仮死パンは食べない、ノーパン生活
私は「菓子パンは腸内細菌を仮死状態にする」と確信しているので、菓子パンを食べない。また私は小麦粉のグルテンに対して、抵抗力がないのが分かったので、パンを食べない。ノーパン生活である。
腸内細菌は体を守る自衛隊である。医学の父であるヒポクラテスは「全ての病気は腸から始まる」と述べた。菓子パンは、その腸内細菌に悪い影響を与える。いわば味方の自衛隊の腸内細菌を後ろから撃って、仮死状態にさせるようなものだ。
乳化剤
乳化剤は食品添加物で知られており、ほとんどの食品や飲料に使用されている。乳化剤は腸内細菌のバランスを崩し、大腸癌などを引き起こす可能性が指摘されている。
食品添加物が使用され始めた時期と、病気の増加が比例しているのは偶然なのだろうか? この乳化剤は、腸内細菌のバランスを崩し、大腸癌の誘発を促進することが新しい研究で判明した。つまり乳化剤を摂取することは腸内細菌の環境が変化し、癌を誘発しやすい腸内環境になる。別の研究では、乳化剤を含む食品を摂取すると、大腸癌の別の危険因子である腸管を覆う上皮細胞をより多くの細菌が通過することが示されている。
乳化剤が市場に出回りだした1950年代以降、IBD(炎症性腸疾患)、大腸癌、メタボリックシンドロームに関連する疾患の発生率は劇的に増加している。乳化剤が含まれている食品を毎日食べていると、慢性的な炎症につながる。
別の研究では、腸内細菌が便秘に影響を与えて、便秘のない人に比べて、認知症になる確率が2.7倍も増えるという。菓子パンには植物繊維がほとんど入っていないので、便秘症にはよくないだろ。
免疫力
自衛隊と言う腸内細菌を活性化すると、新型コロナウイルスにも抵抗力がつくようだ。新型コロナウイルスが入ってきても、腸内細菌が強ければ、ウイルスを撃退できる。それを弱めるのが、仮死パンである。
菓子パンの添加物
菓子パンには、ショートニング、マーガリン、油脂、乳化剤、添加物、砂糖、小麦粉のグルテン、防腐剤が大量に入っている。それらは認知症、糖尿病、高血圧、がん、慢性腎臓病に対して、悪い食品部材である。ネット上でも、この件は「菓子パンは危険」と警告する動画が溢れている。
ショートニングはEUや米国で禁止されているが、日本では野放しである。認可を与える汚役人が裏金を貰っていると噂されている。
令和元年6月6日現在では、指定添加物が463品目、既存添加物が365品目、天然香料が約600品目、一般飲食物添加物が約100品目、それぞれ認定されている。EUでは規制が厳しく、日本の10分の1程度である。日本の食品への添加物管理が異常であることを示している。
食品の裏にある食品添加物表を眺めて、自己防衛するしかない。
最近は保存料無添加と書かれた菓子パンも出回っているが、しかしそれには添加物が大量に入っている。そんな表記に騙されたはいけない。それは2週間も前に作られた「死んだ」パンである。人間の食べるものではない。
会社時代は、忙しい時や、残業時間の間食で、菓子パンを頻繁に食べた時もあった。今思うとぞっとする。
2023-06-07 久志能幾研究所通信 2697号 小田泰仙
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