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2021年10月30日 (土)

大垣市は士農工商、補助金欲しければ土下座

 

 大垣市は、各自治体にその街の街路灯代に補助金を出している。しかし毎年、9月の電気代の明細を添付して、大垣市に申請しないと補助金が下賜されない。申請を1日でも遅れると、補助金不要とみなされ、下賜されない。大垣役人は下々の都合など知ったことではないのだ。大垣市は士農工商で、役人様はえらいのだ。

 皆さんの市では、どうなっているか、確認されることをお勧めします。

 

自腹を切る

 私は自治会の会計担当として、その申請時に、癌の闘病生活のためドタバタしていて、申請を忘れてしまった。それで補助金が下賜されなかった。申請忘れに気が付き、あわてて市役所に行ったが、市の若い役人は冷たく「申請期限切れ、脚下。大垣市には、自治会が500もあり、いちいち対応などできん。」である。この若造は、誰のおかげで生活できていると思うのか。こちらはボランティアで自治会役員をやっているのに。傲慢な役人に言っても無駄だから、怒り心頭で黙って引き下がった。

 なぜ予算の齟齬処理がないのだ? 自治会役員は神ではないのだ。病気もすれば、間違いもするのだ。それに対して、役人は絶対に間違いを犯さないのか?

 しかし担当役人は「このバカが何をいまさら騒いでいるのだ。大垣市には、自治会が500もあり、いちいち対応などできん。俺は20年間も君臨する独裁市長様の顔色を見るが忙しいのだ。殿様に逆らと左遷なのだ」が本心であるようだ。私はサムライとして自腹を切って、自治会予算に穴埋めした。約3万円。

 こんなことでは、自治会役員をやる人がいなくなる。

 

本末転灯?(本末転倒)

 そもそも、なぜ街の街路灯の電気代を自治会が負担せねばならぬのか。大垣市の方針が「明るく住みやすい街づくり」であるなら、街路灯代は、市の税金がから出すべきだ。そのための税金である。

 

補助金処理の無駄

 補助金を出すなら、申請を出さなくても、街路灯の数も、使用電気料金も、毎年決まっているから、各自治会に、街路灯数に見合った一定額の補助金を出せば済む話である。毎年、500の自治会が、その処理をするのは大垣市として大いなる無駄である。

 補助金を受け取るため、自治会の担当者が、申請書を書き、それを市役所に持って行って、担当者の確認を受けたうえで、受理される。

自治会会計担当者一人の手間とガソリンと、役所の役人の手間を計算すると

(1+0.3人工)×1時間×500団体×5000円/H=325万円/年

それ前市長の在任期間20年間で計算すれば合計で6,500万円である。

 

大垣市役人が大垣市の付加価値を削ぐ

 つまり大垣市の生産付加価値が、役人の怠慢で毎年325万円も無駄に使われている。さらに脱炭素に反して、ガソリンを使って市役所に出向かねばならぬ。何が、偉そうに「大垣市は脱炭素宣言」だ!

 その分、大垣市の発展のために労力が削がれている。だから大垣市の衰退が止まらない。すべては、大垣が士農工商の世界で、役人がふんぞり返っているために起こっている現象である。それが何十年も続いている。

 次回の選挙では、のほほんと脱炭素宣言を踏襲する現市長に反対投票をすべきである。現市長は、そんな体制を改革することに反対のようだ。なにせ現在の大垣市の行政は無駄ばかりである。それを変える気はさらさらないようだ。利権が大事としか思えない。

 

大垣行政で無駄のこと

市役所前駐車場の警備員

更に追加の市庁舎前に駐車場増設 

市役所内案内ロボット(幼児並みの知能)

 その保守費の無駄

市役所内ロボットの横に支援する役人

電子市役所と言いながら、各自治会担当者に金を持参させる

無駄な寄付金集め(大垣は寄付金依存度が県下一)

それに対して、集めた団体に7%のキャッシュバック

県下で一番豪華な市庁舎

他市よりも高い市民税

 

2021-10-29  久志能幾研究所通信 2194   小田泰仙

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