自分が此の世で使える有限の時間である。不要な戦いを略さないと、時間はいくらあっても足りない。多くの人は価値なきことに時間を使って、大事なことに使う時間が足りなくなっている。それでは人生の勝利者になれない。恥も外聞も打ち捨てて、人生の大事に取り組め。

 

研究テーマ

 自分は何が出来るか、やって見なければ分からない。ご縁を大切にしてテーマを探せ。

最大のテーマは、運を強くすること

 運を良くすることではない。どんな状況でも沈没せず、運に強くなること。そのためには、見える世界だけでなく、見えない世界を研究にせねばならぬ。

 

開発

 開発とは、無いものを作り出すことではない。今ある能力で、未開発の能力を育成することだ。生まれた天分だけでは、人生は成功しない。天分の才能と心の才能を統合させて、力を発揮すればよい。天分の才能に溢れた人が世界一になれるわけではない。心の才能がないと凡人の力しか出せない。

 マラソンメダリストの有森裕子さんは、天分の体の資質が人並みかそれより劣っていた。しかし彼女の「心の資質」が世界最高であった。だから(その世界では)平凡な肉体的能力で、心の才能を最大に発揮してバルセロナ五輪で銀メダルを獲得した。彼女より天分の才能に恵まれた選手は、誰も彼女の心に勝てなかった。天分の才能は、心の支配下にある。

 私には人に自慢できる天分はない。しかし諦めない執念深さだけは、誰にも負けない自負がある。「諦めないという心」を開発するのも大事である。

 

招き猫のご縁を大切に

 開発は偶然の産物である。その偶然はご縁と執念深さに帰着する。そこで出会ったご縁から発したことを開発すればよい。人生は全て偶然である。今ある己の命も、1億円の宝くじが一億回連続で当たるよりも稀有な存在だ。

 

招き猫に九死あり

 真似気猫は、守破離である。右手を上げ、左手を上げ、両手を上げて目的達成である。最初は伝統を守り、次にそれを破り、最後に「離」で開発成功すればよい。

 招き猫に失敗、挫折は当たり前。一発で前例を破り、うまく行けば、誰も苦労はしない。殺されても殺されても生き返り、九回目に死ぬまでに開発成功すればよい。殺されても、何か掴んで生き返ればよい。野良猫が化けて、招き猫に出世する。招き猫は、手を上げるという行動をとるから、ご縁が頂ける。

 一歩前進、一歩後退、原点復帰、半歩ほふく前進、試してガッテンである。止らなければ何時かは成功する。一度で成功すれば、世の中は全員成功者である。そんなことはあり得ない。自分が成功しなくても、後進、子供・孫がやってくれると信じよう。

Img_4734s   もりわじん作の招き猫

  

ブルーオーシャンで戦う

 レッドオーシャンで過当競争するのでは、費用対効果が少ない。

 私も50年前、団塊の世代として国立大学の受験に失敗して、私立大学に行った。しかし遊ばず、勉強をして特待生を獲得した。私立大学では多くの学生が受験戦争から解放されたとして、皆遊んでいた。そのため少し勉強すれば一番になれた。そこはブルーオーシャンであった。そこで過当競争の愚を知った。学生時代の勉学は、己の基礎能力の開発と学びの習慣づけである。

 

失敗は智慧の貯金と割り切ろう

 「失敗だ! その分賢くなった。それでいいのだ~」とドラえもんになりきろう。失敗するから、智慧が付く。失敗しないのは、挑戦していないからだ。一路挑戦、一生青春。

 

アイデアを大事に育てよう

 荒唐無稽内なアイデアも千回言えば、本物になる。言霊がアイデアを育てる。大人なのだから、夢ある大人のオモチャを入手しよう。玩具がアイデアを育ててくれる。小人(ことな)は、目に見える現金しか信用しない。それでは夢は実現しない。

 

「忍」が開発の要素

 発明家の豊田佐吉翁は、開発に行き詰まると「忍」という掛け軸の前で、何時間もそれを見つめて考えていたという。心に刃を向けよ。安易な気持ちで取り組むから、うまく行かない。自分の怠惰な心を殺せ。「女殺し」より(?)、「自分殺し」のほうがたやすい。

 失敗や困難は、神仏が何かを変えよと啓示を与えている。

 

継続が開発の要

 自己開発は長い坂を登るようなもの。継続こそが、開発成功の要である。

 

 継続も忍も、堅い志が長期間にわたり維持されてこそ開発が成功する。10年後の姿を心のキャンパスに描き続けよう。夢は何時か実現する。夢みたいな話でも、夢を見て、夢を語り続けないと実現しない。

 「久」しく「志」を持ち、「能」を磨き、兆し「幾」を創ろう。

 

生涯現役

 自己開発は、生涯の開発テーマである。長生きしなければ、開発が未完成になる。長生きしても、生涯現役でなければ、生きている価値がない。それは植物人間として、生き永らえているだけ。

 65歳には、64歳では見えなかった己の未開の才能がある。年々歳々日々同じからず。日々好日。65にして64年間の非を知る。

 

健康

 健康でなければ、開発の長丁場は耐えられない。体だけでなく、心がすこやかでなければ、世のための開発はできない。最終目的は、世の中にお役に立つ人間になることだ。

 心が邪だから、サリンを開発してしまう。毒ガスをいくら開発しても、人生は拓かれない「自分には出来ない」という洗脳ガス(サリン)が自分の人生を殺す。自分の運命を拓くのは「私には出来る」という心である。有森裕子さんはそれで銀メダルを獲得した。有森さんの名言「自分で自分を褒めてあげたい」と言う為には、健康でなければその努力も出来ない。死んでもいいから健康管理である。目的達成のために、健康管理である。

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   馬場恵峰書

2020-03-17 久志能幾研究所通信 1504 小田泰仙

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