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2022年3月31日 (木)

「日本列島がん病棟」勤勉に癌生産で世界一に(3)

 

 日本人の平均寿命は84歳で世界トップだが、先進国においてがん死亡率が年々増加しているのは日本だけ。日本だけ、ガンが死因の第一であるのは、日本人の特質の真面目さで「お仕事(癌を増産)」に取り組んだ結果である。そのため日本だけが、がんによる死亡率が増加し続けている。

 因果応報で、原因がない結果はない。その事実から目を逸らさず、真因を探して対策を打つべきだ。そうしないと日本が衰退する。日本の危機なのだ。

 

人間の進化・退化

 人間の精神能力は2000年前と変わらない。それは2000年前の偉人の著書を読めばよくわかる。むしろ現代の人間は、2000年前より精神的に劣化していると言える。その状態で情報や人間関係がより複雑になり、人間の脳がその負荷に耐えられなくなり、ストレスでガンになっているようだ。

 余りに物質文明に毒されて、取ることばかり考えるから、精神的に病むのだ。その末路が癌である。もっと利他の精神を取り入れれば、人間関係のギスギスがなくなり、ガンが減ると思う。体よりも心の教育が必要だ。何のために生きるのかを見失うから、強欲の世界に堕ちて、癌になる。

 私が学生の頃の60年前は、がんで死ぬ人など稀であった。それが今では、2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ。それだけ日本の精神状態が悪化したのだ。それさえわかれば、対策は打てる。

 

愚人は部分最適に全力

 日本人は真面目で会社の為の必死に働いている。会社の利益のために働いても、それが癌を誘発する食品の売り込みではブラックジョークである。日本人は会社の為として、知恵を絞って働くのだ。そうやって一時期は高度成長を成し遂げ、結果として公害大国になっていった。経済を追い求めすぎた結果、自殺大国、交通事故大国になっていった。やっとそれが解消されたら、今度はがん大国になっていた。現在の姿は、そんな歴史を踏んできた結果である。木を見て森を見ない国民性の為である。

 

汚役人は利権まみれ

 役人たちは、防腐剤、添加物を国民の為として、認可を進めてきて、欧米の10倍以上の薬品を認可してしまっている。それが癌の遠因になっているが、自分達の成果を追い求め、国民の健康は二の次になっている。認可を緩くすれば、自分達の天下り先や、利権で自分達にそれが返ってくるからだ。

 

成果主義でヒイヒイ

 商業精神旺盛なマスコミはテレビ局の社員は、社の売り上げ増大の為、清涼飲料水、酒、たばこ、油製品、菓子類をCMで宣伝しまくっている。一般社員は成果主義、上からの圧力でやらざるを得ない。それが癌の拡大につながっている。欧米の成果主義の導入の果てである。

 

製薬会社のジレンマ

 製薬会社も売り上げ重視で、対処療法の薬を開発にしのぎを削る。その薬が効かなくなると、またその改訂版の薬を出す。昔からの安心できる薬は利益率が低いので、販売中止である。その薬ががんを招く。

 私は20年来、降圧剤を飲んでいたが、記憶力低下をきっかけに高血圧の原因を追究し、その対策をして降圧剤の服用を止めた。降圧剤は血圧を下げるので、血液が全身の末端まで回りにくくなり、大事な免疫酵素も全身に回らなくなる。それが癌の遠因となると推定される。

 

日本人の繊細さ

 最近は悲惨な事件が多いが、その原因としてサイコパスな人が増えたと言われる。サイコパスとは共感性の低い性格のことである。サイコパスの割合は、米国人が4%ほど、日本人は1%ほどと言われる。その分、日本人は他人の痛みや悲しみを感じる割合が大きい。その分、イジメや上からの圧力に弱く、メンタルで倒れる人が多い。その精神的ダメージががんを発生させる。

 グローバル経済主義で成果主義が蔓延し、メンタルで病む人が増えた。当然、ガンも増える。日本には長年の伝統で年功序列が適しているが、グローバル経済主義に染まった企業は、それを許してくれない。

 物でも壊れそうになったら、その使用を止める。精神を壊されそうになったら、逃げればよいのだ。何もブラック企業の奴隷になることはない。

 

人間関係

 日本は世界でも自殺率が高い国である。自殺率の高さで世界7位である。その分、国民は精神を病みやすく、癌になる確率も増える。日本社会がギスギスしだしたのも原因である。

 

タバコの規制がザル

 夫がタバコを吸うと、妻の癌になる確率が激増する。夫は肺がん等で当然に癌になるが、妻がそのとばっちりを受けるのだ。多くは乳がんを発症して、それが原因で死んでいる。乳がんはこの40年で4倍に増えた。

 東京オリンピックを機に、法律が整備され飲食店での喫煙が制限されたが、ザル法で効果が少ない。国会議員がやることがいい加減なのだ。なにせ国会議員の喫煙率は高い。喫煙者の議員に投票する国民の責任である。

 

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 馬場恵峰書

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2022-03-31  久志能幾研究所通信 2348号  小田泰仙

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