« 愛癌千日回峰行  死を見据えて | メイン | 住宅メーカ選択 雇用と品質 »

2021年11月 9日 (火)

人生舞台道具 腕時計占い、ちょん髷占い

 

人生劇場

 持ち物にその人の人格が総て現われる。人生舞台で、自分はその主人公である。その舞台道具で、家の家具も、家の造りも、買い物も、食事も、名刺も、自己紹介の資料も、身だしなみも、車も、すべてその人の演技を際立たせる舞台道具である。

 その演技の結果は、子供や親や奥さんを見れば、その人の育ちと人格が透けて見える。

 人を観るなら、目を見開いて、耳をほじくって人生劇場の役者とその舞台道具を観察しよう。それをみれば危険信号が見える。観察力が自分の身を守る。

 

大きな腕時計

 家を建てるため、住宅メーカの展示場を回っていた時、そこで会ったある若い営業マンの腕に、大きな腕時計が目を引いた。人生は何ごともバランスである。分不相応で、バランスの取れた身だしなみから見て、その時計の大きさは異常に見えた。

 私はその事象を、営業マンの一点豪華主義の誇示だと判定した。そうしないと自己表現ができないのか。何か薄っぺらな印象を受けた。人は第一印象である。それで人格の8割が現れる。そう思って大きな間違いはない。

 それで実際と違っていれば、その人とはご縁が無かったのだと思えばよい。実際にどうかは別にして、そう思われたら営業マン失格である。自分がどう思うかではなく、相手がどう思うかである。あくまで決定権は相手にある。

 

家を見れば人生が分かる

 知人の多くの家を見せてもらって、その人の人生が見えた。その家に書斎があるかを見れば、その人の生き方が分かる。その家で、一番偉いご主人の書斎がない家が多くあった。それでその人の限界が見えた。書棚を見れば、その人の考えが分かる。その人は自宅の生活から醸し出した生き方を世間に晒して、人生を歩いているのだ。

 

世間の目

 マスコミを騒がしているKK氏問題でも、ポニーテール髪型が、世間にどう思われるか、それだけの問題である。たかが髪型、されど髪型である。その人は、その価値判断が、自分ファースト、自分基準なのだ。それがどういうインパクトを相手に与えるかを考えれば、営業マンの大きな腕時計の異常さが分かるはずだ。日本社会は閉鎖的で保守的なので、極端を避けるのが、密集した社会を生きる知恵なのだ。日本は欧米とは違うのだ。郷に入っては郷に従え、である。

 

オーディエンス

 テクニカルライティング技法でも、読み手がどう受けるかを考えて、文書構成と論理構成を組み立てる。決して、自分中心ではない。テクニカルライティングでは、読者をオーディエンスという。文書を書いて、オーディエンスに分かってもらわねば、書き手が非常識、伝達能力なしとみなさる。

 

がんの演技

 がんも同じである。自分が欲望のまま生きれば、体が悲鳴を上げて、体はがんに助けを求めて、その狂った生活を阻止するために、自分の体はガンを発症させる。人生はあくまで体ファーストである。たまには体のことを考えて暴飲暴食を見直そう。ご先祖から頂いた体を大事にしよう。

039a16681s

馬場恵峰書

.

2021-11-09  久志能幾研究所通信 2203  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