お掃除ロボット君の「内定」を取り消す
ソフトバンクの人型ロボット・ペッパー君も、当初は多くの企業が採用したが、2年後のリース契約が更新されず、多くがクビになっている。生産も停止された。その理由は、期待した仕事に対して能力が足りなかったのだ。
今回、自宅にお掃除ロボット君を採用しようと検討した。その結果、内定(購入予定)取り消しである。その理由は、同じく費用対効果が少なすぎるためである。
ロボット君の「人件費」
お掃除ロボット君は、無駄飯食いで、働きが悪く、性能が悪く、騒々しいと言ったらありゃしない。電池は1年しかもたず、電池交換に1万円がかかる。家電製品だから製造打ち切り後の法的保管期間は6年である。価格10万円として、年間2万円弱の更新費用、電池代が年間1万円。つまり購入・維持管理費で合計で年間3万円程がかかる。つまりロボット君の「給与(飯代)」が月に三千円ほどかかる。それが費用的にペイするか自宅の財務大臣として査定せねばならぬ。
畳の部屋は広大な机
ロボット掃除機を入れると、家の中もいつも床にモノを置かないようにせねばならぬ。しかし日本の和室の畳の上は広大な机に相当する場所である。それを『バカの壁』の著者・養老武司先生は昆虫採集の整理の際に、畳の上を机として活用している。私の居間と台所が一間で26畳の広さである。その便利さを私は堪能している。その利便性をしがないロボット掃除機に明け渡すのは愚かである。
しかもロボット君が自由自在に動き回れるほど、自宅の居間の空いた空間は広くない。私はそれのメリットがないと判断して、お掃除ロボット君の内定を取り消した。
大垣市庁舎のロボット
大垣市は新市庁舎で電子化市庁舎推進の一環としてロボットの導入を進めている。しかし、それはとてもじゃないが実用に耐えない代物である。なにせ出来合いのロボットを買ってきて、「ハイ、市民の皆さま、電子化・ロボット化でございます」である。その横にサポートする市役所職員が付きっきりである。何のための自動化なのか。市民を馬鹿にするな!
庁内案内ロボットに至っては、私が2020年1月の開庁以来、80回ほど、新市庁舎を訪れているが、今だかって動いている所を見たことがない。月に5万円程(年間60万円と推定)のリース料か保全費がかかっているはずだ。全く税金の無駄遣いである。
それで人が削減できればまだしも、相変わらず2名の窓口美女が受付で、市民の案内に対応している。旧市庁舎時代と何ら変わらない。
これは、前市長が新聞で選挙目当てで自己宣伝したいだけが目的のロボット化であった、と断言せざるを得ない。
新大垣市庁舎の案内ロボット 私は動いているところを見たことがない
2021年12月17日、14:33
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ゴミ有料化の裏事情
大垣市は、蜃気楼のような「電子化市庁舎の実現」とほざいたため、金がかかるようになった。その補填で、大垣市はゴミ有料化で年間3.5億円を市民から巻き上げようとしている。
ゴミ有料化で財源確保
今回のゴミ有料化で市の財政には3.45億円の増収となる。
ゴミ有料化で一世帯当たり、年間5千円の負担増である。
5,000円×69,000世帯=3億4,500万円
ゴミ有料化で一世帯当たり年間約4,000円の負担
資源ごみ回収の報奨金が減額で、一世帯当たり1,000円の負担増
2021-12-19 久志能幾研究所通信 2243号 小田泰仙
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