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2023年11月 1日 (水)

泣いて罵食を斬る、鳴いてプラ容器を切る、接して漏らさず害

 

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 今回、廃棄処分とした自宅内のプラスチック容器、紙製容器

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 危険なものに接すれば、その危険性が身に及ぶ。

 美味しいものには毒がある。美しいバラにはトゲがある。

 確かに、魅力的な女性は危険かも? ハニートラップにご用心。

 現代では貝原益軒の養生訓「接して漏らさず」には無理がある。便利なプラスチック容器や紙容器には危険が潜む。それで家にあるにプラ容器、紙コップを捨てることにした。便利ではあったが、知らない間に、自分の体を傷つけていた疑いがある。

 一部、小物の事務用品入れに再利用する予定。

 疑わしきは使用せず、君子危うきに近寄らず、泣いて馬謖を斬る、の心境である。

 

 私が御幼少(60年前)の頃には、癌や糖尿病、アレルギー症、認知症の人など滅多に聞かなった。当時の医療費は10兆円以下だったが、現在は43兆円を超えた。なぜ? 日本に、なぜがんがこれだけ増えたのか、なぜアレルギーが出てきたのか、認知症がなぜこんなに増えたのか。

 真の原因はわからない。凡人が出来る唯一の方法は、疑わしきものを遠ざける、である。大河の一滴かもしれないが、やらないよりはましである。私が鳴いて、一人でもそれに賛同してくれれば、少しは廃プラスチック問題が減るはずである。

 動けば、何かが変わる。私の信条である。

 

 

プラスチック製タッパー

 プラスチック製タッパーは、そのプラスチックからは有害なBPAが溶け出す恐れがある。

  ビスフェノールA(BPA)は、肥満、糖尿病、高血圧、心血管疾患など、あらゆる原因による早死のリスクの増加に関連している。

 BPAが腎臓や肝臓を傷つける。またそれががんの要因とも噂される。それが原因で、学校の給食容器からプラスチック製が排除された。

 

ペットボトル飲料

 「500mlのペットボトル1本に、平均50個程度のマイクロプラスチックが含まれている。これらは自然界にない異物なので、生物が消化できない。体内に蓄積されていけば、炎症性の腸疾患などの病気のリスクにもつながる。」(東京農工大学 高田秀重教授談)

 

紙容器のホットコーヒー

 同じように紙コップには、プラスチック皮膜が施されている。そうしないと紙材だけでは、高温の液体を保持できない。そのコップからから平均20個程度のマイクロプラスチックが含まれると推定される。特に、ホットコーヒーで飲む場合はその危険性がある。

 

 

 

2023-11-01  久志能幾研究所通信 2767号  小田泰仙

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