人間の体の営みは、会社経営と同じ
自分の生き様を会社経営と対比する
本社
自分の体は、自分の魂が住む家で、自分有限会社の本社である。自分の体形を見れば、人生が分かる。
会社の本社は、会社の精神状態を表す。贅沢な本社と建てると、その会社は衰退に向かうとのジンクスがある。人間でも、贅沢し過ぎれば、贅肉が付き肥満・病気がちになるのは同じである。
人生の基礎
本社建設の基礎は、最重要項目である。基礎がしっかりしていないと、大地震が襲ってきたら、ひとたまりもない。いくら上の建屋が立派でも、土台が崩れれば、全てが駄目になってしまう。
熊本地震でも、某ハウスメーカが建てた家自体は一部損壊だけであったが、土台が損傷していた。そのハウスメーカの家は耐震強度3以上であった。しかしその1年後、その家は撤去された。土台が崩れて家全体が数度傾いてしまい、人が住むと三半規管が異常を検知して、生活ができない状態となる。そういう家は建築法の判定では、全壊扱いとなる。
人生という建物を建てる時は、人生の基礎と言える人生観、死生観、職業観をまず確立することだ。そうすれば、どんな大きな災難が襲ってきても、傷は負うかもしれないが、倒壊(廃人、自殺)にはならず、立ち直ることが出来る。人生で失敗は恥ではない。立ち直れないのが恥なのだ。それが無機質の家と魂のある人間との差である。
経営理念
自分の人生哲学がしっかりしていれば、堅実な人生を送る。会社の経営理念が明確な企業は、永遠に成長する。トヨタ、松下電器(現パナソニック)、等は世界に誇れる経営理念である。
自分の人生哲学が明確なら、人生で迷うことはない。老いて醜態を晒すこともない。
太陽光発電は洗脳教育
太陽光発電は、洗脳教育と同じである。家の耐震対策として大事なのは、上部に重いものを載せないことだ。例えば、土付きの瓦、太陽光パネル等である。上部に重たい質量があると、地震の時、家が大きくゆすられる。
実家の耐震工事で、重たい土付きの瓦葺きをサン葺きの瓦に変更した。
太陽光パネルも同じである。重たいパネルを屋根に載せれば、耐震対策で不利である。私が計画している家では、太陽光発電はするつもりがない。
人間様も、頭でっかちになったら、危なっかしくて、人生道を歩むときに心配である。まるで太陽光発電に洗脳されたみたいである。太陽光発電は、環境にも優しくなく、共産国家とそれにぶら下った政治家が儲かるシステムである。太陽光発電が環境に良いとは、頭を重たくする洗脳教育である。
会社の寿命は60年
現在、会社の寿命は30年となったようだ。それだけ社会が激変している。私の前職の会社も60年余でこの世から消えた。
ダーウィンの説によれば、強い会社が生き延びるのではない、もっとも早く環境に適合した企業が生き延びる。残念だが、前職の会社はその変化ができず、市場から消えた。
その昔、人の寿命は60年であった。だから定年が55歳であった。最近、日本人男性の寿命は80歳まで伸びてきたが、健康寿命は70歳ぐらいである。
時代が変わったのだから、生態を変えて、定年後の生きざまを変えないと、定年後に健康を害するかボケで、人生が終わってしまう。私はそんな状態で死んでたまるかと、家を新築する計画を立てた。新しプロジェクトに取り組むと、人に生長のホルモンを与えてくれる。人の価値は、長生きで多く世に貢献してなんぼである。
5S
会社はトイレの汚さ、綺麗さを見れば、経営状態が分かる。会社診断で、診断士が必ずチェックする項目である。
会社の5S(整理整頓清潔清掃)がきちんとされているかどうかが、経営診断の基本である。トヨタは5Sの徹底で、三河の零細企業が、世界一の自動車メーカになれた。トヨタ生産方式は5Sの具体的な展開である。
私は関西の某IT会社の社長から、「貴社の本社(前職の会社)のトイレは汚いし、工場内の整理整頓がされていない」と告げられた。会社の掛け声は立派であったが、実態が伴っていなかった。その酷評の15年後、市場からその名が消えた。
自分の体も、5Sが出来ているかが、人生道を歩む基本である。頭の整理、身の回りの整頓、身の清潔、清掃であれば汚職などしまい。自宅のトイレがきれいだと、運気が向上する。
社長と専務
社長は自分である。その奥さんはその家の大蔵大臣である。奥さんがしっかりしていれば、安泰である。会社も専務がしっかりしていれば、安泰である。ホンダも、社長はハチャメチャな天才技術者であって経営者ではなかった。しかし専務の藤沢武夫氏が、財布をしっかり握っていたから、ホンダは世界企業に成長できた。
2021-12-05 久志能幾研究所通信 2229号 小田泰仙
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