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2018年7月22日 (日)

高野連のパワハラ、黒幕は大垣市

 2018年7月22日、全国高等学校野球選手権岐阜大会2018年準々決勝戦が大垣市北公園野球場で開催された。大垣球場は、家族連れの観客で大混雑である。球場周辺は車の大渋滞である。その陰で、堂々と高野連が高校生にパワハラを実行していた。

 この酷暑を、今日の新聞の表題では「災害」と表現していた。この災害ともいえるこの極暑の中、駐車場の入り口で、高校生にただ駐禁の看板の横で座らせているだけの作業を強制するのは、拷問でパワハラである。

 作業にしろ、仕事にしろ、それで付加価値を生まなければ、やっても何の意味もない。その疲労度は極限になる。その高校生が野球部に入ったのは、野球をやりたくて入部したのだ。自分が出場できなくても、せめて先輩やライバル校の野球プレーを見るために入部した。そのプレーを見たいのに、炎天下、ただアピタに駐禁との注意看板の横で座っているだけなど、拷問でパワハラそのものである。

 私が目にしたのはアピタ駐車場の周辺だけだから、球場西入り口、日大大垣高校の校庭、他の駐車場を考えると20人から30人もの高校生が、この球場近辺で駆り出されているようだ。

1p1050217 アピタ駐車場北側の徳洲会病院前 2018年7月22日、10:10

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アピタ駐車場西側入り口 2018年7月22日、10:21

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看板の横に座っているだけで、見ていて気の毒 2018年7月22日、10:10

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球場の南入口に4人の高校生が朝の9時から17時まで駐車場の監視で座らされている。 2018年7月22日、10:18

大垣行政の怠慢

 大垣市の都市計画がデタラメなのだ。駅の北側の一等地に駐車場も整備せず、1961年に建設した運動競技場、野球場の周辺設備を放置した。なおかつ以前はあった駐車スペースに幼稚園を建設して駐車場をつぶした。

 野球場ができた当時は、大垣市も繊維産業が盛んで、その周辺は近江絹糸や鐘紡の工場が栄えていた。その当時は大垣駅の北側周辺が工場地帯であった。それが、時代の変遷で、近江絹糸工場が撤退し、アピタが進出してきて、徳洲会病院ができ、近江絹糸工場跡に高級住宅地ができてと、環境が大変化した。それにも関わらず、大垣行政は、道路も正規に拡張せず(中途半端な拡張)、この場所には不適な野球場、総合競技場を放置したままにした。ただでさえ少ない駐車スペースを、小川敏市制は、ここに幼稚園を建設して、貴重な駐車場をつぶした。

 またこの地域の道路のキャパシティが小さいので、いつも大渋滞である。経済の血流と言うべき道路行政が古代の思考のままなのだ。

 

あるべき姿

 本来、大勢の人が車で集まる施設の野球場は、大垣市郊外に駐車場を完備して建設すべきである。郊外には場所はある。上石津にならもっと広大な土地がある。60年前の市民が徒歩や自転車で移動していた時代とは違うのだ。そのインフラ整備を小川敏市制は放置した。大規模小売店、総合運動場、野球場を設置してあるのに、それに対応した道路を造らなかった。駐車場を設置しなかった。

 大垣市の郊外なら土地は余裕があり、そこに運動施設を造らず、大垣駅周辺に住宅地、大規模小売店、運動施設を作るという間違った政策をとり続けた。

 その結果が、高校生にまったく意味のない駐車場警告の見張り看板係をさせる顛末となった。その仕掛け人の黒幕は大垣行政なのだ。なにが子育て日本一、教育の町大垣なのか。

 

アピタの見解

 アピタの駐車場の駐車場係の人に確認したら、「アピタとして、どんな人もお客様で、野球観戦後、観戦前と買い物をしてくれので、駐車禁止にはできない。買い物客と観戦者の区別も困難」という。だから単に、高野連が、アピタに忖度して、駐車場入り口に高校生を立たせているだけなのだ。まったく意味がない門番である。

 だから高校野球観戦の皆さんがアピタに駐車しても、皆さん堂々と大垣球場の方に水筒や日傘をもって楽しそうに行く。横の看板をもって座っている高校生など、目に入らないようだ。

 担当の高校生は、試合開始の10時前から、試合終了の5時近くまで、一番熱いさなかの炎天下に座らされている。可哀そうで、大人の高野連の対応が情けない。

 周りの道は車で大渋滞だし、アピタに買い物をしたくても、野球観戦の車で満杯で駐車もまあならぬ。

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アピタの周辺道路。狭い道で、大渋滞。 2018年7月22日、10:16

