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2021年6月 4日 (金)

第三の敗戦「家の中の買わ徒 退壊を 知らず」

(井の中の蛙 大海を 知らず)

 

 2021年6月3日(水)、定期診察の為、久留米市の真島消化器クリニックに出向いた。この定期診察は半年前に予約していた。

 コロナ禍で、ここしばらく家に引き籠って何も買わず、出かけず、の状態であった。久しぶりに娑婆の空気に接して、世の中が壊滅状態になっていることを確認した。東海道と山陽道で日本が衰退している現状を目の当たりにした。その責任はお粗末な政治にある。

 

景気壊滅状態

 08時11分、名古屋発のぞみのグリーン9号車内は乗客16名である(定員64名で乗車率25%)。3蜜を避けるため、グリーン車を利用した。ところが新大阪を出ると、乗客は私を含めて3名に激減して、博多に着いた時は、乗客は私一人で、グリーン9号車が貸し切り状態であった。東海道と山陽道の景気に格差を肌で感じた。

 博多を14時30分にのぞみで帰路に就いた時もほぼ同じ状態の閑散状況である。

 さらに驚いたことは、新大阪までは通常の社内販売があったが、新大阪から博多間は、乗客激減の為、社内販売が中止となっていたこと。車内でコーヒーも飲めない情けなさである。これではJRは大赤字である。

 これでは日本の景気は絶滅である。

 

認知症老人

 末世の状況として、認知症と思しき老人の迷惑を受けたたこと。博多から久留米までは、九州新幹線さくらの自由席を利用した。そこで認知症と思しき老人が居座って、その老人はマスクもせず、大きな声で連れの子供に喋り続けていた。車内放送で「感染防止で車内の会話は控えめに」とのお願いアナウンスが頻繁に放送されるが、そんなことは無視の傍若無人ぶりであった。

 

 こんな状態で、日本の景気や世情や常識はどうなってしまったのか。日本は公私とも大没落である。

 それを招いた政府のコロナ対策の無策ぶりが目に余る。

 

日本政府の無策

 政府は島国のメリットを生かさず、ザル法で海外からの渡航者を受けいれてコロナ患者を増やしている。

 

利権業者まる儲け

 政府は特定利権者だけにメリットのある政策に固執している。(go toキャンペーン)

 なぜ、減収でない役人まで特定給付金10万円が行くのだ。

 

ワクチン敗戦

 長年の基礎研究費の削減という失政で、ワクチン開発が先進国に負けている。

 大村智博士が開発した実績あるワクチンが、法律の不手際で展開できていない。製薬会社の拝金主義の攻勢に日本は敗戦である。

 

不平等条約で敗戦

 日本には契約上でオリンピックを中止する権利がない。そんな不平等条約を結んで、今回のコロナ禍で問題点が露見しても誰もその責任をとらない。こんな状況でオリンピックを開催してどうするのだ。アメリカが日本への渡航禁止制限をしたのに、オリンピック開催など狂気の沙汰だ。当たり前の常識が、通用しない日本になってしまった。

 

後手後手敗戦

 感染拡大に影響のほとんどない美術館まで閉鎖する支離滅裂さ。

 飲食店のアルコール提供禁止が、感染拡大防止の効果があるのか。

 増税がこの不景気にとどめを刺しているのに、コロナ対策費がかさんで、コロナ増税が水面下で画策されている。減税が景気回復に一番、効果があるのに、そんな話は全くない。

 憲法でも国家非常事態の対応策も規定されていない。だからゆるゆるの対応しか取れない。

 

第三の敗戦

 野党はまともな攻め方もできず、不毛の議論ばかりで、売名行為でしかしない。立憲民主党は、共産党と玉砕するつもりのようだ。

 日本は存亡に危機に瀕しているのに、売名行為、利権行為、無為無策で政治屋がのさばっている。そんな政治屋を選んだのも国民なのだ。国民の危機意識の欠乏で、こんな政治屋が跋扈している。

 次の選挙で、誰に投票して、だれに投票しないかを決めるため、よく観察しておこう。

 

2021-06-04   久志能幾研究所通信 2048 小田泰仙

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