満身創痍の命(2/2) 「ガンのお話し」選書
私はがんになり、発見が遅れ、ステージが進んでいたため、5年後の生存率51.6%と診断された。つまり同じ病気の人が、5年後には半分は死ぬ。それで、その対策を得るため、万巻の書と多くの記事を読み漁り、医師を探すため全国を走り回り、その過程を経て、がんの真の知識を得た。何事も満身創痍の創を受けた闘いを経ないと智慧にならない。
問題が起これば、まず火を消して、そのあと、原因を探し、再発防止をする。その原因追及でも、なぜなぜを5回繰り返し、真因を見つけ出す。それが私が会社の研究開発部門で培った問題対処法である。それを対処療法で誤魔化すから問題が大きくなる。
下図は私の病気関係の蔵書である。私はがん以外にも、多くの病気を経験した。命にかかわるから真剣にその対策を探した。その集大成として、以下の書を読むべき本として推薦する。全て私の主治医の著書である。著書の医師には、私の治療にあたってもらった。直接お会いして信用できる先生と確信した。私はその指示に従った。だから今こうして生きている。感謝です。
南雲吉則著『命の食事』主婦の友社
南雲吉則著『乳がんのお話し』主婦の友社
南雲吉則著『病気が逃げていく! 紫外線のすごい力』主婦の友社
がん発生の理屈とその対策が分りやすく解説されている。
ガンになる真因は、狂った食生活と狂った生活習慣である。南雲吉則先生は乳がん専門医である。ごぼう茶の先生としても有名である。乳がんの発生原因は全てのがんの発生原因の象徴的な側面がある。乳がんの死亡数はこの30年で3倍になった。
.
船戸崇史著『がんが消えていく生き方』ユサブル
先生自身もがんになり、その治療を真剣に模索された。
曰く「外科医ががん発症から13年たって初めて書ける克服法」。先生が説くことは、「がんが嫌がる5つの生活習慣を取り入れろ」である。
それは、良眠生活、良食生活、加湿生活、運動生活、微笑生活である。そうでないとガンになる、である。
私はガンセンターで手術後、ガンセンターの標準治療である抗がん剤治療を拒否して、船戸クリニックで船戸先生の治療を受けた。
.
真島康雄著『脳梗塞・心筋梗塞は予知できる』幻冬舎
高血圧もがんの遠因となる。真因を探って対策を打たないと病気は治らない。
私は高血圧症で20年間、降圧剤を飲み続けた。それは対処療法である。血圧を強制的に下げるから結果として末端まで血が回らず、つまり組織の末端まで血液中の免疫酵素が行き渡らず、それが遠因で、がんになったと推定している。
その血のめぐりが悪いことが諸悪の原因であったようだ。そのため白内障、網膜静脈閉塞症、記憶力低下になり、認知症寸前、脳梗塞寸前になっていた。諸悪の根源が血管の詰まりであった。真島消化器クリニック(久留米市)の真島先生の指導で高血圧が治った。
2023-05-25 久志能幾研究所通信 2694号 小田泰仙
「久志能」↖ で検索
著作権の関係で、無断引用を禁止します。
コメント