自分生産工場、加熱で人生作り、昇華
トヨタ生産システム:人作り、モノ作り
トヨタ生産システムの基本
前工程は神様、後工程はお客様(生産はカンバンで)
不良品を後工程に流さない(後工程はお客様)
異常があればすぐラインを止める(アンドン)
問題は何故なぜを5回繰り返して真因を探す(対処療法は禁止)
神仏を尊崇、報恩感謝の生活(豊田綱領)
自分人生生産工場
自分人生生産工場では大釜が据えられている。その釜とは自分自身の体である。その中に何を入れて料理するか、それが人生の仕事である。釜の下から、業火(試練、天災、イジメ、事故)等で加熱され、窯に入れた中身が料理される。土で出来た人間の体は、何時かは土に戻る。死んだ後に残るのは、料理され、昇華した物だけである。自分は何をこの世に残して旅立つのか、それが人生の使命である。
前工程は神様、後工程はお客様
与えられた材料・環境・条件で生産する。えり好みはできない。自分がパレスチナの紛争地区、中国、ロシア、ウクライナで生まれなかったことを喜ぼう。日本のこの時期に生れたことを喜ぼう。私のご先祖は生れた時期が悪く生まれ、戦争に駆り出され、極寒の地や灼熱の地で土となった。それを思うと自分の境遇に感謝して、置かれた場所で、最大最良の生産をして、後工程に花を流そう。
不良品を後工程に流さない
自分人生工場の生産品は「信用」である。
後工程はお客様である。人生工場の生産工程では、世の中に迷惑をかけないものを後工程に流す、である。世界の価値観は大きく異なる。人や国を観るなら、長年の歴史的事実、過去の言動を観て付き合い方を考えよう。付き合う人により、人生が変わる。付き合わない方が、良き人生を送れる場合が多い。
日本の価値観は、人様に迷惑をかけるな、約束を守れ、お天道様が見ている、である。
カンバン式で、納期を基準に着工手順を決める
人生では、期末試験、卒業、就職、天災遭遇、定年、旅立ちと、明確に来るべきイベントが決まっている。決められた時期に人生カンバンがその都度、一枚発行される。それを心して昇華して、次工程に流すのが、人間としての義務である。。
カンバンが来ることは分かっているのだから、その準備と手順をあらかじめ決めておく。その意識がないから、慌てるのだ。
日本列島に住む以上、一生のうち、一回は巨大地震のカンバンが発行される。南海トラフ巨大地震はこの2000年間で、100年毎に起きている。日本列島の定期行事である。それを人生の生産計画に入れて、その準備をすることが、人生の危機管理である。それがトヨタ生産システムである。災害に備えて、必要なものを備蓄しよう。災害大国日本で災害に合うのは、当たり前。それは、神様の前工程である。それに文句を言っても、すこしも解決の手助けにならない。相手は神様なのだ。
病気は自分と言う設備の保全不備
その原因を「何故なぜを5回繰り返し」て真因を探すべし。対処療法ですませるから、病気が再発する。自分と言う設備が健康で稼働しないと、良い製品が生産できない。健康で生産活動をすることは、人生の義務である。
自分生産工場はこの世に何を生み出すのか、自問しよう。それこそが使命である。
馬場恵峰書、文責は著者
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神仏を尊崇して、報恩感謝の生活(豊田綱領)
トゲが一本が指に刺さっただけで、生活が乱れてしまう。何もなく平穏無事に暮らせることが如何に素晴らしいかを考えよう。人生の生産が平穏に出来ることを神仏に感謝しよう。まずそこから生産を始める。
「死」というカンバン
人として生まれた以上、何時かは来るのが「旅立ち」である。その準備を予めするのが、トヨタ生産システムである。死のカンバンには、納期が明記されている。概ね80年後である。人生の定年延長、人生じまいの納期の延期は、自分で健康管理に精進すればできる。
モノの仕掛けの最終工程は出荷である。人生生産ラインで、人として生まれれば、最終工程は出棺である。心して準備をしよう。
看取り士の資格を取って、知識を得て、その準備をするのがよい。
戒名を葬式の時受けるのは、臨時応急処置である。戒名は生前に、準備して頂くのが正式の工程である。葬式は、戒名を頂く授戒会とお別れの告別式から成る。生前に授戒会を受けるのが正式である。
私は戒名は既に頂いたので、今年、授戒会の儀を受ける予定である。
2024-02-01 久志能幾研究所通信 2814号 小田泰仙
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