5年前の予言が的中 大垣市の没落
3月2日になって、5年前のブログ記事が、私のブログで急にトップ10位に浮上してきて驚いた。その記事で、私は大垣市の没落を予言していた。
2018年3月29日にそのブログを書いて、それから5年間、大垣市の公示地価の下落は止まらず、人口も減り続けている。つまり大垣市は没落の一途である。近隣他市はリニア景気で公示地価が上昇しているのに、だ。
その一年後、2019年2月21日、大垣駅前の百貨店「ヤナゲン」が閉店し、駅前通りから人通りが完全に絶えた。その後に出来たのは駅前マンションと駅前予備校ばかりである。駅前商店街から商売人が逃げ出し、公示地価の下落の一途である。都市の駅前とは都市の顔である。美人コンテストでも、顔が第一で、それで都市の公示地価が決まる。それだけ大垣市は投資先としてペイしないと判断し、商売人が逃げ出したのだ。
「大垣市中心地活性化計画(2015年~2021年)」も、前市長が県下一豪華な新市庁舎を建てるための口実に使っただけで、大垣中心街は寂れる一方であった。それは公示地価の下落が証明している。
大垣市新市庁舎は市民一人当たりの負担金では、岐阜市のそれより2割も高い、県下一の豪華な市庁舎である。
大垣市中心地活性化計画の目標値もどうにでも胡麻化せる指標である。なぜ、商店街の売上高を目標にしないのか。それが一番端的に活性化を表すはずだ。
大垣市が掲げた目標地
1)中心市街地の休日歩行者・自転車通行量(現状:15,510人→目標:16,000人)
2)中心市街地における社会増減数(現状:+45人→目標:+155人)
3)店街振興組合連合会内空き店舗数(現状:27店舗→目標:17店舗)
大垣駅前商店街が幽霊通りになったので、結果は赤点である。しかし大垣市はそれを公表しない。
久志能幾研究所通信: 「大垣市中心市街地活性化基本計画」の ...
市長の責任
前市長小川敏の政策を盲信する石田現市長は、前任者と同じく全く市民のことは考えていない。石田現市長は大垣を衰退させる政策に余念がない。大垣の活性化政策には無為無策である。
石田現市長は、この4月からは大嘘で固めた「ゴミ袋有料化」をごり押しする。だから大垣市は活力を失い、衰退の一途である。ごみは10年前から比較すると35%も減っているのに、嘘をついて「ゴミ袋有料化」を強行である。その目的は利権にあるようだ。これでますます大垣は没落する。この物価高騰のおり、一家庭当たり実質5千円の増税である。
市民の敵
市民の生活を崩壊させることに神輿を担ぐ議員達も市民の敵である。大垣市の未来を考えない議員や市長は不要である。次回の選挙で市民の声をぶつけるしかない。
市民の意識が変わらない限り、大垣市の没落は止らない。
資料
大垣市の地価 下落が止まらない
大垣市地価平均 前年比変動率
2001年[平成13年] 12万4222円/m2 -7.98% 下落 小川敏市長就任
2002年[平成14年] 10万8425円/m2 -10.10% 下落
2003年[平成15年] 9万6470円/m2 -9.65% 下落
2004年[平成16年] 8万3482円/m2 -8.56% 下落
2005年[平成17年] 7万3836円/m2 -7.04% 下落 小川敏市政2期目
2006年[平成18年] 7万2277円/m2 -4.20% 下落
2007年[平成19年] 6万8535円/m2 -1.85% 下落
2008年[平成20年] 6万9942円/m2 -0.16% 下落
2009年[平成21年] 7万1687円/m2 -1.40% 下落 小川敏市政3期目
2010年[平成22年] 6万7237円/m2 -2.82% 下落
2011年[平成23年] 6万5702円/m2 -2.36% 下落
2012年[平成24年] 6万3941円/m2 -2.41% 下落
2013年[平成25年] 6万3216円/m2 -2.13% 下落 小川敏市政4期目
2014年[平成26年] 6万1898円/m2 -1.31% 下落
2015年[平成27年] 6万1495円/m2 -0.78% 下落
2016年[平成28年] 6万0585円/m2 -0.57% 下落
2017年[平成29年] 6万0692円/m2 -0.50% 下落 小川敏市政5期目
2018年[平成30年] 6万1540円/m2 -0.39% 下落
2019年[令和元年] 6万2036円/m2 -0.47% 下落
2020年[令和2年] 6万1718円/m2 -0.55% 下落
2021年[令和3年] 6万0993円/m2 -1.24% 下落 石田仁市政1期目
2022年[令和4年] 6万0683円/m2 -0.81% 下落
大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより
※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)
https://tochidai.info/gifu/ogaki/
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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない
大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。
2006年 166,925 人 この年に上石津町を併合
一見人口増だが、合併で大垣市の面積が増えたので、人口が増えたように見えるだけ。実質的には人口減の傾向は変わらない。元の大垣市部分は人口減は続いている。人口は微増だが、人口密度は半減した。
2007年 166,960
2008年 165,420 減少
2009年 164,680 減少 小川敏市政3期目
2010年 164,649 減少
2011年 164,306 減少
2012年 163,134 減少
2013年 162,859 減少 小川敏市政4期目
2014年 162,702 減少
2015年 162,157 減少
2016年 161,992 減少
2017年 161,628 減少 小川敏市政5期目
2018年 161,308 減少
2019年 161,123 減少
2020年 160,485 減少
2021年 159,359 減少 石田仁市政1期目
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新市庁舎費用 負担金比較
人口 新市庁舎費用 負担金 年間税収
市民一人当たり 一人当たり
大垣市 159千人 126億円 79千円 386千円
岐阜市 406千人 266億円 65千円 398千円
各務ヶ原市 145千人 83億円 57千円
多治見市 107千人 52億円 48千円
刈谷市 140千人 84億円 60千円 434千円
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2023-03-03 久志能幾研究所通信 2630 小田泰仙
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