キャンピングカーブーム? コロナ茶番劇?
2月26日、愛知県国際展示場で開催際されていた「キャンピングカー展示会」に行ってきた。その一角のブースで山路徹先生の積み木展が開催されていたからだ。会場に着いたが、先生に電話をしても出てくれない。実は先生は携帯を家に置き忘れていた。 涙😿 携帯電話も、身に着けていなければゴミである。
先生に会うには、入場するしかない。チケット売り場で驚いた。長蛇の列である。なおかつチケット代は1,100円である。聞けば、この長蛇の列はすくなくなったところで、午前中の1/4ほどだという。〆て、入場者数は2日間合計12,181人。チケット売り上げ金額1,300万円。
私は電車で大垣駅から中部国際空港駅まで来たが、それでも往復で4千円ほどかかる。名古屋市内から家族で来ても、優に1万円を超す。それでも、展示ホール内は大勢の家族連れが見て回っていて大混雑である。展示車は135台である。私はそんなにもキャンピングカーに人気があり、ブームだとは知らなかった。それで少し調べてみた。
キャンピングカーブームの実態
一般社団法人日本RV協会の「キャンピングカー白書2022」によると、2021年のキャンピングカー販売額は、新車、中古車を合わせて635.4億円で過去最高である。キャンピングカー累積保有台数も136,000台と過去最高となり、キャンピングカーの愛好者が増え続けていると「協会」は言う。
ホンマかいな。
しかし幕張メッセでのジャパンキャンピングカーショー2020の来場者数は、 3日間で、合計66,493名。ジャパンキャンピングカーショー2021では、来場者数は3日間で合計24,166名と激減である。だからそんなにブームとはいいがたい。
コロナ禍のおり、家族だけで3密を避けて旅行するには、キャンピングカーは最適のようでブームだという。また定年後、ホテルを利用せず、全国を車で回り、その車の中で寝泊まりするというスタイルもあるようだ。
しかしキャンピングカー販売額が、新車中古車で年間635.4億円に達していると言っても、一台600万円と仮定すれば、販売数は合計で年間1万台チョットである。日本の車販売数の約400万台から見れば、1パーセント以下である。それでブームとは大げさだ。
私の結論
男が持つことが夢で、しかし持ってはいけないものが、妾(2号さん)と別荘である。持てば必ず人生でつまずく。でも私も男の子だから、頭では分かっていても欲しい気持ちは一杯だ…. 。以前に衝動的に2号さん相当のレクサスLSを買ったが、やはりカネが続かず、手放した。。。。 涙 😿
愚かなことはやってはダメだと分かっていても、やってみて失敗しないと理解したことにならない。それを智慧という。
所詮は、キャンピングカーは動く別荘の位置付けである。キャンピングカーをすぐには買えないが、夢を求めて展示会に家族連れで遊びに来るのではないか。
市場規模600億円では、商売として規模が小さすぎる。
高価な部類では1千万円以上の値札が付いている。それではベンツが買えてしまう。 そんな車がバカスカ売れるとは思えない。私の回りを見ても、キャンピングカーを持っている知人はいない。
別荘を買っても、そう頻繁に利用はしないもの。たまに行っても、まずその掃除で疲れてしまうという。たまにしか行かないから、別荘内はほこりまみれ、庭は雑草が生い茂っている。それならホテルの方がよほど楽という。キャンピングカーも同じで、そう頻繁に使うとは思えない。所有者もそんなに頻繁に有給を取るわけにもいくまい。またその維持費も大変だろ。駐車場の確保も大変だ。それが問題ない人は、キャンピングカーでなく、高級ホテルを使うはず。
所詮、キャンピングカーブームは、メーカに踊らされたコロナ茶番劇である。そんな2号さんのようなキャンピングカーに金を使うと、地道に積み上げてきた「積み木」が崩れてしまう。
2023-02-27 久志能幾研究所通信 2628 小田泰仙
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