命の危険、ナイロン袋お茶、プラ製おしゃもじ、廃棄
簡単にお茶が飲めるティーパックや紅茶パックが便利である。しかし利便性には危険が潜む。高温に晒されるナイロン袋やプラ紙パックから有毒な物質が溶け出すという情報を得て、私はそのお茶パックは全て捨てた。
今は、普通の茶葉を、普通の金属製の茶こしを使って、お茶を飲むように変更した。
それから連想して、炊きあがったご飯をよそう時、高温に晒されるプラ製おしゃもじも危険と判断して、廃棄した。プラ製を木製のおしゃもじに変更した。疑わしきは遠ざける、それが危機管理である。
メーカの炊飯器に付属してたプラ製おしゃもじ
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親の因果が子に報う
現代は便利で安く永遠に使えそうなものが溢れている。まるで魔法を使って生活しているようなものだ。その魔法には恐ろしい裏の呪いが付いていた。それを生み出したのは、カネに執着した悪魔である。現代人は「便利」と引き換えに、悪魔に「健康と安全」を売り渡した。カネに執着する悪魔は愛嬌のある魔女ではない。
魔女はプラ製おしゃもじを持たない。空飛ぶほうきもプラ製ではなく、自然物である?
芸術作品は、作った作者の人格がそのまま表される。それは全ての創造物に現れる。悪魔が作る創造物は醜い。金儲けが目的の人が作ったモノやシステムは、その心が反映して出来上がる。ナイロン袋のお茶や、添加物満載の食品の氾濫は、その典型である。国民を考えない守銭奴の役人が作る税制は、増税ばかりで、国民を不幸にし、国の発展の足を引っ張る。悪魔の所業である。
堕落した親からは、ろくでもない子供が育つ、それと同じである。子供は親の後ろ姿を見て育つ。
「バイオリンを持つ少女」 渡辺陽子さん作
心優しい魔女が生み出す人形の眼は、カネに飢えた悪魔とは違う。
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食器の材料
食器やおしゃもじによく使用されている材料は、プラスチック。プラスチックである。原材料表示には、ポリプロピレン・メラミン・ポリカーボネートなどがある。加工の段階で添加剤として、可塑剤(柔らかくする)・安定剤(熱や紫外線からの劣化を防ぐ)・界面活性剤(静電気を防止したり、曇りを防止する)・難燃剤など、他にも着色剤や充填剤や発泡剤などが使われる。これらのプラスチック製のものは、低温で造られるので熱に弱く、性質上原料が溶け出す恐れもある。
洗剤
プラスチックの容器は、食洗器で洗うと、少し高温に晒される。だからプラスチックの御しゃもじを撤去した。
さらに木製のおしゃもじは手洗いである。木製のおしゃもじを、食洗器では洗わない。それは人体に有害な洗剤がしみ込む恐れがあり、それを避けるためである。洗剤も安全性を考えて選択して使っているが、それでも、たかが洗剤、されど洗剤、である。洗剤の中には、有害な成分を含んだ洗剤もある。
マイクロプラスチックの害
有害物質を吸着したマイクロプラスチックを摂食した人間は、有害な化学物質が体内に蓄積され、免疫力低下をはじめとした何らかの健康被害を受ける可能性が指摘されている。
がんや認知症が日本だけで激増している。真因は分からないが、「疑わしきは使わず」しか庶民は身を守れない。
君子危うきに近寄らず
自分の城は自分で守れ(トヨタ家の教え)。
役人を信用するな
厚生省や公立の研究所、ましてや企業の研究所はアテにならない。日本の添加物の認可数は欧米の10倍以上である。すべて利権で紐が付いているようだ。役人だって、食品メーカを定年後の天下り先として餌にぶら下げられれば、心が揺れるだろう。国会議員がパーティ券等の裏金作りに励むと同じである。
日本の衰退の真因は、汚役人の心の劣化である。
役人を見たら人の健康を盗む泥棒と思え。
マイクロプラスチックの溶け出し
今年9月下旬にはナイロン、不織布PET、ポリプロピレンなどの袋が使用されているティーバッグから、マイクロプラスチックが大量に溶け出していることを「アメリカ化学会」が発表した。
摂氏95度の抽出でティーバッグ1袋あたり約116億個のマイクロプラスチックが、さらに小さなナノプラスチックが約31億個お湯に溶け出すことが判明したという。
参考記事
ナイロン製のお玉やヘラでの熱調理 「有毒物質の溶け出し」を警告 – Sirabee
https://sirabee.com/2019/11/16/20162197845/
2023-12-16 久志能幾研究所通信 2787号 小田泰仙
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