岩村で神隠しに出会う
2018年11月3日、恵那の岩村に前回、お世話になった恩人を探しに行ったが、空振りであった。
2018年10月21日、馬場恵峰ご夫妻を岩村に案内した時、帰りの14時15分発の明智鉄道の電車に間に合わない状態寸前になり、焦って近くの停車中の車を見つけて、運転の婦人の方に厚かましくもお願いをして、岩村駅まで送って頂いた。そうしないと、恵峰先生ご夫妻が九州に帰る飛行機に間に合わなかった。第三セクターの明知鉄道は、運行本数が少なく、次の電車は1時間22分後の15時37分発なのだ。それでは完全にアウトであった。
恩人探し
2018年10月31日、九州の恵峰先生宅を訪問して、その時の礼状とお礼の色紙の2枚を預かり、善は急げと11月3日に岩村に足を運んだ。ところが、岩村駅から10分くらいの場所の近辺を車の写真とナンバーを示して2時間ほど探し歩いたが、誰も知らないのだ。白のトヨタIsisだからすぐ探せると思ったが、その車を近くの人は誰も乗っていないという。まるで神隠しにあったようだ。
車は白のトヨタIsis 岐阜ナンバーの「せ4821」。情報をご存知の方は小田までお知らせください。この方は、車の保管場所標章から見ると恵那市に住まいする方である。岩村には親戚か知人に用があって訪れていたのかもしれない。
2018年11月3日 岩村
恵峰先生と恵那のご縁
馬場恵峰先生も以前に恵那までは来たことがあるが、その近くに佐藤一斎の岩村があることは、知らなかったという。その昔、30年ほど前、恵那から8名ほどのお弟子さんが、京都の日本習字本部の恵峰先生の所に、熱心に通ってこられたという。その方たち霊が、今回の恵那・岩村に呼んでくれたのだと感謝していわれる。「この歳で、よもや恵那に行けるご縁に出会うとは」と岩村にご案内したことに大変感謝されたのは、私には想定外であった。地獄で仏に出会うような車の手配も、その方たちの霊が手配してくれたようだ。感謝。
佐藤一斎の言志四録を出版予定
そのご縁で、私が恵峰先生宅を訪問した機を同じくして10月31日に、佐藤一斎の言志四録の抜粋の恵峰書「言志四録 51選訓集」が、完成した。岩村訪問後、わずか10日間で、その書を書き上げた恵峰先生の情熱には驚きである。早々に写真に納め、今年中に出版予定で仕事を進めている。
2018年10月31日 馬場恵峰先生 「言志四録 51選訓集」
2018-11-04 久志能幾研究所 小田泰仙
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