「病気様」とのご縁を大事に
病気は、仏様からのメッセージである。己の日常生活が正しくないから、生活習慣を見直せという佛様の聲である。病気というご縁が出来たので、医師の門を叩き、自分の生活の悪行を見直す機会を得たのだ。そうでないと突然死となるところであった。病気様に出会い、自分の生活習慣を見直す機会を与えられたのは、喜ぶべきことである。だから病気は、人生の危機管理として取り組むべきなのだ。
病気は火事と同じである。
まず火を消す、
火事の原因を見付ける、
再発防止をする、
二度と火事が起きないようにする、である。
それと同じ手順で、病気の対策をすればよい。あるべき姿は、病気を治すのではなく、病気にならない生活を送る、である。
病気は人生の目標がなければ、治せない。医師は治療をするが、治すのは己である。
病気への対処手順
1 病気に気配に直視する。
何かおかしい時は、体に異変が起きている。早めの対処が手遅れを防ぐ。
2 対処療法で良いから、まず病気を治す。
火事になったら、まず火を消す、と同じ。その副作用を覚悟して使う。
3 その「火事を消す」ために、病院と医師を選択する。
現代は、医師も担当が細分化され過ぎて、医師も病気の全体像が見えない。体のことを一番知っているのは、己であることを認識する。
信用できる医師と病院を探すためなら、日本全国を歩く。私は名医を探して、大垣から福山市、久留米市、名古屋市、横浜市にまで足を延ばした。
内科医は、高血圧症に降圧剤を出したがる。高血圧症を治す気はない。高血圧は生活習慣病だから、薬では治らない。
外科医は、すぐ切りたがる。父は85歳で胃がんの全摘手術をして、1年後に亡くなった。85歳の癌患者に、胃を全摘するのが正しいのか? 全摘手術をしなければ3~5年は生きたと思う。今でも、私は医師が勧めた手術を認めたことを後悔している。父の死後、私が医師にお礼の挨拶をしに出向いたら、面会を拒絶された! それで医師の本性が分かった。
薬物科の医師は、抗がん剤を出したくて仕方がない。抗がん剤では癌は根治しない。抗がん剤は健康な組織まで、殺してしまう。
歯科医はインプラントを入れたくて仕方がない。儲かるからだ。
自宅の放水による被害 2005年10月28日撮影
薬とは、火事の火元に放水すると同じで、患部も正常な組織もまでを攻撃する。
4 病気の真因を探す。
「5回の何故? 何故?」で真因を見付ける。
真因を探さず、対処療法では、病気は治らないと肝に銘じる。対処療法は病状を一時的に抑えるだけである。それで医師と製薬会社は長期間にわたり儲かる。医師も製薬会社も生活がかかっているから、根本治療をしないとしか思えない。
5 病気の原因を取り除く。
生活習慣病は生活習慣を直さないと治らない。癌も生活習慣病である。それを薬で治そうとすると、別の病気が起こる。薬は基本的に毒である。
6 その原因の横展開を考る。
親が罹患するであろう病気の予備知識を持つこと。私はこれで失敗した。親がかかる病気は自分もかかる。己も親と同じような食生生活を送るからだ。
7 病気の再発防止を考える。
あるべき姿を実現する。あるべき姿は、病気を治すことではない。それはその場しのぎ。火事で言えば、火事が起きない社会の実現である。病気なら、病気にならない生活体制の実現である。それには病気の真因が分からなければ出来ない。
一日でも早い再発防止を。病気にならない手段を考えるのが、再発防止である。それが一日早ければ、一日早い効果が出る。命は一刻一刻と尽きていく。早く再発防止をせよ。
4つの界の図
8 病気を研究し、その成果を皆さんに伝授する。
自分がかかる病気は、世の人もかかる。その治療の過程で知りえた情報は皆さんに伝えるべきなのだ。その利他の行為が、自分を助ける。
知りたることを人に教えざるは、借金をして返さざるが如し(お釈迦様の教え)
2020-03-18 久志能幾研究所通信 1505 小田泰仙
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