望診で人物占い、眼でヴァイオリンを聴き分ける
大垣市の某施設でヴァイオリンコンサートのパンフレットに目が行き、そのヴァイオリニストの眼に釘付けになった。それは諏訪内晶子さんのコンサートのパンフレットであった。その眼がただ者ではない目つきである。
「諏訪内晶子&オリオン・ワイス デュオ・リサイタル」パンフレット
.
目は口ほどものを言う、で特別レベルの人だと感じて調べたら、天才肌の音楽家であった。彼女をネットで調べたら、「世界でも活躍しているヴァイオリニスト」日本人ランキングで第二位の人であった。
有名女性ヴァイオリニスト達15選【世界でも活躍しているヴァイオリニスト】 (heartful-rhythm.com)
.
それでこのコンサートで聴いてみようという気になり、チケットを予約してコンサートに出向いた。音楽家の眼付で、コンサートに行くことを決めたのは初めてである。
そしてその音楽会で感動した。パンフレットでは怖い顔だったが、実際の演奏会では、深紅のドレスに笑顔で演奏をされた。やはりただ者ではなかった。
大垣市スイトピアセンター 文化ホール 2024年9月7日
.
天才音楽家の顔
天才的な音楽家、特にヴァイオリニストは、音楽に対する情熱さ、忍耐力、集中力、細部への注意力、感受性、手先の器用さ、自律能力、創造力、社交能力、音感力などが必要だ。演奏中の集中力や細部へのこだわり、独自の解釈を反映させる創造力も必要だ。
ピアノなら、鍵盤のキーを叩けば相応の音は出るが、ヴァイオリンではそうは簡単に正しい音は出ない。ピアノとは別次元の訓練が必要のようだ。
諏訪内さんを、ネットで調べると、幼少期から音楽に対する強い情熱を持ち、長時間の練習を積み重ねてきたようだ。演奏中の集中力や細部へのこだわり、独自の解釈を反映させる創造力も必要だ。これらの特性が彼女の成功に導いているようだ。
その長年の鍛錬の歴史が、顔に反映されないわけがない。その点で人相占いは信用できる。
望診
漢方診察でも、人相での診察、手相での診察、体全体を望診、という診察である。漢方医は、見た目で、おおよそはその人間が分かるようだ。それは先日、船戸博子先生に漢方診察をして頂き、体感した。
最近、自分の歳を考えると、今まで数多くに人と付き合い、その顔と行動が何となく結びつくようになってきた。リンカーンは、男は40歳になったら顔に責任を持たねばならぬ、といった意味が分かってきた。確かに顔は、その人の人生、人格を物語っている。人格者は相応の顔をしてる。詐欺師は詐欺師の顔をしている。最近、その実物に出くわしてそれを体感した。
画家や陶芸家も顔を観察すると、その画風、作風が漂ってくる(匂ってくる?)。
現在、私は出会う人の顔とその言動を注意深く観察するようしている。また事件が起きると、ネット上の顔写真を保存して、その分析もしている。
人間観察して面白い分野は、煮ても焼いても食えぬ人も顔の研究である。それは政治家の顔を観察するのが一番の勉強となる。
2024-09-22 久志能幾研究所通信 2946号 小田泰仙
「久志能」↖ で検索
著作権の関係で、無断引用を禁止します。
コメント