開眼後の四天王像を拝観
松下幸之助経営塾のOB会が、高野山開創1200年祭の期間中に高野山で開催されるご縁があり、2015年4月24日、開眼後の四天王像を撮影する目的も兼ねて泊り込みで高野山にでかけた。
高野山では松下幸之助翁が定宿にしていた西禅院に宿泊した。住職さんのご挨拶後、「今なら、時間的に御本蔵の薬師如来様が拝めるので是非ご参拝と」との話しがあり、急遽予定を変更して、金堂の薬師如来座像(高村光雲作)を拝観した。80年前に建立されたが、秘仏として今まで誰も見たことがないとのこと。今回、高野山開創1200年を記念して、初めてご開帳となった。次のご開帳は何時になるか未定で、多分、50年後だろうという。現高野山管主でさえも見たことのない秘仏である。今回の拝観で、僧侶の皆様も涙を流して喜ばれたという。今回よきご縁に出会えて幸いであった。当然、写真撮影は禁止です。
翌日、6時半からの朝の勤行にも参加をしてすがすがしい気持ちとなった。その前に、早朝の人気のない再建された中門で、開眼後の四天王像を拝観した。前回、納佛前に松本工房で見た四天王であるが、晴れ舞台の威容という感じで、素晴らしい迫力の四天王である。惜しむらくは、足下の邪鬼が、柵が邪魔してよく拝観できない。松本工房での撮影はよきご縁であった。
図1 西禅寺
図2 再建された中門 高野山 2015年4月25日06:05
図3 開眼した増長天(大佛師松本明慶作) 2015年4月25日
図3 開眼した広目天(大佛師松本明慶作) 2015年4月25日
2017-08-03
久志能幾研究所 小田泰仙 HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
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仏像の著作権は松本明慶師にあります。
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