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2023年10月 7日 (土)

フランシス・ベーコン成功哲学、YouTubeは非推奨

 

フランシス・ベーコンの成功哲学

「読むことは人生を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは、人を確かにする」。これらの技能の組み合わせは、トップを目指す人にとっては絶対確実な三種の神器である。

 

 Francis bacon’s formula for success. He writes,”reading maketh a full man, conference; a redy man; an exact man.” Now there’s a combination of talents; a sure-fire trio for anyone aiming for the top!

 

 キングスレイ・ウォード著 城山三郎訳『ビジネスマンの父より息子への手紙』 新潮社 1987年

 

フランシス・ベーコン

 フランシス・ベーコン(英: Francis Bacon, 1561年----1626年)は、イギリスの哲学者、神学者、法学者、政治家、貴族である。イングランド近世(ルネサンス期、テューダー朝(エリザベス朝)からステュアート朝)の人物。イギリス経験主義の祖。

「知識は力なり」(Ipsa scientia potestas est)の名言や、「イドラ」の概念で有名。

 Wikipedea より

 

 私は35年前、この原本を英語の勉強の為、音読して暗唱までした。人生の本として価値ある本である。そのお陰で、その10年後、私はテクニカルライティング検定試験(TEP)で1級を取得することが出来た。それで会社費用でミシガン大学へのセミナーに派遣させてもらった。1997年当時、この試験が始まって20年だが、私は累計で367番目の合格であった。私は47歳で、3度目の挑戦で合格であった。年に15人程しか合格できない難関試験である。今でも合格者は累計で800人くらいしかいないはずだ。英検1級なら合格者は年間約2,500人である。TEP合格者はその100分の一である。

 この試験は、英語のレポート作成の試験で、論理構成が出来ていないとTOEIC900点獲得者でも、合格は難しい。この試験は英会話ではなく、ビジネス文書の論理構成が必要とされるライティングの試験である。日本語を上手くなるには、英語の論理構成の知識が必要だ。

 私はこの能力を取得して、論理的に考えることが出来るようになった。そのきっかけは『ビジネスマンの父より息子への手紙』の原書を読んだことだ。

 

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 何回も読み返したので、手垢が付いてしまっているが、今でも大事に保管している

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お喋り

 フランシス・ベーコンの成功哲学の3項目は、読む事、書くこと、話し合いではあるが、一歩的な「お喋り」の能力はない。YouTubeは一方的なお喋り動画である。物語を伝える動画は、相手に考えさせず、一方的に話して、洗脳させる手段である。それはヒトラーの演説に似ている。

 それに対して、読む事、書くことが一番確かである。読むことで考えることが出来る。書くことで、緻密な推敲をして自分の考えを確実にすることが出来る。その能力を基に人と話し合うから会話が成立する。言葉を発した後で、推敲や言い直しなどできない。だから私はYouTubeへの参入を躊躇している。

 しかし私は、ついYouTubeに見入ってしまい、自分の意思の弱さを反省している。無防備に聞くだけなら、楽なのでつい見てしまう。それは地上波のくだらない番組に通じる。

 私がブログを上げる仕事は、金儲けの為ではない。エディオンブログは、宣伝もないし、いくら閲覧数を稼いでもお金は稼げない。しかし書くことは、自分自身の人生を振り返り、未来を熟慮することで豊かにしてくれた。

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2023-10-07  久志能幾研究所通信 2755号  小田泰仙

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