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2018年4月 2日 (月)

大垣市長のマネジメント能力は?

マネジメントとは

 「マネジメントとは、組織の成果を出すための概念である」と定義したのは、ドラッカーである。その組織をマネジメントする目的は、組織の使命達成と組織構成員の幸せの達成である。

 大垣市という商業都市の組織(就業者の69%が第三次産業)を、衰退させたのは、一見盛況になったように見える「大垣元気ハツラツ市」である。「大垣元気ハツラツ市」は、他市の業者だけを潤すだけの税金のカネ食い虫である。大垣市を衰退させて、その事実から目を逸らし、市民を騙し、「大垣元気ハツラツ市」に執着する大垣市長は、マネジメント失格者である。

 

呪いとして制癌剤

 大垣駅前商店街を活性化すると称する「大垣元気ハツラツ市」は、まるで制癌剤のようだ。制癌剤は、ガンを殺す目的は達成するが、回りの健康な組織も無差別に殺して、結果として患者の死期を早める。儲かるのは製薬会社と医療関係だけである。

 「大垣元気ハツラツ市」の開催日だけは、大垣駅前通りは多くの物見遊山の観光客で賑わうので、成果が上がっているかに見えるが、他の日は人通りなく長期的には衰退である。「大垣元気ハツラツ市」の当日でも、盛り上がっているのは大通りの中央で店を開いている露天商だけで、大垣駅前商店街は、廃業していない店は閉店している。当日は儲からないからだ。

 大垣市長は、大垣駅駅前商店街に呪い込めて完全犯罪として「大垣元気ハツラツ市」という毒薬を7年間も大垣市に盛った。長年、薬を投与しても病巣はひどくなる一方で、商店街の衰退という病気は少しも治らない。当たり前だ、毒なのだから。

 7年間の毒物投与で、大垣駅駅前商店街は壊死した。儲かったのは、商店街組合の一部の幹部と芸人派遣業者、他市の露店商、警備会社だけである。最大の被害者は、大垣駅前商店街と大垣市民である。

砂上の楼閣

 「大垣元気ハツラツ市」では、他市の観光客でにぎわうが、他市からの出稼ぎの露天商の店で飲み食いをして、地元の商店街には、お金が落ちない。イベントがある日だけ来る物見遊山の観光客は、大垣駅前商店街では買い物をしない。なにせ買えば荷物になり、車まで運ぶのが面倒である。それなら車を無料で停めた大垣駅北側の大規模小売店アピタで買い物をする。

 そして大垣市長の意図通り、大垣駅前商店街の昼間は61%の店がシャッターを降ろしてしまった街に落ちぶれた。結果として商業で成りったっている大垣市も寂れた。公示地価も、大垣市駅前一等地の高屋町の地価は下落の一途である。それに対照的に、東海道から大きく外れているが、観光で実績を上げている高山市の公示地価は上がっている。つまり大垣市長が、大垣を衰退させたので、大垣市民が貧乏になったのだ。大垣市長が、大垣市民の財産を目減りさせたのだ。大垣市という組織のマネジメント失格である。

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 2018年3月4日の「大垣元気ハツラツ市」。大通りを通行止めにして屋台が並ぶ

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 大通りに面した商店街は、中央部の屋台の繁盛とは別世界で、シャッターを降ろした店が続く

4dsc01378 大垣市長は、「元気ハツラツ市」の雛壇で、大垣駅前商店街のシャッターを降ろした店が並ぶ街並みには目を背けて、大垣スィーツのグランプリ表彰式に出てご満悦である。2018年3月4日

 営利目的の商店のコンテストに、なぜ大垣市長が公務として参加するのか。なぜ大垣市民の健康に悪いスィーツの宣伝に手を貸すのか。もっと市長としてやるべきことがあるだろう。

スィーツという名の毒

 そのスィーツには、ショートニング、マーガリン、バター、植物油、砂糖が多量に入っていて、現代病の遠因となっている。ショートニングは、主に植物油を原料とした食用油脂である。マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にして、パンや焼き菓子の製造などにバターやラードの代用として利用される。人体への影響として、水素添加の処理時に脂肪酸が一部トランス化し、トランス脂肪酸が生成される。このトランス脂肪酸が心臓疾患・アレルギーを中心とする様々な健康被害を引き起こす恐れが指摘されている。ショートニングは、食品への使用においては、北米や欧州の大半の国では規制されているが、日本では野放しである。

 植物油から作られるマーガリンは、バターよりも健康によいという印象があった。しかしマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が健康被害を与える恐れが指摘されている。トランス脂肪酸は心臓疾患や現代病の一因である恐れがある。米国では食品中に含まれるトランス脂肪酸の量の表示や、量の規制が行われている。規制がないのは日本だけである。

 私は健康上の理由から、この種の毒の入ったスィーツは、ドクターストップである。美味しいものには毒がある。

 

マネジメント意識の欠如

 大垣市長には大垣という組織を繁栄させる責任がある。大垣市の責任者なら、下記の問題点を直視して対処しないのは、職務放棄か無能のどちらかである。

大垣市の公示地価の下落に対策がない。他市では上昇しているのに。

駅前商店街の61%がシャッターを降ろした。見て見ぬふり。「空いた店舗は、駐車場にすればいい」と広言する。

駅前商店街が幽霊街になっているのに気がつかない。

「大垣元気ハツラツ市」に7年間、1億2千万円を投じて、なぜ大垣駅前商店街の衰退が止まらないのかを考えない。

「大垣元気ハツラツ市」を止めてという商店街店主の声に耳を塞ぐ。

・イベントの運営でPDCAを回さない

・大垣市長として「大垣元気ハツラツ市」に来ても、運営責任者に案内をされて、行事の挨拶だけをしたら、街の実態から目を逸らすように、さっさと黒い公用車に乗って姿を消す。現地現物で、実体を見ようとしない。

・なぜ一商店街の営利団体の行事「元気ハツラツ市」に、また休日に、幼稚園園児や小学校児童を市長名で駆り出すのか。

防災、治水の意識が薄い。室村アンダーパスの水没、大垣駅前地下道の水没、半年間の放置。

経済の血流である道路行政を放置、交通渋滞を拡大させている。

・17年間の長期政権で、取り巻きはヒラメの役人ばかりで、市民の声を遠ざけている

 

「大垣市中心市街地活性化基本計画」の顛末

 大垣市駅前商店街の整備には「大垣市中心市街地活性化基本計画」で、市民税を大量に投じた。見た目だけは綺麗になった。しかし本来の目的の中心市街地の活性化には、全く逆結果で大垣市の衰退化に拍車をかけた。休日は、買い物歩行者皆無のシャッター通り化の幽霊都市を作り出した。市庁舎だけが立派になるだけである。まるで砂上の楼閣という中国の鬼城と同じである。見た目だけは金を投じて綺麗にしたので、土建業者だけは潤った。

 

2018-04-02

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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