金儲け 儲かりまっせ 投資セミナー勧誘
今朝(2022年5月25日、09:25)、某金融会社から電話がかかってきた。何事かと聞けば、投資セミナーへの勧誘ダイレクト電話である。演題が「インフレに備える資産なんじゃら.... 」のセミナーである。なんでもオンラインシステムのセミナーで、今日の10:00が申し込み期限だそうだ。どうも定員が集まらないので、私の処まで(多分上司命令で)電話勧誘をしてきたようだ。私にまで電話とは、恥も外聞もないようだ。
この種のセミナーは投資会社の調査部の管理職が1時間ほど解説をするが、文書にすればA4一枚の内容である。要点を聞けば5分である。それを1時間もかけて聞くなど時間の無駄である。テレビの番組でも1時間番組で、本で読めば5分で終わる内容である。だから私はこの種のセミナーには出ない。
私の投資哲学
投資をするなら、自分自身への投資(勉強)が人生最大の投資である。自分の人格以上には決して儲からない。チャート分析や財務分析は、表面的で小手先の道具であって、それで大金持ちになった人など聞いたことがない。その道具で小金を稼いでも、直ぐ身上を潰すのが落ちである。
ホリエモン道
「此の世では金で何でも買える」と豪語していたホリエモンも最後は法律違反で沈没した。彼は頭はいいが、小賢しいだけである。利己主義で世の毒である。その結果、彼の仕業で多くの投資家が自ら命を絶っている。彼は今もってその反省はないようだ。彼には人徳がないのだ。だから私は彼の本を絶対に読まないし、彼の記事も読まない。
松下電器道
当時の若い頃の松下幸之助社長は、丁稚たちに「松下電器は何をつくっている会社か」と聞かれたら、「松下電器は人を作っています」と答えるように指導したという。
会社もその社長の人格以上には成長しない。
どんな仕事でも、その人の人格以上の仕事はできない。
仏像を売るデパート営業マンでも、彼の人格以上には仏像は売れない。
だから人格をあげないと何もできない。
オダブツ教
いくら金儲けの悪知恵を得ても、それを賢く選択する力がなければ、金儲けはできない。慈悲(人徳)が無ければ、金を抱えて地獄に落ちるだけだ。金は貯めるために有るのではない。世の事業を成就するためにあるのだ。此の世では万人が自分を見ている。誤魔化しはできない。だれよりも自分自身という佛が見守っている。
そのために、智慧と賢さと慈悲の心を養うべし。そうすればお金は後から追いかけてくる。金を追うから、金が逃げていく。
虚空蔵菩薩像 松本明慶大仏師作
2022-05-25 久志能幾研究所通信 2390号 小田泰仙
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