太陽光パネル住宅の誤謬、オウム真理教と同じ道、努力より選択
人生では、努力よりも選択が大事である。
知識の量より、賢さが大切である。知識よりも、合理的に論理的に賢く選択することが大事。世の中の流行に騙されると、地獄を見る。政府が推奨していることが全て正しい訳ではない。政府だって頻繁に間違いを犯している。つい最近も、間違った利上げで、史上最大の株価暴落があった。東大を出た優秀な(忖度が得意)官僚が、その時期を間違えたのだ。
太陽光発電もその間違いの典型である。その裏に議員の利権が隠れている。官僚の頭にあるのは、天下り先の心配だけである。
最近になって、やっと電気自動車の嘘が分かってきた。電気自動車はガソリン車より、地球環境を汚している。
選択を間違えると、オウム真理教信徒の末路のようになる。
間違った道でいくら努力をしても、末路は絞首刑である。
犯罪を犯さなくても、間違った道で努力をしては、最後は自分で自分の首を締める。
住宅会社の選択、住宅のタイプの選択、販売員の選択が重要である。
彼らの目的は金儲けで、地球環境保護ではない。
高山市の古民家に1泊
先日(7月26日)で高山市の古民家に1泊した。高山市でも日中は30度以上で、岐阜、大垣とそんなにも最高気温は変わらない。朝晩が少し涼しい程度である。
その家はエアコンなし、扇風機もなしであった。その家の2階の屋根裏みたいな部屋で寝たが、エアコン、扇風機なしで寝ることが出来た。そこで住宅メーカの選択の間違い(ボタンの掛け違い)に気が付いた。
屋根裏の部屋 ここで就寝
高山市の古民家
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鉄骨の全館空調ハウス
日本で鉄骨の家を作るのはボタンの掛け違いである。鉄骨住宅は日本の風土に合わない建築手法である。
鉄骨の家は、夏は暑く、冬は寒い。それは鉄と木材の熱伝達率の違いがあるからだ。鉄は木材の400倍の伝達率である。
また鉄骨住宅は、構造的に気密性を上げるのが難しく、気密性を現すC値を1以下にはすることが難しい。木造住宅ならC値が1以下にすることは容易で、高断熱・高気密住宅にしやすい。その分、光熱費を抑えることが出来る。
だから鉄骨の家では、断熱材と多く使い、気密性を上げるため、余分の資源を使わねばならぬ。だからコストアップになる。更に全館空調システムを入れねばならぬ。
だから総合的に、鉄骨住宅は、木造住宅よりも光熱費が高くなる。
だから全館空調システムを入れるなら、太陽光発電で電気代を抑えねばならぬ。だから鉄骨住宅は、太陽光発電の採用に一直線の選択である。それは最初の選択が間違いだったのだ。
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家電量販店の意見
家電量販店の懇意の店員に確認すると、彼は太陽光発電を勧めないと言う。住宅メーカと真逆の意見である。20年間の電気代で節約できた金額では、太陽光発電装置の減価償却が出来ず、却って赤字になると言う。太陽光パネルは、時間経過で効率が下がって行く。20年経つと更新せねばならぬ。太陽光発電を入れると、重いので、その分、家の鉄骨ををそれに耐える構造にせねばならぬ。それも見えないコストアップである。
鉄骨住宅は、自然の風を入れる構造の自然と一体感のある家にはならない。それは最初の選択が間違っていたのだ。
間違った考えで、全世界の人が家を作れば、地球の自然再生力が足りなくなり、地球があと2つないと、この世界が成り立たない。
鉄骨住宅と太陽光発電は、部分最適の家と手段で、全体最適ではない。
太陽光発電は、50円安い野菜を求めて、500円の野菜を10キロも遠くのスーパーに買い出しに行くようなものだ。確かに安く買えたが、ガソリン代、維持費、人件費、時間のロスを考え売るとトータルでは少しも節約になっていない。それと同じである。
太陽光パネル販売の目的は、住宅メーカの売り上げアップで、地球環境など知ったことではないのだ。彼らは拝金教の信徒である。
人類は、地球が再生しているエネルギー以上に、無駄に資源を消費している。
人類は、1989年頃から、地球の自然が再生しているエネルギー以上を消費するようになった。それから都市の温暖化が始まった。
真の「持続可能な社会」とは、どうあるべきかを考えるべきだ。
上記資料は「これからの社会と地域コミュニティの重要性」から抜粋
これは7月13日、大垣市が開催した研修会で、渋沢寿一氏(渋沢栄一氏のひ孫)が説明された資料である。
2024-08-07 久志能幾研究所通信 2898号 小田泰仙
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