危機管理 ドライブレコーダーの二重化
2019年10月7日、右折車の強引な割り込み状況が、ドライブレコーダーに記録されていなかった事象で、危機管理として私は対応した。
私の過去の経験では、自車で4度の事故・事故寸前の状況が、累計3台のドライブレコーダー中で、2度も録画されていなかった事例がある。それでドライブレコーダーの製品をネットで検索すると、かなり多くのその類の報告が見つかった。
一番大事な時の記録がされないのは、危機管理上で問題である。だから二重の体制が必要と判断した。
製造メーカの問題
原因はドライブレコーダー自体と記録媒体SDカードの問題であるようだ。今回は信頼できると信じていたメーカ・富士通テンの製品がエラーを起こした。その富士通テンは、一部上場企業なので、一般的な弱小メーカよりは信頼できると判断していた。この件をディーラーに報告すると、保証期間内なので機器を交換するという。それで安心はしたが、保安部品として二重の体制が必要と判断して、もう一台のドライブレコーダーを追加することにした。
SDカードの問題
この件を量販店で確認すると、ドライブレコーダーのSDカードは、消耗品扱いで、一定期間ごとに交換すべきという。その件は知っていたが、まだ使用期間上で、その寿命に達してはいなった。富士通テンの標準付属のSDカードは高耐久性のSDカードではなかつた。今回はSDカードの問題ではないようだが、安全を見て、高耐久性・高信頼性のドラレコ専用のSDカードに入れ替えた。ドライブレコーダーのSDカードは過酷な使い方をされる。タクシー運転手は、SDカードを消耗品として一ダース単位で買って交換しているという。
ガイドブックとのご縁
今回、たまたま書店に行ったとき、その店頭で『初めてのドライブレコーダー選び 最新ガイド2020』(八重洲出版 1320円)が目に飛び込んできたので、即購入して、新規に買うドライブレコーダーを選定した。
今回は、最近のあおり運転事故の話題性を考慮して、前後の2カメラ方式のドライブレコーダーを選定した。コムテック製で、約3万6千円。コムテックは、私は認識がなかったが、ドライブレコーダーに技術を特化して開発しているメーカのようだ。ディーラーにその信頼性を確認して、選定した。
これで前側は2台のカメラ、後方が1台のカメラとなる。危機管理として万全をとれば、事故は起こらない。
危機管理とは
「危機管理」の「管」とは、竹のクダのことである。だから「管」はまっすぐに筋を通すの意味に転じた。宇宙根源の「理」を通して、危機にならないようにするのが危機管理である。人の作った機器は壊れるのが自然の理である。それを想定して二重のドライブレコーダーを装備するのが危機管理である。
2019-10-19 久志能幾研究所通信No.1372 小田泰仙
著作権の関係で、無断引用を禁止します。
真因は?
投稿: | 2019年10月20日 (日) 21時43分