 

流刑囚の刑罰

 高校生が駐車の禁止の看板を立てて、横に見張っていても、誰か駐車を遠慮するわけでもなく、高校生に注意する権限があるわけでもなく、アピタが駐車禁止を望んでいるわけでもなく、誰かが感謝してくれるわけでもなく、全員から全く無視されて、炎天下でただ座っているだけ。まったく意味のない仕事をさせられている。

 シベリア流刑囚が、墓穴を掘らされ、それを埋めて、またそれを掘り起こすという無意味な労働という刑罰を何度もさせられていた歴史を思い出した。高野連も大垣市も、シベリア流刑囚に対すると同じレベルの拷問を前途ある高校生に与えているのだ。人はどんな苦しいことでも、意味があれば耐えられる。この仕事は全く意味がない。親が野球をやっていると信じて、子供を送り出しているのに、親への裏切り行為である。大垣市長や教育長は、教育の全責任者として、この事実を認識をしているのか。

 高野連は、高校生にパワハラを行っている。その黒幕は大垣市である。大垣市の教育委員会は何をしているか。大垣市の小中学校のエアコン設備率は、2.1%と県下最低である。口先では、子育て日本一をめざしているとほざいているが、その子供に対する本音は、押して知るべしである。

 

高野連の対応

 野球場の入場料に高野連は500円も徴収しているのに、タダで高校生を使って警備をさせる。なぜ数百万円もある入場収入から、警備員を雇って駐車場管理ができないのか。警備員の費用もせいぜい、入場収入の1割もかかるまい。その入場収入をだれが食べてしまうのか。

 せめて大垣市北公園球場で試合をやるのでなく、長良川球場で試合をやればよいではないか。

 大垣市北公園野球場では、正規の駐車場がどこかの案内すらない。なにせネットの広報情報でも駐車場の案内さえないのだ。門番の高校生でも、市外から来た人をどこに案内するか、知らないのだ。お笑いである。

 

高校野球という聖域

 高校野球は、高野連、朝日新聞、NHK、文部科学省の管轄なので、聖域として誰も問題点の指摘をできないようだ。なぜこの酷暑の中、夏に野球をやらねばならないのか。時期をずらせばよいではないか。なぜ一日中、電気を垂れ流して野球を放映するのか、もっと日本の国の存亡にかかわる大事な情報が放映されないようになっていないのか。この高校野球という化け物は狂っている。だれにも止められない。止ねられないのは狂っている証拠である。その一端の現象が、大垣アピタの駐車場に強制される高校生門番の愚行である。人権侵害、未成年虐待である。高校生は声を上げれないのだ。選挙権もないのだ。大人はやりたい放題である。

 

酷暑の中での野球の暴力

 2018年7月9日、甲子園球場の全国高校野球選手権大会で、35度を超える中、熱中症や日射病で救護室に行った観客は8日に61人、9日に42人になった

 2018年19日午前11時20分ごろ、熊本市のリブワーク藤崎台球場で観戦の生徒ら22人が熱中症とみられる症状を訴えて、手当てを受け病院に搬送された。熊本市ではこの日、午前9時の時点で気温が30度を超え、同11時には33.8度であった。

 大垣市の7月22日の最高温度は37度であった。その中で、拒否できない高校生に強制的な駐車場監視役をさせるのは、人権侵害で、暴力的傷害行為である。何がスポーツ教育での人格形成なのか。聖域である高野連という教団は、スポーツこそ神聖と、なんでも鸚鵡返しに言う思考停止の鸚鵡真理狂団と何が違うのか。

 

高野連という名の聖域宗教団体

 現在の学校教育員会からは、暑さで行事が中止とかのメールが生徒に良く入ってくるようだ。しかし、高校野球は聖域とかで、そんな中止連絡は来ないようだ。聖域という驕りが、傍若無人の行動になるようだ。オウム真理教のように。オウム真理教も当初は、宗教の聖域として警察も手が出せなかった。警察は、事件が起きないと動けないのだ。現在の行政も、生徒が倒れるとか死亡事故が起きないと動かない。情けない有様である。

 高校野球で大垣の子供達が命の危険に晒されている。それでなぜ、行政が動けないのか。今年の発表した「大垣市未来ビジョン」では「『子育てなら大垣市』のイメージが浸透している」と大嘘が書かれている。今日のアピタの駐車場係を見て、それを再確認した。

 

2018-07-22  久志能幾研究所 小田泰仙  

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