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2022年5月21日 (土)

セントレア 飛んでもない 飛惨な風景

 

 新型コロナ騒動も多少は落ち着いたかと思い、先日(5月19日)にセントレア(中部国際空港)に、2年ぶりで飛行機の写真撮影に行ってきた。この2年間でセントレアが激変していた。まず飛行機が飛んでない。広大な敷地が有効活用されず、飛行機が飛んでいないのでは、様にならない。これが日本の惨状を象徴していた。

 

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  閑散とした国際線駐機スポット   2022‎年‎5‎月‎19‎日、‏‎9:55

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名鉄ミュースカイ(空港行き特急)

 この電車には、以前は無料の雑誌が置かれていた。しかし今回乗ったら、それが無かった。それでセントレアの惨状を予兆していた。

 

セントレアホテルの朝食

 今日はたまにはホテルで朝食もいいなと、中部国際空港駅を降りてから、駅横のセントレアホテルへ向かった。ところがその値段を見て驚いた。値段が2600円に値上がりしていた。以前は、確か1800円であったはずである。その値段にビビッて入るのを止めた。

 利用客数が減ったので、値上げのようだ。

 

おにぎり屋

 それで2階のロビーのおにぎり屋に向かった。それでいつもの2個のおにぎりと汁物を注文した。ところが2年前はセットで500円だったのが、今回は720円である。どうもお店が変わったようだ。良く見ると店名が変わっている。内容的には同じ経営者のようだが、以前と状況が激変である。客が激減して、こういう状況になったのだろう。これが新型コロナウイルス禍の現実である。

 以前はお客で繁盛していたが、今日は客は私一人だけであった。

 

セントレアの惨状

 マスコミ情報では、国際線は全滅だが、国内線は80%ほどまで回復したという。それを信じてセントレアに出向いたが、空港は閑散たる惨状である。

 国際線のカウンターはほぼ全て閉まっている。人気がない。国内線もたむろっている人が少ない。

 

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2022‎年‎5‎月‎19‎日、‏‎8:50

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時刻表

 時刻表を見ると、国際線と国内線の差が一目瞭然である。国内線でも、以前よりはかなり便数が減っている。

 5月21日の新聞報道では、今期の中部国際空港の決算は3期連続赤字で、旅客数は国内線はコロナ禍前の7割程度、国際線は1割弱にとどまるようだ。

 当日、滞在した時間帯で飛来した海外機は韓国機、タイ機、中国貨物機機だけであった。

 

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  飛来した中国の貨物機 2022‎年‎5‎月‎19‎日、‏‎9:29

 人の往来は途絶えたが、中国からの輸入は続いているようだ。

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 もう朝の9時近いのに、空港ビルの中央広場は閑散としていて、2階のロビーのお店も半分くらいしか開店していない。2年前と大違いである。

 撮影地点の展望台でも、いつもなら30人程がたむろって飛行機の離着陸を見学しているのに、今日は全く人影がない。飛行機の発着もごく少ない。

 これでは、飛行機の撮影どころではなく、展望台で日向ぼっこしかやることがない。これが新型コロナウイルス禍の現実である。やはり現場を見ないと社会の動きが見えない。空港までの朝の通勤時の電車内は混雑しているが、空港は人が閑散として悲惨な状況である。これではお店もやっていけいない。

 

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  展望台の先端   2022‎年‎5‎月‎19‎日、‏‎9:16

  いつもなら数十人が飛行機の離着陸を見学していたのに!

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腕の惨状

 2年ぶりにカメラを触ったので、操作ミスがあり写真の露光を失敗してしまった。いつの間にか、感度設定が最高ISO100になっていた。最近のカメラは機能が多すぎて、知らずに感度設定モードを変えてしまったようだ。やはり定期的に現場でカメラを触らないと、カンが鈍り腕が落ちる。

 伊勢神宮の式年遷宮でも、その伝統を守るため、20年毎に社だけでなく、全ての式道具を作り直す。それで職人の腕の技術が受け継がれる。今回の新型コロナウイルス禍での被害が、私のカメラの腕まで及んでいた。おそろしい。

 

コロナ禍の真因

 なぜここまで日本の経済が打撃を受けたのか。それが空港に顕著に表れている。なぜこうなってしまったか?

 新型コロナウイルスは2類に分類されている。それは本来5類に分類されるべきであった。不要な2類分類ままの扱いが、必要以上の過剰な行動制限が生れ、日本経済を必要以上に疲弊させている。その陰で不当な利益を得ている賊団が跋扈している。これは疫病の問題では無く、政治の問題である。政治家で、誰が何を発言したかを観察しよう。我々に出来ることは、次に選挙でそのヤツに投票しないことしかない。

 日本がここまで落ちぶれたのは、民衆主義のPDCAの手段である選挙を、正しく使わなかったためだ。政府やマスコミを信じてはいけない。

 

2022-05-20  久志能幾研究所通信 2387号  小田泰仙

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