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2023年3月 1日 (水)

医師に見放されて、死神と闘う

 

 自分が変わらない限り、相手は変わらない。それは仕事でも、恋愛でも、人間でも、相手が癌細胞でも同じだ。ガン細胞という死神は、自分内の細胞が変化した細胞である。有能な医師が観察しても、正常な細胞と癌細胞の区別が難しいという。自分が変わらなければ、癌細胞はどんどんと増殖していく。

 

 癌細胞は太古の時代から変わらない。恐竜の骨にもがんの跡が発見されるという。がん発生は生物のさだめであるから。人体にがんが出来るのは、人間がイモリのような細胞再生能力を放棄して、免疫能力を付けるという進化の道を選んだ結果である。

 人体はガン細胞と免疫細胞との戦いの微妙なバランスの上で成り立っている。人間の体内には、1日に5,000個のがん細胞が発生する。それをその都度、免疫細胞ががん細胞を殺している。そのバランスを乱す生活をすれば、体内の免疫機能だけではがんを押さえられなくなり、がんになる。ガンになった原因が、自分の生活のあり方にあるのだから、自分が変わらねば、がんは治せない。がんは生活習慣病である。

 

がん戦争宣告

 1971年、当時のニクソン大統領が「がん戦争宣告」をしてから、米国政府は50年間でガン治療方法の開発に10兆円を使った。しかし現段階で戦果は芳しくない。要は対処療法で戦ったから戦果がでなかった。元を断たなきゃダメなのよ。

 それの第一原因は、自分達が変わらなかったからだ。真因は、拝金主義者の西洋人が金儲けに走り、世界に拝金主義を蔓延させ、人間らしい生活スタイルを放棄させたからだ。それが日本に波及した。敵は外にいるのではなく、自分達の内部にいた。

 

がんの原因

 がんになった生活環境、食生活、生きる考え方を変えないと、がんは治らないし、再発する。ガンになる要素の半分はストレスである。やりたいこともやらず、抑圧された生活を送れば、何時かは癌になる。40年前に比べれば、現代社会ははるかに抑圧された社会になっている。食生活も生活環境も激変である。

 がんが40年前と比べて4倍になったのにはワケがある。要は、現代人はそれだけ不自然な状態で生活をしているのだ。

 

末期癌が完治

 医師のがん治療能力で、がんの治療が左右される。知人は岐阜の大病院で、末期がん宣告を受け、治療を放棄された。知人は医師から「抗がん剤でも放射線でも、処置をしても精々3ヶ月の命」と余命宣告され、「後は自由にしてください。当医院での治療は終わりです」と宣告されたという。

 そこで慌てた知人は、日本最高の医学を求めて関西の大学病院に行き、診察を受けた。その結果、その癌は切れば治ると言われた。「それは希望的観測で?」と聞いたが、医師は自信をもって「切れば治る」と断言した。その手術から5年後、医師から「おめでとうございます。完治です。がん手術後5年の観察期間が過ぎました。転移は有りません」と言われ、現在、8年目でピンピンしている。

 

ガン治療の偏差値の差

 要は、岐阜のがんの医学のレベルが低く、関西のレベルは高かったのだ。岐阜の医師では手術できないガンを、関西の医師は手術をして治した、である。がんのレベルを見るのも人間の医師である。その能力差は病院や医師によって大きい。それが現実である。関西の大学の偏差値が高いのにはワケがある。

 

 私のがん治療では、大垣の市民病院ではなく、愛知県がんセンターを選んだ。それは正解であった。そうしたのは、父を大垣市民病院で亡くした苦い経験からである。その父が私を守ってくれたと信じている。

 

無為無策

 だから末期がんで医師に見放されても、骨になるまで、無為に過ごしてはならない。生きている限り、解決の手段を探すのだ。自分が変わらない限り、早期の死があるだけである。それはガンという病気だけではない。人生のすべてに当てはまる。「骨になるまで待つ」とは死神に取りつかれた考えだ。

 

ガン治療

 そして対処療法でガン部を摘出したら、がんになった真因を取り除く生活をすることである。そうしないから再発する。抗がん剤治療は対処療法であり、根絶治療ではない。

 

がん撲滅戦争

 どの医者も、手術後は今まで通りの生活で良いという。手術をした医師は、外科医でガン部を摘出するだけの役割である。真因の追及と再発防止には関与しない。医師も保険点数にならないことはしない。骨になるまで待っても、誰も教えてくれない。自分で動いて探すしかない。医師だってがんを分かっていない。医師だって癌になり、倒れている。

 1971年にニクソン大統領が始めた「がん撲滅戦争宣言」から、50年も経ったが、10兆円も使って、今だ膠着状態である。日本ではこの40年間で、がんは4倍に増えた。

 父も手術後、医師に言われた通りの今まで通りの生活をして、がんが再発し、1年後に亡くなった。

 

Photo

  山路徹画 

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2023-03-01  久志能幾研究所通信 2629  小田泰仙

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コメント

大垣市議会議員の選挙が
2023年04月23日
に予定されています。
2021年4月の市長選挙に出た 富田せいじ 氏は市内のあちこちに看板があるのでまた選挙に出るのでしょう。同姓同名の可能性はありますが・・・
過去に報道された内容を転記しました。
(1)http://maiko.cocolog-nifty.com/kuma/2011/12/post-6604.html から転記
資金管理団体を含む3団体が未提出だった大垣市議の富田清治氏(64)=7期目=は「3団体とも親族が手弁当でやっており、提出し忘れていた」という。
(2)https://www.city.ogaki.lg.jp/cmsfiles/contents/0000018/18163/H24_1_ketsugi.pdf
平成24年意見書・決議 | 大垣市公式ホームページ
決 議 >. 富田せいじ議員に対する議員辞職勧告決議. 平成24年第2回定例会 から転記
固定資産税4年分滞納
(3)https://social00welfare00dt.blog.fc2.com/blog-entry-2370.html から転記
岐阜県は13日、岐阜県大垣市島里のあさひ島里作業所を運営するNPO法人Workshopあさひ(富田清治理事長)が法律が義務づける常勤のサービス管理責任者を置かないまま市、町の給付金約489万円を受け取ったとして、障害福祉サービス事業者の指定を取り消した、と発表した。

県によると、作業所を開設した2013年11月から15年4月までの間、障害者総合支援法が義務づける常勤のサービス管理責任者を置かず、利用者の個別支援計画など必要書類を作成していないなど、条件を満たさないまま、市町などから支払われる訓練費を不当に受け取っていた。

昨年7月の実地指導で発覚。県は監査や勧告を行ったが、改善が見られず、監査による出頭を求めても応じないことなどから処分した。

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