人生計画、実行してなんぼの世界
言葉にも出会い(1/2)
人は、人とも出会うが、言葉にも出会いがある。それに啓発されて、人生が変われば、それこそがご縁である。
私は『サライ 2021年秋号』(小学館刊)で、ピアニスト室井麻耶子さんの言葉に出会って、人生を触発された。室井さんは現在100歳、現役のピアニストである。記事を読んで驚いたのは、室井さんが、90歳で家を新築したことだ。
「その年齢で家をたてたのですか? 普通じゃありません」と呆気にとられる人が多くて、こちらの方が驚きました。
90歳を過ぎたら我慢しなくちゃいけないなんて、そんな決まりはありません。人生の計画ばかり立てて楽しいかしら。『サライ 2021年秋号』
夢を見る
私は室井さんの言葉に触発された。そう、人生は計画だけでなく、実行してなんぼの世界なのだ。年齢は関係ない。それで私も遅まきながら80歳で、家を新築する計画を立てた。それも70歳で、今より1.5倍も広い別宅の家を買ったばかりである。別宅の入手は10年前から計画していて、2020年に実現した。しかしそれは中古の家をリフォームした物件である。自分の思い通りの設計をして、家を新築するのが長年の夢である。
これは自分でも呆れる思いである。それを室井さんの言葉が背中を押してくれた。夢に向かって生涯挑戦するのは、人生の活性化の為にも、ボケ防止によいだろう。
まず夢を見なければ、何事も実現しない。今のピアノの入手もピアノ室建設の実現も、夢を抱いてから40年も経ってから実現した。
来世を考える
棒ほど願って針ほど叶う。それでよいではないか。現世で実現しなくても、取り組んでいれば、人生が明るくなる。何か行動を起こせば、何らかの具体的な答えが出てくる。また来世もあるではないか。
この世は100年の寿命だが、来世は500年の時間がある。此の世は無常である。だから生あるものは、何時かは死である。無常であるから、その死もいつまでも続くわけではない。私はこの10年程、仏像彫刻、仏教、歴史、神話等を研究して、オダブツ教として?そう思うようになった。真偽は別にして、そう信じて前向きに生きられるだけでも良いことだ。人生は希望を持って、光の方向に歩いて行けば、道は拓かれる。千里の道も一歩からである。
第一世代のピアノ室(2014年完成)
第2世代のピアノ室(2021年完成)
第三のピアノ室(計画中)
2021-09-21 久志能幾研究所通信 2156 小田泰仙
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