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2023年5月26日 (金)

満身創痍の命(1/2)、ガンの真因と予防

 

 自然界には善も悪もない。因果関係があるだけである。仏教の根本思想の因縁と同じである。自然界の生物にとって癌になるのは悪でも善でもない。全ての生命に生老病死がなければ、宇宙が滅んでしまう。全ての自然界に新陳代謝がある。それが無いとは最悪の状況だ。因が有るから果が有るからだ。病気になるのは原因がある。ガンになるのはガンになる生活をしてきただけが原因である。そのプロセスの最高の結果として、がんになった。それだけである。それが、運がいいとか悪いとかの話ではない。だから癌になりたくなければ、がんにならない生活を送ればよいだけだ。

 言うなれば、がんになりたくてタバコを吸い、酒を飲み、ストレス満載の職場で働き、添加物満載のスィーツや菓子類を大食いしてきて、がんにならなかったら、宇宙根源の根源の法則を捻じ曲げるようなものだ。

 それはガンだけでなく、全ての事象に当てはまる。事件事故病気を起こしたくなければ、事件事故病気が起きないような取り組みをすればよい。

 

 がんは生活習慣病である。がんになったら、患部を切除して(状況で治療方法は変わる)、癌になった原因を探し、がんが再発しないような生活習慣に変えればよい。それだけである。

 社会でも、事件が起きれば、まずその対処(火消し)をして、次は起きた原因を探し、再発防止をする。ガン治療もどんな病気も同じである。それを対処療法ですませるから、再発する。

 

 特定食品(例として、アガリスク、鮫の油)を採ればがんが治るとか、がんにならないとかの怪しい治療等は、全て詐欺である。

 新興宗教の祈祷とお布施でがんが治ると言うのも、当然、詐欺である。それは宇宙根源の法則(例えばニュートンの法則)を、一個人のわがままで、捻じ曲げること。それこそ神を超える越権行為だ。それでは太陽が西から上がってしまう。

 「がんを全適したから完治です。今後は今まで通りの生活でよい」という医者はヤブ医者である。それは単なる対処療法しかできない医者である。ガンの治療は、がんが再発しない状態にしないと再発して元の木阿弥である。ガンになった環境を変えないと、がんは再発する。私はそういう医師に騙されて父を失った。

 

 がんになる環境は、狂った生活習慣、狂った食生活である。それで体内の免疫力が低下して、体内免疫系の防御システムのバランスが崩れて、がんが増殖する。がんは毎日一日に5,000個出来ているという。それを体内自衛隊の免疫酵素が殺して体を守っている。ガンになるのは、ガン発生とガン細胞の殺しのバランスが崩れた時である。

 自分を守るのは自分である。国を守るのも自衛力が無いと国が亡びる。自衛力の維持こそ、国の要である。米国に頼っても国を守れない。1,000年も続いたローマ帝国が滅んだのは、国の軍事を傭兵に頼りだしたからだ。トヨタでも、「自分の城は自分で守れ」の教えを守っているから、生き延びている。日産はそれを他国のルノーに頼ったから、食い物にされ、滅びかかっている。

 戦いが内部の体力を削ぐ。縄文文明が1万年も続いたのは、戦いが無かったからだ。縄文遺跡からは人を殺傷する武器が出土されていない。それが他の文明地の遺跡との大きな違いである。

 

 どんな人でも加齢により、免疫力が低下するから、80歳を超えると全員ががんになる。それが宇宙根源の摂理だからだ。しかし、多くの人はガン以外の病気が原因で死ぬから、医師が、ガン死と診断しないだけである。

 

 

2023-05-25  久志能幾研究所通信 2693号  小田泰仙

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