嫁姑戦争にハマる
最近、YouTubeで嫁姑問題の動画にハマっている。そこに生々し人間模様があり、つい見てしまう。人生問題、人間関係問題として今も昔も変わらない姿に、生の教材として観察している。なにせシンデレラ物語でも継母問題がテーマであり、嫁姑と同じカテゴリーで古今東西世界共通のテーマである。2000年前の人間は今と精神的に変わっておらず、むしろ劣化したのかもしれない。
特に大垣市や政界の政治家を見ていると、その感が強い。
ダメ夫
世には劣化した現代人が多く溢れている。出てくるダメ夫は、スマホにかじりつき、ゲーム三昧で妻の訴えを聞かないスタイルが典型である。そこには本を読むような知識人は登場しない。周りの人間を見ていて、それにも納得してしまう。
ダメ妻
登場するダメ妻は、利己主義の塊のような女性である。動画の内容は、脚色をしてあるとはいえ、何か納得してしまう。今まで、会社内で接してきた若い女性を見ていると、まんざら嘘でもない現実である。
昔の職場の女性陣をみても、絶対に関わりたくないという種族が多くいた。周りに仲間から、「お前の嫁に言っとけ」と頻繁に忠告されていた女性もいた。それが自分の部下なら最悪である。私もそういう「お局さん」に讒言され左遷されたことがある。今は昔の修羅場のお話で、YouTubeの嫁姑問題の動画が他人事とは思えない。
日本の心の教育が駄目になっていることが、この嫁姑問題の動画で示されている。これでは、日本の復活は難しい。
この嫁姑問題で新たな知見を得たので、列挙する。
1 嫁が夫の親の介護をするのは当たり前と思っていた。しかし、民法上では、血のつながりのある親族にその介護に義務があるが、血のつながりにない嫁には、その義務はない。
2 嫁いじめは、今はモラハラに当たり、裁判や弁護士を交えての離婚交渉になれば、慰謝料として100~200万円の損害賠償を請求される。
現代は簡単に録音できるので、それが証拠となり、モラハラの言い逃れは難し。一発で多額の慰謝料が請求される。
2 不倫で離婚ともなれば、夫も不倫相手も慰謝料が請求される。その額は数百万円。不倫は高くつく。
離婚時の子供の養育費は、月20万円ほどで、子供一人当たり成人までの費用となると数千万円になる。5歳から20歳迄の間なら、3,600万円である。それで不倫した夫は地獄に落ちる。
ただしその慰謝料や養育費をきちんと毎月払ってくれる相手は、25%ほどしかいない。現実は厳しい。だから一括で払ってもらわないと、取りはぐれになる。
3 妻を正当な理由なしに実家に帰すと、立派な離婚要因となる。
弁護士を通せば、一発で離婚成立、慰謝料が多額に請求される。
4 「退去してください」と言っても、相手が不当な居座りを続ければ、警察に通報して、不法滞在罪で検挙される。立派な犯罪となる。これは新聞の拡販員、強引なNHK集金人にも適用される。
5 夫が死亡して、妻がその死後、婚家とうまく行かないなら、絶縁処理が法律的にできる。姑と縁を切ることが出来る。
2022-04-10 久志能幾研究所通信 2357号 小田泰仙
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