自惚れは持たねばならぬ
自惚れは持たねばならぬが、自惚れてはならぬ。(馬場恵峰先生談)
自惚れは、人一倍の努力、精進をしなければ持てない。自惚れがない人は、その努力をしていない人だ。日本一になるには、日本一の努力が必要だ。人一倍の努力をしてきたという自負が自信となり、美人コンテストでも、私が一番美しいと思って振舞うから、美人として映える。それを自信がないかのように振舞っては、美人コンテストでは優勝できない。ピアノ演奏でも、仏像彫刻でも、どんなコンテストでも同じである。
自惚れても謙虚さを忘れたら、鼻につく。それを鼻にかけては、自分の成長は止まる。そんな料簡では、世の中でうまくいかない。
要はどこまで大きく、太く、未完成で終わるかを目指す旅が、人生なのだ。大きくなるだけではダメなのだ。大きく成長して、テンを味方につけて、太く豊かにならねば、後世に残る仕事はできない。更なる未完成を目指して、更なる精進が必要なのだ。
馬場恵峰師は、今回の彦根、関ヶ原、大垣、犬山の訪問を終えて、中部国際空港より2018年4月15日18時10分発のANAで長崎空港に向けて帰路につかれた。Nさんと一緒に、先生たちをお見送りして安堵である。
なぜ、今回の幹事たちが中部国際空港でお見送りをしないのだ。お見送りこそ、人としての感謝の礼儀である。
2018-04-15
久志能幾研究所 小田泰仙 e-mail : yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp
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