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2022年11月 6日 (日)

ゴミ袋有料化は、大垣の梨泰院圧死事件

大垣市会議員の人間性の低さが原因

 韓国の痛ましい梨泰院雑踏事件(イテウォン)は韓国の国民性と民度の低さから起きた。韓国人の譲り合い精神の低さと、他人を慮らない低い民度、利己主義の強さが原因と推定される。

 同じ状況で、大垣市が来年から実施するゴミ袋有料化は、石田大垣市長と近沢正議員と他の市議達の低民度と利己主義、人間性の低さから起きている。その政策を無条件に群集心理のように後押ししたのは、大多数の民度の低い大垣市議達である。その議案に反対したのは、総議員22名中で3名の議員しかいなかった。

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公示地価暴落

 大垣行政の民度の低さと愚かさから、過去22年間で大垣駅前商店街の60%が店のシャッターを下ろし、結果として現在、大垣駅前商店街の80%が店を閉めて、幽霊通りになった。それで大垣市の公示地価は22年前の半値以下に暴落している。大垣市民の不動産財産価値が大垣市の悪政で奪われたのだ。

 大垣市の持ち家比率は68%である(2018年・総務省データ)。それから換算すると、持ち家の市民はこの22年間で、平均の土地を50坪とすると、約1千万円の損害である。大垣市全体では約2280億円の財産が消滅した。

  60,000世帯×0.68×50坪×20万円/坪=約2280億円

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市会議員の背任行為

 前市長の小川敏市政に、同調して大垣を衰退に導いたのは、何もしない大垣市会議員達である。同じ過ちを市議会はゴミ袋有料化の政策で、石田仁政権下でその愚策に同調した。高い給与を貰っているのに、市会議員として職務放棄である。市民への背任行為である。

 このゴミ袋有料化に反対したのは、はんざわ多美氏、中田としや氏、岡田まさあき氏の3議員しかいない。他は19人の議員はゴミ袋有料化に賛成である。

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失業者の氾濫

 大垣駅前商店街が悪政で衰退したので、その結果として、大垣駅前商店街を職場とした多くの従業員が職を失い、家族を含めると数千人の市民が生活が困窮し、韓国梨泰院雑踏事件と同じように市民が圧死寸前になった。これは大垣版の梨泰院雑踏事件なのだ。

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悪政の継承

 小川敏前市長の悪政である「前政権の政策を踏襲する」と公言した現市長・石田仁は、悪政策の利権まみれの延長として、ゴミ袋有料化を実施しようとしている。コロナ禍で市民の多くが所得が減り、職を失い、雇止めをされている。店を畳んだ市民も多くいる。さらにウクライナ戦争の影響で狂乱物価に市民は晒されている。今回のゴミ袋有料化は、その市民をさらに地獄の圧死に落とすことになる。第二の大垣版の梨泰院雑踏事件である。

 そんな状況にも関わらず、ごみ袋有料化で発生する利権に迷った市長や議員達は、自分達のエゴでゴミ袋有料化をゴリ押ししている。その暴走を止めるべき役目の市議会議員達も群集心理で、盲目的に暴走して大垣版の梨泰院雑踏事件を起こしたのだ。

そのゴミ袋有料化の大義名目はゴミが増えたからというが、大嘘で、実際には大垣市の家庭ゴミは減っているのだ。

 

犯人

 ごみ袋有料化の政策をゴリ押ししているのは、石田仁市長と近沢正議員(ゴミ袋有料化推進委員会委員長)である。嘘をついて利権に走る彼らを許すわけにはいかない。 

 次回の選挙では、ゴミ有料化議案に賛成した議員に投票をしてはならない。それを許せば大垣は滅亡だ。

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犯行の動機

 大垣市は2020年に、県下一豪華な新市庁舎を建てた。岐阜市のそれの2割も豪華な市庁舎である。そのためその維持管理費が膨大となった。

  また使い物にならないオモチャのIT機器を沢山導入したので、その保守費が膨大となった。1億円のIT設備を導入すれば、その1割が毎年、保守費として消えていく。

 また市庁舎前の駐車場に無駄な整理警備員を配置する神経は、市民の血税を自分のカネと思い、使い放題の神経を表している。それだけで年間2千万円の無駄遣いである。要は無駄遣いしすぎてカネが足りなくなったのだ。

 だからゴミが減っているのに、市民にはゴミが増えていると大嘘をついて、ゴミ袋有料化をして年間3億円の増税をはかったのが、今回のゴミ袋有料化の犯行の動機である。一世帯当たり年間5千円、全世帯6万世帯で、合計3億円のボロ儲けである。

 もう一つ大きな動機が利権である。今回のゴミ袋有料をしなければ、何の費用も発生しないが、ゴミ袋有料化で新たに3億円の設備、導入費用が発生する。カネが動けば利権が発生する。それが大きな目的と推定される。要は汚職である。

