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2018年7月15日 (日)

人体は神仏の集合体

人体という宇宙

 宇宙としての我が人体は、37兆個の細胞がひたすら己の命を生き永らせるため、自分が寝ている間も呼吸をし、心臓を動かし血液を体内の全長10万km(地球2周半)にも及ぶ毛細血管網に血を送り続けている。肺が休みなく空気を吸い酸素を血液に取り込んでくれている。

 

己こそが神仏

 己が世をはかなんで首を吊って、紐が首に食い込み意識が朦朧としてゆくときでも、「一秒でも長く生きてくれよ」と体の全細胞37兆個が一丸となって生命維持のために働いている。その働きは80年の長きにわたり1日も途切れることは無い。その働きを神佛と言わずして何が神佛であるか。

 産業革命以降のたかだか200年ほどの科学技術の発達に人類は驕っている。科学技術は未だに細胞一つをも創りだす事ができない。その神ごとき細胞が37兆個も集まった己の体に神仏の小宇宙がある。そこに神秘性の有り難さを感じないのではバチが当たる。

 

人間教

 己の体に佛や神が宿る。神佛に手を合わせる前に、その神聖なる己の体に手を合わて、それを授けていただいた「なにもの」かに感謝すべきである。日々に頂く食事は神佛へのお供えである。自分の仕事や掃除とは、神仏へのご奉仕である。自宅は神殿である。モノには精霊が籠もっている。己の体や身の回りの道具、時間を大事に使うことが人間教の修行である。周りの人にも神仏が宿る。人は家々で独自の宗派を構えている。豊田さんはトヨタ教、本多さんならホンダ教、私はお陀仏教である。

 

病気の原因

 病気とは、その37兆の細胞を過労、過食、毒物(酒、煙草、過剰糖質、添加物、防腐剤)、不合理な生活で、苛め抜いた結果である。堕落した生活は己の細胞への殺傷行為である。病気とは自然の摂理に反した生活を送ったが故の「理」にあった結果である。

 それなのに、医師から余命宣告をされて「なんで私だけが!」では己の体を司る神仏への冒涜である。己の生活の過ちを、病気というメッセージで教えて頂いたのだから、自然の摂理に合うように修正するのが信仰生活である。突然死にならないだけ、神佛は親切なのである。突然死になるまでには、数多くのメッセージを体は発している。体の異状は神仏の声である。

 

組織は細胞の集合体

 企業も数多くの従業員の集合体である。一人ひとりが神佛のごとき様で会社を動かしている。理に合った経営をすれば、繫栄する組織体となり、その反対は経営不振・倒産・死である。自然の摂理が見事に表われている。

 一人だけ過労死するが如くに働いても、組織全体としては、異常をきたす。それは、まるで暴走するガン細胞のようである。異常な状態の陰では、異常な利益を貪る細胞も生まれる。

 

縁という人生の細胞

 縁も神佛のメッセージがある。縁という一つの宇宙細胞が集って、その人の人生を創る。自然の摂理にあった生きかたをすれば、理にあったご縁が舞いこむ。それが縁起である。その逆も真である。それを仏教では因果応報という。一つのご縁に神佛の啓示がある。そのご縁に接することができたことにも合掌したい。

 

我が宇宙

「宇はこれ対待の役にして宙はこれ流行の易なり。宇宙は我が心にほかならず」 佐藤一斎 言志四録 後録20

 現代訳:宇宙は限りなく大きい。宙は限りなく長い時の流れ。共にとても見極められない。心にも宇も宙も感じられる。つまり宇宙とは、我が心である。

 

感謝

 私は、2015年のご先祖探しとお墓造りを通じて、「人の体は神佛の集合体」であると悟った。過去帳から分かっているだけだが、1734年に没したご先祖からの延々とした血の繋がりがあって、今の私がある。65年間に親類縁者・ご先祖・縁のあった多くの仲間の生死を俯瞰して見えてきた真理である。そんな摩訶不思議な神のような体を、この世に「一時貸出品」として貸与してくれた両親やご先祖に感謝をして生きていきたい。

 

神仏の警告

 大垣市長が12代も連続して現職のまま死亡するのは、死亡する原因がある。それを解明するのが、現職の市長の最大の役目である。それを祟りなどとしているから、問題がなくならない。問題究明なくして、大垣の未来はない。今まで通りに、体をいじめて市長職を務めるから、大垣市長の現役死が続き、大垣市が衰退する。神仏が、あるものを変えよと言っている。

Photo   馬場恵峰書  2015年

2018-07-15  久志能幾研究所 小田泰仙  

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