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2017年9月18日 (月)

大垣の生き血を吸う「元気ハツラツ市」

やり方を変えれば、商店街が活性化する。

今のままでは活性化は無理。

 毎月第一日曜日に駅前の大通りを閉鎖して歩行者天国にして元気ハツラツ市が開催される。今の大垣「元気ハツラツ市」は大垣の活性化を妨げ、大垣駅前商店街を殺している。今は一部の商店主と役人が己の利益誘導でやっている。元気ハツラツ市に来た客は、閉店したお店の多さと街の小汚さを見て、別の日に来ようとは絶対に思わない。元気ハツラツ市を開催すると、一部の店だけ は潤うが、他の多くの大垣商店街のお店は売上半減で、全体の売上高は落ちる。ますます大垣駅前商店街が寂れていく。他の市から出稼ぎにくる露店業者やタレント事務所にお金が落ちる。元気ハツラツ市に呼ぶ昔の売れないタレントに多額の金(市民の税金)を投じて、誰が喜ぶのか分からないのに、多額の税金を無駄使いしている。業者との癒着が疑われる。

 

問題点

地元業者は売上半減

 「元気ハツラツ市」を開催すると、飲食店は2割の売上増だが、一般小売店は売り上げ半減である。元気ハツラツ市に物見遊山で来る他市の人は、飲み食いはするが、一般小売店では買い物などはしない。商店街全体では売り上げ減である。だから元気ハツラツ市のある日は、一般小売店は商売にならないので、多くの店はシャッターを閉めてお休みである。ますます大垣商店街が衰退する。

 

他県の業者が儲かる行事

 遊歩道で出店をするお店は、他市や他県から出稼ぎにくる業者である。利益は大垣市以外に行ってしまう。地元のお店は潤わない。その分、大垣が衰退する。

 売れないタレントを呼ぶのに多額の金(税金)を使って、己の店の売り上げ増の為、画策をしている。税金泥棒である。その陰で、市民や子供たちのための活動で、市からの援助金を1銭ももらえず、企業に基金のお願いをするために走り回っているボランティア活動の文化芸術活動「世界一流の音楽を楽しむ会」の「あしながチケット」活動がある。その基金に、私も5万円を寄付をした。それを思うとトンチンカンな行事に多額の金を使う行政に腹が立つ。他市からくる物見遊山の散歩者のために、昔の名前で出ている歌謡曲の芸人に、大金を投じるなら、未来を背負う子供たちのためにお金を出して欲しいと願う。市のお金の使い方が、退廃的、痴呆的である街頭で繰り広げられるイベントの出し物が、TVバラエティ番組もどきで、痴呆的で幼稚化した内容である。他市の暇な老人達や物見遊山の買い物客のほうが、日本の未来を背負う大垣の子供たちより大事だとの意思表示の行政である。大垣行政の恥さらしである。

 この月1の元気ハツラツ市のために百万円程(推定)を使うようだが、それを計算すると年間1千万円も使っている。年間1千万円もあれば、もっと活性化する方策があるはずだ。それを何の見直しもせず、7年間も税金を垂れ流している。総額7千万円を駅前商店街の活性化のため投資をして、その結果として駅前商店街のお店の閉鎖がどんどん増えて60%に達したブラックユーモアである。もっと賢い使い方があるだろうと、巷の声は叫ぶが、自己満足に酔った市商連の幹部や市の役人は聞く耳を持たない。幹部は7年間も椅子にしがみ付いて、その座を離さない。よほど美味しいものがあるとしか思えない。

 

密室の「元気ハツラツ市」運営会議

 元気ハツラツ市の運営会議には、利害関係者しか参加しない。それも形式だけで形骸化している。会議に出ても改善案の反対意見はつぶされるので、アホらしくて、他地区の商店街の関係者は誰も出ない。大垣駅前には5つの商店街があるが、連携を取らずに、自己満足の幹部だけの運営となっている。

 市の役人も行事をすることが自分の手柄になるので熱心だが、熱心になるだけ、大垣市が衰退していく。名目は、活性化であるが、他市から来た出稼ぎの業者の活性化にはなるが、大垣の生き血を吸って、商店街を殺している。それでもヒラメお役人は親方日の丸で安泰である。商店街は首を吊るしかない。

 

買い物難民

 私は別に元気ハツラツ市の出店には興味がないが、大垣駅前の大通りを閉鎖するので、車で買いものに行けないので、困っている。他の市民も同じである。大垣のメインの大通りを閉鎖してまでやる行事ではない。智慧を出せば、別の方法がある。(下記)

 

元気ハツラツ市のマイナス効果

 元気ハツラツ市に来た他市の人は、大垣駅前商店街の6割の店がシャッターを下ろした有様と小汚い街の姿に呆れて、元気ハツラツ市の日以外は、大垣に来ようとは絶対に思わない。大垣市の失政の宣伝効果にはなる。他山の石である。

 

改善案

 開催場所の変更

  現在は、駅前大通りだけ閉鎖して歩行者天国での運営

   ↓

   ぶらつき街と本町商店街を歩行者天国にする。

  大垣公園で元気ハツラツ市を開催する。

     すぐ側に大垣城と大垣市郷土館があるので観光の誘致になる。

  駅前大通りは、歩道に露店や屋台を出させる。

      大通りの通行はそのままで通行止めにしない。

  現在5つの商店街を協業して運営。(今は独断利己運営)

   

 呼ぶタレントの費用を審議

  税金を使っているのに、密室で役員の個人の趣味で選んでいるので、第三者の審査機関で選定する体制とする。現在は、費用が適正かどうかは、誰にもわからない。業者と癒着の疑惑さえ思い浮かぶ。誰が見ても腐臭が匂う。

 

 元気ハツラツ市の会計の監査が必要

  会計監査が身内だけの自己監査だけだと、東芝の不正のように、他者には分からない。第三者の機関による監査が必要である。

 

以下は2017年9月3日の元気ハツラツ市の風景

図1 他県からの出稼ぎ露店

図2~6 元気ハツラツ市当日でお休みの店が多数

図7 他県からの出稼ぎのタレント

図8 他県からの出稼ぎのタレント

 

2017-09-18

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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