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資料 

大嘘1

 「ごみの減量を目的」が大嘘である。岡田議員が調べた結果では、家庭ごみは減っていて、増えているのは商業系のごみである。

 2015年から2019年にかけて大垣市民一人当たりのゴミ量は0.4%も減っている。しかし事業所から出るゴミ量は6.4%も激増しているのだ。増えたのは、行政が出すゴミと商業者が出すゴミの量なのだ。

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      「岡田まさあき市政報告 令和4年5月」より

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大嘘2

 また大垣市ごみ総量は、過去最大ピークが7.8万トン(2006年)のであったが、それから市民の努力で令和元年には5.1万トンまで減っている。それでなんでゴミが増えたと言えるのだ。駅前商店街がこの20年間で60%もシャッターを下ろせば、ごみも減る。大垣市は小川敏の悪政で大垣経済が低迷し、それにつれてゴミが減ったのだ。大垣の没落で人が大垣から逃げ出し、人口も減った。経済が低迷し、人口が減れば、ごみも減る。経済の基本である。

 

 ごみが増えてゴミ焼却炉の増設が必要ならともかく、現在の処理施設で、なんの問題もない。16年まえの7.8万トンの処理能力に対して、3万トンもの余裕があるのだ。16年前より35%もごみ量が減っていて、なぜゴミが増えたと嘘を言うか。

 

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  グラフで見る大垣市のごみ総排出量(総量)は多い?少い?(推移グラフと比較) | GraphToChart

 

大嘘3

 「約8%の削減を見込む」が大嘘である。他市の例でも、その効果は数か月で、すぐ元に戻ってしまう。なにせ大垣市の市民は15年前からゴミの削減に取り組んできたのだ。削減でも限度がある。それは他市の例を見ればわかるはず。

 それで年間2000万円の薬品代が節約になるというが、ゴミ袋有料化で1億7千万円が余分に必要になることは口をつぐむ。詐欺である。

 

ゴミ袋有料化で下記合計1億7千万円が経費で増える。

 ゴミ袋製作委託料   1億1,200万円

 ごみ袋保管倉庫建設費   2,000万円

 ごみ袋販売委託料   1,230万円

 ごみ袋配送委託料    400万円

 その他        2,770万円

   「岡田まさあき市政報告 令和4年5月」より

 

大嘘4

 全国の市町村で6割の市町村が有料化だが、4割は有料化をしなくてやっている。財政が大垣より厳しい岐阜市でさえ有料化をしていない。

 大垣市が有料化した原因は、県下一豪華に費用を使った、贅沢三昧、身分不相応な新市庁舎を建てたので、カネがなくなり、市民から増税をしてカネを巻き上げる必要が出ただけの話である。

 

 大垣市としてまずやるべきとは、経費の削減であり、県下一高い水準の議員、職員の給与の減額である。市民に犠牲を強いる前に自らの襟を正せ。

 市民がやるべきことは、市民の敵の大垣市長・石田仁と近沢正議員(ゴミ袋有料化推進委員長)を次回の選挙で排除することだ。

 

1

2

 贅沢三昧の新市庁舎

 そんな貧乏で寂れた大垣市は、2020年1月、狂気を発して岐阜市よりも2割も豪華な大垣新市庁舎が完成した。岐阜県下一豪華な新市庁舎である。それも使いものにならないITオモチャを満載である。刈谷市の新市庁舎よりも豪華である。同じ規模の都市なのに、没落しつつある大垣市は、発展する刈谷市の1.5倍の豪華さである。大垣市は貧すれば貪す、である。

 

新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

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公示地価暴落

 その20年後、大垣市は完全没落し、地価は半値以下に暴落し、駅前商店街はその8割が店を畳み、駅前は幽霊通りになる惨状になった。

 当時の小川敏市長は、創業100年を誇ったヤナゲンを廃業に追い込んだ。大垣市長はヤナゲンからの駅前再開発のプランの提案を蹴った。それで、駅前通りの人通りが絶えた。刈谷市と正反対の政策である。

大垣市の公示地価推移(2001年以降)

 2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任

 大垣市  49.5

 岐阜市  64.4

 一宮市  75.0

 名古屋市 145.1

 大府市  90.2

 刈谷市  107.2

 安城市  99.0

 岡崎市  94.3

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大垣市の地価  下落が止まらない

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55%   下落 

 

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない

 大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。

2006年  166,925 人   この年に上石津町を併合

2007年  166,960

2008年  165,420

2009年  164,680

2010年  164,649

2011年  164,306

2012年  163,134

2013年  162,859

2014年  162,702

2015年  162,157

2016年  161,992

2017年  161,628

2018年  161,308

2019年  161,123

2020年  160,485

2021年  159,359

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2022-11-06  久志能幾研究所通信 2533  小田泰仙

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