株で儲けるために 仏定歩合を上げる
人生の究極の目的は、自分の株を上げることだ。自分の株価を上げれば、世間の評価が上がる。評価が上がれば儲かるのだ。評価を上げるためには、仏様からの信用度を上げればよい(仏定歩合を下げる)だけだ。
一般に金を儲ける手段として、株、債券、外貨、土地、不動産、マンション、金、ビットコイン、絵画、ワイン、新興宗教等と多くの投資先と手段がある。その選択と己の才覚でいくらでも金が稼げる。下記の方程式に則とり実行すればよい。短期で見れば、需要と供給(市場の人気投票)に左右されて価値の乱高下があるが、長期で見れば、この方程式通りである。
人の場合でも、上司の人事評価で職位が乱高下するが、長い目で見れば、相応の人は相応の評価をされる。長い人生だから、同じ能力でも抜擢人事もあれば、左遷人事もある。人事とは、鴨川の流れに浮かぶ泡沫と同じである。それは人間社会の好き嫌いから生まれた世界ある。宮仕えは所詮、上司のからの好き嫌いの評価が決まる世界である。究極の価値の査定方程式は、下記である。仏様からの人事評価こそが大事である。
国家の価値 =(税収÷公定歩合) ×(需要÷供給)
会社の株価 =(安定配当÷公定歩合) ×(需要÷供給)
師の価値 =(師へ投資額÷仏定歩合)×(需要÷供給)
自分有限会社株価=(年収÷仏定歩合) ×(需要÷供給)
日本国は財政破綻する危険性が低いので、国債の金利がコンマ何%と低い。いくら日本国の借金が多くても金利が低いのは、世界が日本を信用しているからだ。それに対して、世界には、国債の金利が8%とか、10%と高い発展途上国がある。金利の高さは国の信用度の低さであり、国の財政破綻を危惧されているからだ。金を貸す相手に不安があれば、金利を高くするのは闇金融では当たり前。
同じように、会社の価値(株価)は、安定配当と公定歩合から計算される。
株価の乱高下とは、だれが美人かの人気投票のドタバタ劇である。鴨川の流れに浮かぶ泡沫と同じである。時代の流行で、だれもその行方は分からない。
同じように、自分という有限会社の株価は、年収と仏定歩合から計算される。
公定歩合とは、日本銀行が定めた金利である。
「仏定歩合」とは、佛様から金を借りようとした場合の金利である。
師の価値とは、師にどれだけの金を使って教えを受けたいかである。
「仏定歩合」とは、目に見えない信用度である。要は、自分にどれだけ信用が世間的にあるかである。自分自身の信用度である。大企業に勤めて、手に技術があり、健康であり、前向きの生き方なれば、銀行は喜んで金を貸してくれる。無職の無気力な男に銀行は金を貸さない。貸すのは闇金融である。その金利はド高い。
人生最大の投資先
人生で最大の投資先は、自分自身である。それが一番儲かる投資先である。
ドラッカーは、「人こそがものの価値を2倍にも10倍にもできる資源である」という。日本はその資源に対する投資を怠ってきたので、失われた30年が生まれた。誰のせいでもない、そういう政治家に投票した我々国民が悪いのだ。グローバル経済主義という流行り病にかかったのも、病状を悪化させた一因である。それを邁進させた政治家や経営者を追放するのが最大の投資術である。
大垣市も、未来に投資をしない無能市長が無為無策で20年も居座って、大没落した。この20年間で、大垣の公示地価が半値以下に暴落した。今から再建である。
馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」久志能幾研究所刊より
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2022-01-28 久志能幾研究所通信 2287号 小田泰仙
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