« お茶のカテキンは避妊薬? 私は毒を飲まない | メイン | 人生訓「先入れ先出し」で若くして高台に上らず »

2022年2月24日 (木)

大垣駅強盗事件 激安ITで汚職? 大垣は天下退弊

 

強盗傷害事件

 2022年14日13:05ごろ、養老鉄道大垣駅で、職員休憩室に男が潜んでいて(入室した)職員が突然、刃物で切り付けられ、犯人は逃走した。男性職員(32)が左腕に軽いけがを負った。男は徒歩で南方向に逃げたとみられ、大垣署が男の行方を追っている。

 大垣署によると、男は身長165センチほどでやせ型。黒い目出し帽をかぶり、上下とも黒色の服を着ていた。駅構内や周辺で刃物は発見されず、男が刃物を持ったまま逃げているようだ。

 職員休憩室は駅の改札を入ってすぐの構内にある。休憩室は駅員ら職員の出入りが頻繁にあるため普段は非施錠である。

 男性職員は同日午後0時50分ごろ、清掃作業のために職員休憩室に一人で入り被害に遭った。盗まれた物はない。養老鉄道のダイヤへの影響はなかった。

 当時は、大垣市内を白バイ、パトカーが走り回り、騒然としていた。

 2月25日現在、10日も経つのに犯人は見つかっていない。

  養老鉄道大垣駅の1日の平均乗降客数は7687人、昼間は一時間に1本の列車と超ローカルの第三セクターの路線である。そこで事件など想定外である。

 

P1150183s

P1150182s

 養老線大垣駅 

P1150184s

 養老線大垣駅の目に前に交番がある。犯人は大胆だ。

 

疑問点、問題点

 なぜ、金のない場所に強盗がはいったのか。私は、どう考えてもやらせではないかと、一瞬思ったほどだ。強盗殺人事件の最高刑は、死刑である。そんな罪を犯す価値がある場所でも内容でもない。この事件の1時間ほど後に、駅近くのお店で事件を聞かされた時、私が思いついたことである。警察の防犯訓練にはよい訓練であったと私は推察した。それで多くの問題点が露見した。

 

問題点

1 なぜ大垣商店街に事件の通報がなかったか。犯人は南方向に徒歩で逃走したようだ。商店街の店主達は、この事件をテレビや親戚知人から知らされて、自治会の通報網では連絡がなかったという。警察も商店街に通報も聞き込みにも来なかったという。

 

2 なぜ白バイ、パトカーが多数走り回ったのか。私がこの事件の1時間ほど後に、駅近くのお店で事件を聞かされた時、目の前の道路を白バイ、パトカーが多数走り回っていた。徒歩で逃走した犯人を白バイ、パトカーで捕まえられるのか。

 

3 なぜ多数ある監視カメラが機能しなかったのか。大垣駅前商店街には100台程の監視カメラが設置されている。県と国から補助金をもらい大垣商店街協同組合が設置した。

 この設置計画が出されると、店主達は「私の店に前にも」と声を上げ、結局この小さな商店街エリアに100台近い防犯カメラが設置された。総予算は限られているから、防犯カメラの性能を落として、劣悪な安価な防犯カメラに変更したようだ。

 なぜ僅か1キロ長ほどの大垣駅前商店街で多くの商店が「私の店に前にも」と声を上げたのか。嘘だろう。なにも、大垣駅前商店街の8割が店をシャッターを下ろしている状態で、なぜ100台の監視カメラが必要なのか。故意に数を水増ししたとしか思えない。

 その意図は補助金の水増しで、総額が大きくなれば、手配する側がピンハネの余地も増える、であると私は推定した。

 事件が起きるまで、その性能が露見することはない。事件や事故が起きなければ、闇のなかだ。ピンハネした方は完全犯罪である。

 

 この強盗傷害事件の非常時に、性能の悪いカメラでは、犯人の特定も困難だったようで、10日経った今でも、犯人が捕まらない。

 

 安物買いの銭失いである。しかしリベートは多いのだろう。そんなお粗末な根性で、危機管理能力もなく、大垣商店街組合を運営するから、駅前商店街が衰退・消滅寸前になるのだ。自業自得である。大垣商店街組合の前理事長の小倉利之が無能さで利権に溺れて長年居座るから、商店街が消滅した。そんな場所に100台も設置したのは、汚職がらみを疑われても致し方あるまい。なにせその防犯カメラのメーカは聞いたことのない三流メーカであったのだ。

 それを連想すれば、2017年11月4日に起きたドローン墜落傷害事件でも、事件を起こした業者は、名も知られない超零細業者であった。大垣市役所に責任があるのに、うやむやにされて幕引きをされてしまった。何か裏取引でもあるのかと勘ぐってしまう。

 東京でこんな事件が起きれば、防犯カメラですぐ犯人が検挙される。ところが性能の悪いカメラでは、画像の質が悪く、犯人の特定が難しいのだ。画素数がお粗末であるからだ。ドライブレコーダーでも安い製品ではナンバープレートの番号を判別できないが、普通以上の製品ならそのナンバープレートの番号が判別できる。それと同じである。

 その防犯カメラの仕様や価格、価格交渉経過を公開すべきである。もとはと言えば、我々の税金での補助金である。当時の調達責任者には説明責任がある。

 大垣駅前商店街は天下退弊である。今回の事件は、それを明らかにするためのお芝居ではないかと、私は勘ぐっている。

 天網恢恢疎にして漏らさず

 

P1130675s 大垣駅前商店街の防犯カメラ  2020年4月7日撮影

 如何にも安物といったカメラの外観

.

2022-02-24 久志能幾研究所通信 2314号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

自作自演だったそうですね。
防犯カメラでは見つからないはずです。
解決して良かったです。

コメントを投稿