« 異分死乱入「お腹が緩くなるで症」はガン予兆 | メイン | 岸田の冥途カーテン撤去、寝室窓をバリケード封鎖 »

2023年8月 9日 (水)

紀州南高梅に発がん性物質混入? 

 

 私は、梅干しは健康によいはず、と思い込んでいた。だだし大規模小売店舗で売られている安価な梅干しの多くは中国産である。中国産では何が入っているか、不安である。だから今まで、それだけは避けるようにしていた。しかしその梅干しが国産の紀州産であれば、安心だと信じていた。

 ある時、電気量販店で、梅干しのワゴンセールがされており、格安で紀州南高梅が売られていた。私はブランドの国産だと安心して、つい価格に釣られて買ってしまった。

 後日、人工甘味料が発がん性物質であるとの週刊誌記事を読み、購入した紀州産梅干しの成分表を確認したら、その人工甘味料が入っていることを確認した。やはり安いものにはワケがある。更に調べたら、たん白加水分解物も入っていた。

 私には、国産のブランドの紀州梅干しに、人工甘味料や化学調味料が入っているとは、想定外であった。健康食品の梅干しに人工甘味料や化学調味料使用とは、食品業者として不誠実な行為だと思う。要は拝金主義に染まっている。消費者の命など知ったことではないのだ。紀州南高梅干しも、一店舗ではなく、多くの製造店が作っているようだ。お店の方針で作り方も変わるようだ。要注意である。

 

人工甘味料

 人工甘味料は、天然の砂糖の数百倍の甘みがあり、多くの加工食品、お惣菜、飲料水に入っている。それは発癌性物質である。

 主な人工甘味料は、アスパルテーム、アセウファムK、スクラロース、ネオテーム、アドバンテームである。

 フランス・パリ第13大学とイタリア・ラマッツィーニ研究所が、人工甘味料でガンリスクが13%も増大すると論文で発表した。特にアスパルテームの摂取量が多いと、乳がんが22%も増大し、肥満関連がんが15%も増大するという。

 アスパルテームとアセウファムKは砂糖の200倍、スクラロースは砂糖の600倍の甘さである。

 同研究では「スクラロースの曝露量はアスパルテームとアセウファムKはと比較して非常に低いため、本研究でスクラロースとがんリスク増加との間に関係がないことは慎重に考慮されるべきである」と意味深長な表現である。だから、「スクラロース=安全」と判断するのは早計と『週刊新潮』の記事は言う。

 ハーバード大学で人工甘味料の研究をしてきた大西睦子医師は「人工甘味料は、体には異物であり、体への影響がゼロではない。結局人工甘味料は、化学物質なので、口にすれば、体は必ず反応します。それを踏まえて摂取は個人判断だ」という。

 ハーバード大学の研究でも、胎児への影響が懸念された結果となっている。

(この項、『週刊新潮』2022年6月9日号より編集加筆)

 

たん白加水分解物

 しかし、この梅干しにはタンパク質加水分解物も入っていた。この成分はうまみをだす添加物である。発がん性が疑われる添加物である。

 アミノ酸が結びついたものがペプチドで、アミノ酸が数十個から数千個むすびついたタンパク質である。タンパク質加水分解物には塩酸による高温での加水分解の過程で、天然には存在しない多種多様な副生成物がたくさん生成される。その副生成物の安全性について全く検討されていない。

 タンパク質加水分解物を使用した醤油について、発がん性を調べるエームス試験が行われ、自然発酵の醤油には認められなかった。しかしタンパク質加水分解物を使用した醤油に発がん性が疑われるという結果が出た。

 たん白加水分解物は、法令上で食品添加物ではないため、法令で規制されない。しかしこの分解物からは、どんな危険な副生成物が生成されているか不明である。どんな危険性が隠れているかもわからない物質である。EUでは発癌性物質としてその量が規制されている。

 だからタンパク質加水分解物を含む食品は避けた方がよさそうだ。

 

Dsc012901s

Dsc012911s


後日談

 後日、岐阜の長良川に行ったとき、川原町のお土産店で見つけた昔ながら(無添加)の郡上梅干しを買った。その梅干しは、昔ながらの製法で梅、塩、シソしか入っていないので安心である。やはり成分表を確認してから、食品は購入すべきだ。

 私は4年前にがんになり、なんとか一命をとりとめた。その命を大事にしたい。だから口に入れる食品で、

疑わしきは避ける

君子危うきに近寄らず

自分の城(命)は自分で守れ、である。

 

Dsc012881s

Dsc012891s


2023-08-09  久志能幾研究所通信 2726号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します

 

 

コメント

コメントを投稿