第五段 生
生とは天からの授かりもの。生は偶然だが、生あるもの死は必然である。それを象徴して、五重塔の最上段の五段から四段、三段とカウントダウンをして死に向かうことが、五重塔の形と書で人生が表現されている。カウントダウンの音が聞こえる中、我々は何を為すべきか。何を残すべきか。
親から、ご先祖から頂いた命。何時かは浄土へ返せなばらぬ命である。命とは、自分が此の世で使える時間である。かけがえのない一日、繰り返せない一日、二度とないこの尊い一日を、感謝で生きていきたい。
釈迦如来像、手前の龍は中尊寺謹製 日中文化資料館蔵(以下同じ)
最上段天井の裏面
2018-01-03
久志能幾研究所 小田泰仙 e-mail : yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp
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