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2021年4月 5日 (月)

友とは互いの尊敬があって持続可能

SUSTAINABILITY(持続可能な社会)の実現

 

 持続可能な社会の実現の要素は、多様性の容認、環境の維持、環境負荷の低減、環 境に考慮した適切な消費が必要である。

 持続可能な友人社会は、それの条件が維持されてこそ、成長する。成長が維持されないと崩壊する。それはガラス細工の花瓶のようなもの。

 

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

 Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken, damn hard to put back together again to its original form.

     “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 キングスレイ・ウォード著『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』(城山三郎訳 新潮社刊1987年)

 

 「信用は壊れやすい花瓶に似ている。無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

 

多様性

 人は多様性ある友と交わって成長できる。同じ性格の仲間とだけ群れると、成長は限定される。日本の成長が停滞しているのは、多様性を阻害している社会体制にある。

 小さな零細企業で働くのと、大企業で働くのとは、その点で人物形成の出来に差が出る。50人規模の会社社員と1万人規模の会社社員では、その成長の差は大きいと感じた。私が定年退職後、大垣に帰郷して一番驚いたことは、出会う人物たちのスケールが小さく、視野が狭いことだ。その考え方が偏狭なのだ。それは小さな会社では、付き合う人の多様性の数が絶対的に少なく、切磋琢磨できる機会が少なかったと推定される。

 その機会が少なければ、自分でその機会を作らねばならぬ。その機会を作ってこそ、成長できる。

 

道場破り

 江戸時代、地方の剣術の名人は、江戸の町道場の師範に決して勝てなかった。その原因は、江戸では道場破り目的の剣士が多く訪ねてきて、他流試合をせざるを得ず、腕が磨かれたためだ。地方の道場では、そんなことはあり得ない。地方の名人は、井の中の蛙となっていて、腕が上がらなかった。

 自分も井の中の蛙となり、「井の中の蛙大海を知らず」となっていないか、反省しよう。

 

平均気温の上昇

 人類が生産活動をすれば雰囲気の温度が上がる。自然の理である。人の交流があっても、その中に熱気を帯びないと継続が難しい。冷めた、醒めたピザのような冷たい関係は避けたい。お互いの成長のために熱き議論、熱き情熱、熱き交流が必要だ。

 一方だけにエネルギーが流れるだけの関係では、平均気温が下がり、持続可能な友人社会の維持は難しい。お互いが刺激を受け、お互いに成長してこそ、友人である。

 

友は共

 友は共に成長してこそ友である。友はお互い励ましあい、刺激し合って歩んでこそ友である。それが友との環境で、平均気温が上昇することである。その意欲をくじく冷言を言うのはご法度である。

 50年来、年賀状のやり取りをしていた幼友達がいた。私が癌になりその年と翌年、年賀状が出せなかった。その友からの年賀状は絶えた。私が癌で手術をしたことを相手は知っている。その友とは縁を切った。

 

活動の環境負荷(体への非健康的負荷)

 周りの環境は、拝金主義の食品メーカの跋扈で、体に悪い影響を与える食品が氾濫している。

 ある友は、スィーツに目がない。ホテルでバイキング形式の会食する度に、ケーキ等を人の2倍も3倍も食べる。私は彼の健康を気遣い、洋式ケーキの害、砂糖の害、小麦粉のパンの害、油の害を説明して、食べるのを控えるように助言するが、効果はない。注意した時は、私の助言を多少は守るだが、次の機会の会食の時は、全く元の木阿弥になっている。彼は甘いもの誘惑に洗脳されて自制心をなくしている。つくづくと助言の虚しさを感じた。

 助言は単なるアドバイスではない。真剣に相手の命を思っていう諫言である。人生の最大の不幸は、それを真摯に聞く友が滅多にいないこと。

 

より良い正規の消費を

 ある友は、携帯電話も以前のガラケーからスマホの家族割に奥さんが変えたようで、しぶしぶスマホを使っている。だから電話代も奥さんに管理されているようで、彼から電話が来ることはない。私はかけ放題プランで契約しているので、電話はいつも私からである。

 なにか目下扱いされているように感じ始めた。私は彼の「下僕」ではない。そういう状態で友人関係の持続的継続は難しい。

 友人関係の維持に、出すべきものを出さないと、維持さえ難しい。そのお金が世に回って、社会が繁栄するのだ。それを安いからといって、中国共産党の中国製に手を出すのはご法度である。

 

正直な製品を使う

 中国製の安い製品は日本の技術を盗み、奴隷労働を使って作り、公害を垂れ流して作ったものである。技術開発費も不要で、人件費も激安で、公害対策をしなくても生産できるので、安く作れる。それは我々の社会を崩す要因になる。それが日本に氾濫すると日本の雇用が喪失する。汚染された食品と黄砂の害で健康が害される。回り回って、私の首を絞め、中国製を買った日本人の首を絞めている。

 私は貧乏になっても、中国製品には手を出さない決意である。現在のウイグル族の奴隷労働で作られた激安製品を買うのを自慢するようでは、人格が疑われる。

 

2021-04-05 久志能幾研究所通信 1974 小田泰仙

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