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2023年6月15日 (木)

がんセンター待合室で腐風、テレビOFF、生生流転

 

胃カメラ検査

 2023年6月14日、1年ぶりに愛知県がんセンターで、定期の胃カメラ検査を受けた。私は喉だけの麻酔での検査には耐えられないので、鎮静剤を打っての検査である。意識に無い状態での検査なら、胃カメラ検査もそう苦痛ではない。胃カメラ検査は鎮静剤が無ければ、私には地獄の苦しみである。この検査もがんの手術後の標準治療コースの一つなので、逃れられない。郵便ポストが赤いのも、私がガンになったのも私が悪いのだ。だからその原因を待合室で考えよ、である。

 

韓国時代ドラマの腐臭

 その順番を待つため、待合室に行くと、その場のテレビが韓国時代ドラマを放映していた。時代考証がデタラメのドラマである。韓国時代ドラマの時代考証がデタラメさは以前に聞いていたので、全く見る気が無い。その知識があり、一見するだけで、その時代考証の出鱈目さはすぐわかった。

 

 それよりも異常なのは、待合室にいた7名ほどの患者は誰もテレビを見ていない現実である。先週のCT検査の待合室でも同じで、誰も放映されているテレビなど見ていない。それでもCT検査の場合は5分間ほどの待機なのと、放映されていたのが転機ニュースなので、あまり気にならなかったが、今回は30分ほど待たされることが予告されていたので、私は自分の手でテレビのスイッチを切った。誰かに文句を言われるかもと周りを見渡したが、誰も文句など言わない。それで静かな待合室となって、平和が訪れた。

 

テレビの害

 以前に某皮膚科病院で、朝一番に出向いたら、誰もいない待合室でテレビが唸っていたので、私がテレビの電源を切った。しかし、その後から来た患者がテレビの電源をまた入れてしまった。その時は情けない思いであった。他の病院でも、待合室にテレビのない病院は皆無に近い。

 一番滑稽なテレビは眼科医院の待合室に設置のテレビである。目が悪くなった原因の一つであるテレビがかけ放題である。眼病の一因となる食品のCMオンパレードである。患者は目の悪い中、必死にテレビを見ている。お笑いである。

 

 なぜ自分が病気になったのか、なぜガンになったのか、これから残り人生をどのように送るのか、それを考えるには、病院の待合室は良い場所である。それをくだらないテレビ番組で邪魔などされたくない。くだらないと言うより、思考を妨げる暴力である。しかもテレビ宣伝は、病気になる原因の食品の宣伝ばかりである。だから私はテレビ電源を切った。

 

 愛知県がんセンターは、各待合室の各所にテレビを置いて無意味にテレビ番組を放映しているが、待合室で患者にテレビを無神経に見せる神経を疑う。これは全国どの病院でも同じである。日本人を痴呆にする洗脳行為である。

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洗脳教育

 同じことを何度も何度も美味しそうな顔をして食べる姿を見せれば、見せられる方は、それが美味しいものと思い込んでします。それは洗脳教育である。現代の食品のCM放送は洗脳教育である。それで狂った食品を食べる習慣になれば、がんになる。その食品の添加物が世界一緩い規制で入っていれば、がんになって同然である。添加物には発癌性物質が多く含まれる。受け身の情報を受けるのは、テレビの奴隷になることだ。意識してそれを避けよう。

 愛知県がんセンターのロビーにある「生生流転」像に見送られて、ガンセンターを後にした。テレビの奴隷に象徴される腐風に流されないように、命を全うしようと決意を新たにした。

 

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   「生生流転」 愛知県がんセンターのロビーにて

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2023-06-15  久志能幾研究所通信 2703号  小田泰仙

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