南海トラフ巨大地震対策 感電ブレーカー
元旦に能登半島でマグニチュード7の大地震が発生した。同時に能登半島の各都市で、大火災が発生した。被災に会われた方々にお見舞い申し上げます。
改めて日頃の地震対策、防災対策が必要だと再確認した。
本記事は、危機管理として感電ブレーカーの情報として記載する。感電ブレーカーの設置をお勧めする。
当家では10年前のリフォーム工事をしたおり、電源ブレーカーを感電ブレーカーに入れ替えた。費用は約20万円。100アンペア用の大容量なので値段が張った。一般家庭の60アンペア用なら工事費を含めて10万円ほどである。
自宅に設置した感電ブレーカ
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命はお金では買えないが、そのリスクを減らすことは、少ないお金で対処できる。それが危機管理の根本である。危機管理として、南海トラフ巨大地震対策は、小さな取り組みの積み重ねが必要である。
自分の城は自分で守れ。
南海トラフ巨大地震の発生時期は、統計的に2035年±5年と推定される。
感震ブレーカー
感震ブレーカーとは、設定値以上の地震の揺れを感知して自動的に電気の供給を遮断し電気出火を防ぐ器具である。各家庭に設置することで出火を防止し、他の住宅等への延焼を防ぎ、被害を大きく軽減できる。
地震感知後、3分以内に停電が発生した場合は、復電直後に主幹漏電ブレーカーを自動遮断する。
電気器具が倒れていないか等の安全を確認してから通電することにより、通電火災を防ぐことができる。
阪神淡路大震災の時は、感電ブレーカーが普及していないため、火災が広がったと推定されている。倒れた家具に挟まれて、自宅から火が出ても逃げ出せず焼け死ぬは残酷すぎる。それを防ぐのが感電ブレーカーだ。
内閣府世論調査(防災に関する世論調査:平成 25 年 12 月)によれば、感震ブレーカーを設置していると回答した者は 6.6%とされている。
その理由として、感震ブレーカーの存在が知られておらず、その必要性が理解されていないようだ。
(産業構造審議会保安分科会電力安全小委員会『電気設備自然災害等対策ワーキンググループ 中間報告書』:平成 26 年 6 月)。
2024-01-02 久志能幾研究所通信 2794号 小田泰仙
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