病魔との戦い(1) 痴に働けば風邪が立つ
医術に掉させば流される。
智慧なき人が殺される。
とかくこの世は病み深い。
先日より風邪をひき、5日ほど寝込んでしまった。風邪を引いたのは、30年ぶりである。今回、病気と治療と現状の医療体制を真剣に考えた。
今回も風邪をひいても医者にかからず、自分の免疫力で治した。それが少し長引いたのが想定外であった。加齢で免疫力が落ちている現実を思い知った。コロナ禍で外出の機会が減って体力が低下した影響であろう。
医者でも風邪の治療は曖昧だ。風邪の治療薬が開発できれば、ノーベル賞だと言われるくらいである。町の医院に行っても、解熱剤、咳止め、栄養剤くらいしかくれない。
風邪を治す基本は、体を温かくして、栄養を摂り、安静にして睡眠をしっかりとる。それしか治す手段はない。
そして4毒(小麦、植物油、乳製品、甘いもの)は免疫力を下げるので、禁止である。病気中だからと、お見舞いの甘いものを食べてはダメである。
私は上記の療養を実施したが、加齢により免疫力が下がっており、それが想定外に長引いた。それが今回の新しい知見であった。いわば人体実験の一つの新しいデータを得られた。
免疫力向上の私の取り組み
今まで私は免疫力を上げる取り組みをしてきたが、免疫力にも生老病死があるようだ。今回、回復に時間がかかったのは、私の加齢により免疫力が低下してきたのが原因だ。そのため来襲した風邪ウイルスの駆除に時間がかかった。
それでその対処を考えた。無病・不老不死は不可能だが、少しでも現象を抑えることは可能である。それが智慧である。
智慧
「『えらび分ける』とは、是非善悪を選び分けるのである。何が真であり何が偽であるか、なすべきは何で、なしてならぬものは何か、それを選び分けるのが「慧」である。そしてそれが深まって『ああかもしれぬ』というためらいが、きっぱりと捨てられる、その決断が「智」である。」
「えらび分けのない決断は独断にすぎぬであろうし、決断のないえらび分けは、彷徨以上の何物でもあるまい」(太田久紀著『「唯識」の読み方』大法輪閣)
痴に働けば風邪が立つ
風邪を引いて、痴呆的な対処法では、風邪という病いが盛んになる。風邪を引いて熱が出るのは、内部抗体のインターフェロンがウイルスの侵入を検知して、IgD,IgEという免疫グロブリンが未知のウイルスと戦う。
免疫グロブリンとは、異物が体内に入った時に排除するように働く「抗体」の機能を持つタンパク質である。血液や体液の中に存在し、病原体の働きを止める大きな役割を担っている。
それでウイルスを検知して、抗体を出す。その情報で自分の中枢が指令を出して体温を上げる。体温が上がると、白血球の活動能力が60パーセント向上する。それで侵入したウイルスと戦う能力を上げている。
ウイルスが入ってきったから熱が出たのではない。自分の中枢が体熱を上げる指令を出している。自衛隊は、私という存在を無視して、勝手に迎撃部隊が出動している。私の理性の左脳に相談していては、間に合わない。国の防衛する自衛隊と同じである。いわば領空侵犯に対するスクランブル発進である。
医術に掉させば流される。
それを現代西洋医術では、対処療法として解熱剤を使い、体熱を下げる。それでは、白血球の活動が阻害され、ウイルスの攻撃に負けて、風邪が発症する。
鼻水や痰はウイルスと戦った白血球とウイルスの死骸である。鼻水や咳は外来異物を体外に出す行動である。下痢は外来毒物を外に出すための現象である。それを現代医術の咳止め薬で止めれば、毒物が体内に滞留して、風邪や病気の治りは遅くなる。
算術医術では、医師や薬メーカだけが儲かる。医師は治療をするが、治させるわけではない。病気を治すには、智慧と努力が必要だ。
まず自分の免疫体系の知識を持つことだ。無知では医師と薬剤メーカと国家に騙される。
自分の体の自衛隊(免疫構成)を理解しよう。
反社勢力(自分という社会に反する組織)と戦おう。
下記の情報を参考にしました。
YouTube 吉野敏明チャンネル(12月9日) より
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2024-12-10 久志能幾研究所通信 2980号 小田泰仙
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